「問題です、今日は何の日でしょうか!」

「…1月23日?」

「ぶっぶー!正解はいーにぃさんの日でした!」

「………」




いーにぃさんの日?…なるほど語呂合わせか。なんか懐かしいなんて1人で納得していればなまえがニヤニヤしながら俺を見た。




「ってことでいー兄さん!プリン買って下さい!」

「俺、なまえの兄さんじゃないから」

「順一兄さん!」

「ノットユアーブラザー」

「イエスマイブラザー」




あーなんか拉致があかない。ベタベタと引っ付いてくるなまえの頭の中は絶対にプリンしかないことが容易に分かる。




「ほらほら止めなさいなまえ」

「私達は兄と妹役で共演したじゃないですか!」

「アニメと現実を混ぜるんじゃない!」

「えー」




「お兄ちゃんてばー」とぐいぐい服の裾を引っ張るなまえ。ちょ、なんか変な風に見られたらどうすんだ。






「お兄ちゃん言うな」

「いいじゃないですか1月だし」

「意味が分かりません」

「1月は全部"いー"なんです」






まだ語呂合わせしてんのね…。はいはいと軽くあしらえば負けじと俺に対抗する。1月をいーって普通11月にやることじゃない?




「諏訪部さんは良い人ですよね!」

「無理やりは止めような」

「兄さんっ!」

「違います、」

「兄さんは私が嫌いなんですか?」

「いや嫌いじゃないけど…って、あ」

「あは」




余計な声がもれた。なまえが嬉しそうに俺を見た。俺としたことが兄さんを否定するのを忘れてしまった。ニヤリと笑ったなまえに思わず頭を抱えてため息を吐いた。俺はこの偽物の妹にまんまとしてやられたらしい…。




「認めましたね諏訪部さん!」

「はぁぁ…」

「じゃあ兄さんプリンっ!」

「マジか…」





妹が出来ました
(誰か引き取って)


(1月13日はいー父さんの日でした!)
(……そう)


そっち来なくて良かった
20110123

1997