立ったままキスをしてお尻をいじる話。
なぜわざわざこんな説明をするかというと本文だけじゃ立ってることは伝わらなそうだから。なんとなく前書いた飯空と似てる。


*   *   *


恋人のように抱きしめ、愛を確かめるように腕を回した。それぞれの腕は互いの体に回って、二人の体の隙間を埋めていく。
悟飯は父と唇を重ねながら、張りのある悟空の尻を揉みしだく。ぐにぐにと指先に力をいれて、丸く可愛らしい父の尻が悟飯の指の形に歪んでいく。
悟飯は父の尻の感触を堪能すると、おもむろに指先をひと舐めし、父の下着の中に手を突っ込んだ。直接触れる尻の生暖かい感触は優しくて、手のひらに吸い付くようなしっとりとした肌が心地いい。
悟飯は両手で悟空の尻を包みながら、人差し指だけを尻の穴に伸ばした。アナルの表面を指の腹で撫でたあと、穿るように指を立てる。グリグリと尻の穴を開くように指を動かしていると、悟空の鼻腔から息が漏れた。
「ふぅっ、」
ぷつ、と爪の先が悟空の尻の穴を破る。一度開かれたアナルは悟飯の指を美味しそうに飲み込んでいく。
「んっ、んっ、」
悟飯の指が悟空のアナルに収まると、尻を揉みしだいた時のように、悟飯は指先に力を込めて動かした。悟空の熱い粘膜に包まれながら、アナルを広げるように指を動かすと、悟空は気持ち良さで体をくねらせた。悟空は下半身を悟飯の体に押し付けて、立ち上がったペニスを擦りつける。
悟飯の指は激しく動き、ズボズボと音を立てながら悟空のアナルを出たり入ったりしていた。悟空は苦しそうに息を漏らすが、悟飯は父の唇を奪ったまま放そうとしなかった。
悟飯は父のアナルに入れる指を増やし、左右の指を交互に挿入した。アナルから空気が漏れる品のない音が激しくなると、悟空は恥ずかしそうに頬を染める。しかし自身のアナルを辱める指が増えていくと、悟空は恥ずかしそうにしながらも更に股間を大きくしていた。自然と腰がカクカクと動き、悟空の下半身からさらに品が失われていく。息子である悟飯の体にペニスを押し付け、悟空はオナニーをするように下半身を激しく動かしていく。血管が浮き、腫れ上がったペニスはトロトロに濡れて、悟空はアナルを弄られながら射精した。ずっと立ちっぱなしだった足はガクガクと震え、今にも崩れ落ちそうだったが、父の体を抱きしめていた悟飯の支えで悟空はなんとか体勢を保った。
最近の二人はセックスをせず、こうして父の体だけを弄って夜を終えていた。息子の大きなペニスに突き上げられたいと思うのに、巧みな指遣いに翻弄され、悟空の願いは今日も叶わなかった。



真夜中、音を忍ぶ男が二人。息子の勉強机のスタンドライトだけが怪しく光る部屋で、唇を交わす湿った音が小さく響いた。家族が寝静まる中、いつ起き出してくるかわからない恐怖に二人ははらはらしていた。ドキドキと鼓動する胸は、脳みそが性的興奮と勘違いして、二人の熱を煽っていく。
息子の前で下半身をむき出しにし、尻を弄られながら、悟空は愛しい我が子と口づけをする。ちゅ、ちゅっと可愛らしいリップ音を立てながら、長男のいやらしい指遣いに悟空は腰砕けになった。尻を鷲掴みにされながら、下から上に向かって指を押し上げられると、悟空のペニスの先は押し出されるようにカウパー液を零した。複数の指を押し込まれ、大きく広げられたアナルに空気が入り、ぐぽぐぽと下品な音が大きくなる。悟空は辱められていることに興奮しながら、だんだんとつま先立ちになっていく。悟飯が押し上げる指の勢いで、悟空の体は逃げる様に浮いていく。
逃げるように浮いた悟空の体を逃しはしないと、悟飯は重ねた唇を押し付け、覆いかぶさるように背中を丸めた。悟飯の体に圧された悟空はだんだんと地に足をつけ、悟飯の指が尻の奥深くまで挿入されていく。上下に挟まれ、身動きが取れなくなった悟空は、息子の容赦ない指の動きに鼻息を荒くする。何本も挿さった指がぐちゅぐちゅと音を立てると、触られてもないのに悟空のペニスは呆気なく精を吐き出していた。
ここ最近の悟空は、悟飯にアナルを弄られるだけで股間を勃起させ、あまつさえアナルの刺激だけで射精してしまうのだった。悟飯の指は悟空の性感帯を的確に刺激し、悟空の快感をいくらでも頂に登らせる。それは悟空の射精をコントロールしてるようにも見えた。悟飯がぐりぐりと指で突いてやれば、射精からそれほど時間が経っていなくても、押し出されるように悟空は射精してしまうのだった。くたくたに疲れてしまっても、悟飯にアナルを弄られると、悟空のペニスは反応せずにはいられなかった。嫌と言う程射精を促され、悟飯の腕の中で泣き叫んだこともあった。それでも息子から好きだと言われれば、悟空はどんなことでも許してしまう。自分の体を淫らにしていく息子の指に、悟空は今日も翻弄される。



