四つん這いにしたコトカを後ろから抱きしめた。熱く、とろとろに溶けていくコトカは何度見てもかわいくて、求めても求め足りない。コトカがいないとだめになっちゃったよ、オレ。

汗ばんだ項から背中にゆっくりと舌を這わせて、たまに軽く吸い上げて音を立てる。一つの動作すべてにかわいく反応してくれるコトカは無自覚にオレを煽っていく。
こんな劣情、知らなかった。コトカが芽生えさせたんだよ。

「コトカ、くたくただね」
「い、なみが、てかげんっ、あぅ…してくれ、ない、からっ」
「うん。そうだね」

やわらかな胸の膨らみに手を伸ばせば頂も立ち上がったまま汗ばんでいて、触れるとまたぴくぴくと体を震わす。引っ掻けば甘い声が出て、崩れ落ちそうな体をなんとか力を振り絞って腕で支えるコトカ。ぎゅっと握られた手のひらも小刻みに震えている。かわいい。
全身すべてが甘くて、オレを誘ってくる。もっとコトカを味わいたくて仕方ない。

「ひ、んっ、」

肩口に強めに噛みつけばコトカの喉元が反る。頬に触れるコトカのやわらかな髪は汗で湿っている。じゃれるようにその髪に頬を擦りつければ熱くなったコトカの耳の感触がやってきた。髪を分けて、耳を食んで。

「コトカ、結構噛まれるの好きだよね」

そう言って耳をねぶって、食んで。それを繰り返してコトカの声を近くで聞きながら片手をお腹の下へと伸ばして、蕩けたそこにある芽を引っ掻く。熱くなったそこもかわいい。
全身でオレを感じてくれるコトカがいとおしい。

コトカのナカから溶けだして溢れているそれを指で掬って、芽に絡ませるように指を動かす。
硬さを増して立ち上がる芽。敏感なそれはコトカの体を甘く痺れさせたみたいでとうとうコトカは腕に力が入らなくなったのか上半身が崩れ落ちた。
それでも刺激はやめない。

「コトカ、またイっちゃったの?」
「はぁ、わか、てる…く、せにっ」

息も絶え絶えなコトカは肩で呼吸をしている。薄紅く染まったコトカの白い肌。
お尻を突き出すような体勢になったコトカはとろろととした液を出して、ひくついているそこをまるでオレに見せつけるように見せている。(これも無自覚だけど)
そこにまだイっていないオレのそれを擦り当てて、味わうようにゆっくりと奥深くまでまた入れた。コトカのナカはまた熱さを増して、オレをきつく締めつけてくる。あんなに慣らしたはずなのに、コトカのナカはまだどこか狭くて、押し広げたくなる。

ふるふると震えるコトカの左上腕を左手で掴んで引き、右手はコトカの下腹部を支えながら持ち上げるようにするとお互いに膝立ちの状態で繋がる。

「ふか、いぃ、や、いなっ、み、」
「奥、好きでしょコトカ?それにここコトカが一番感じるところ」
「ああっ、ひ、ひゃあ!」
「ほら、かわいい声が出た」

もうこれ以上入り込めないところまで入り込んで、コトカのナカを押し広げて、コトカのナカをオレでいっぱいにする。

「っ、コトカ、」
「あっ、あ、いなみっ」
「今度は一緒にイこう?」

そう言ってコトカの弱いところを攻め立てて、締めつけられたそこにオレの劣情を吐き出した。











着物も、体も全部、ぐちゃぐちゃで。少しだけ反省した。
オレの腕の中で眠るコトカに口づけて、明るくなりはじめた外の光を遮断するようにオレも目を閉じた。