妄想日記
らゔ 2019/11/21
好きだよ。大好きだよ。
ヒステリックになって騒いで煩い所も、煩いとは思うし早く静かにならないかなと思うけど好きだよ。
柔らかい朝日に包まれてそれを鬱陶しそうな目で見つめて舌打ちを零すのも、まるで平凡に生きている一人の男の様で、そんな事はない筈なのに君が凡人に見えて、なんだか好きだよ。
わたしが酔い潰れたら暫く放置する癖に、結局は寝室に運んだり毛布を掛けてくれたりする所も好きだよ。
君の瞳の色が好きだよ。
八號を寝かし付けている時に偶に様子を見に来ては直ぐに戻るその感じも意地らしくて好きだよ。
わたしが泣いていたら何も言わず隣に座って本を読み始める所も好きだよ。
その綺麗な顔が好きだよ。
自分の果たしたい目的の為なら手段を選ばない所も好きだよ。
夕食のお鍋にネギを入れたら三時間は不機嫌な儘だったね、そんな子供みたいで馬鹿な所も好きだよ。
君の事はある種のナルシストだと思っているけれど、研究が上手く行かない時や論文を放り投げてしまいたくなった時、自分に対する嫌悪感が垣間見える瞬間も好きだよ。
いや、嫌悪感ではないのかも知れないけれど、でも、そんな顔をしている、し、そんな君が好きだよ。
例え君と肩書きで結ばれないとしても、でも、それでも、自分のテリトリーにわたしを少しでも入れてくれる君が好きだよ。
わたしの煙草の煙を見て「お前のようだ」なんて訳の分からない事を言う所も好きだよ。
一緒に住み始めてから一度、わたしが本気で君を怒らせた時に部屋で一人で泣いていたら、謝っても許してくれなかった癖に、泣く暇があるのならもう一度謝れだの、そんなんだからお前はいつまで経っても餓鬼の儘なんだだの、そんな事を沢山言って来たけれど、結局それは泣いているわたしを見て少しは焦って、でももう良いよなんて言葉で許す事もプライドが許さないからそう言って来た不器用な所も好きだよ。
わたしは君の脳味噌を愛しているよ。
/千年血戦篇後、同居当時
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