時に、父と子の性的接触は何日にも渡っていた。悟飯が一人、部屋で勉強をしていると、悟空はどこからともなく現れてはちょっかいをかけ、気が付けば二人は抱き合っている。
二人は体を繋げたこともある仲だったが、ここ暫くは挿入に至っていない。父の尻だけを弄り、射精に至ると、それ以降は勉強の邪魔になるからと悟空を部屋から追い出していた。
悟空は息子のペニスを恋しく思いながら、後ろも前も、キスだって与えられている状態では、それ以上贅沢をいうことはできず、悟飯の指示に従って床に就くしかなかった。
きっと今日もそうなのだろうと、悟空は息子とキスをしながら、あのいやらしい指先を今か今かと待っていた。しかしどれほど激しく舌を絡めても、悟飯の手は悟空の腰に回されたまま、ぴくりとも動かない。いつもなら既に自分の尻を揉みしだき、悟空の頭は熱で浮かされている頃だった。
悟空はなぜだろうと不思議に思い、重ねていた唇を放した。上目遣いで悟飯を見上げて、視線で訴えてみるが、悟飯は不思議そうに父を見つめ返すだけだ。
「なあ、悟飯……」
堪りかねた悟空は、頬を赤く染めながら、触って欲しいと懇願する。
何を? と悟飯は訊き返し、悟空は口を噤んだ。昨日までの悟飯なら、言葉にせずとも父の求めていることを察していた筈だ。意地悪をする息子を恨めしく見上げるが、父のそんな視線なんて息子の悟飯にはどこ吹く風である。
悟空はむっと頬を膨らませると、自分の体に絡みついていた悟飯の両手を剥がし、自身の尻を触らせた。ここ、という小さな言葉と共に、自身の尻を触って欲しいとアピールすると、とうさんはいやらしいですね、と悟飯は他人事のように言った。
悟飯は渋々と言った感じで悟空の尻を触った。機械的な動きなのに、悟飯の手に包まれているというだけで悟空の体は疼いた。いつものように激しくして欲しくて、悟空はもっととせがむ。
「もっと? 強くして欲しいんですか?」
悟空は首を縦に振った。悟飯の指先にほんの少し力がこもると、悟空はゾクゾクと体を震わせる。悟空はすぐにでも尻に欲しくなって、甘える様に悟飯に抱きついた。どうしたんですか? と白々しくいう意地悪な悟飯に、悟空は挿れてくれと強く求めた。
悟飯は父に言われるまま、柔らかな父の尻の穴に指を突っ込んだ。悟飯の指はぐにぐにと奥まで侵入し、待ち焦がれた質量に悟空は身震いをする。
「ごはんッ、もっと、おく、おくっ、」
いまだに意地悪を続ける長男に、父はみっともなく強請った。指一本じゃ物足りなくて、沢山入れて欲しいと悟空は駄々をこねる。いつもみたいにして、と切なそうに言う父に、悟飯はやれやれと溜息を吐いた。
子どもみたいにわがままをいう悟空に、悟飯はなんだかんだと願いを叶える。複数の指でアナルを広げ、激しく掻き回せば、焦らされた分だけ快感が増し、悟空は一筋の涙を流した。すっかり当たり前になっていた快感を取り上げられると、これほどじれったくなるなんて悟空には想像もできなかった。
すっかり息子なしではいられない体に作り変えられていた悟空は、気が付くと縋るようにして悟飯に抱きついていた。自分の浅ましい欲の為に悟飯を独占したくて、悟飯を抱きしめる悟空の手には無意識に力がこもっていた。

2019/09/15