私がもし猫になったらどうする?なんておとぎ話みたいな質問をしてきた彼女に俺は少し首を傾げた。






「いやだから、私が猫になっちゃったらどうする?」

「どうするも何もないからな」

「分からないよ、もしかしたら悪い魔法使いに猫に変えられちゃうかも」

「#name#は猫っていうか犬っぽいから大丈夫」

「いや何が大丈夫?」






ねーねーと諦める様子もなく俺に尋ねる#name#はやっぱり猫というより犬のように見える。例え猫になったとしたら恐ろしく構ってちゃんな猫だろうなと。しかしまぁ、可愛い彼女の質問ならば聞かれたからには応えて上げたいと思うのが男の性。






「そーだなー#name#が猫になったらなー」

「うん!」

「そりゃ撫で回すだろうな」

「おぉ!」

「後は肉球触ったり喉撫でたり」

「マジでか!」






と、なぜかとても嬉しそうな#name#にやっぱり俺は首を傾げる。また変な心理テストか何かをテレビで観たのだろうか?恥ずかしい結果だったら嫌だなぁと「それが何かあるの?」と尋ねれば何もないよとあっさり一言。






「え、何もないの?」

「うん!」

「じゃあ何でいきなり?」

「夢で見たんだー」

「夢?」

「うん、私が猫になって洋貴に可愛がられる夢」

「可愛がられるって何か言い方がおい」

「でもそこは夢だから洋貴のチューで人間に戻るの」

「へぇーそりゃすごい」

「だからそのさー」

「ん?」









「私が猫になってもキスしてくれる?」
















ネコになっても
(王子様のキス的な?)


(何なら今する?)
(い、今はいいよー!)







なんだかとんでもない話を書いてしまったと反省してます←


20120222
(にゃんにゃんにゃんの日!)
1997