今までただの友達だった人が彼氏になるんだからそれってちょっと違和感。もちろん恋愛感情として好きだから両想いになれたのは嬉しい。でもさ





「あ、おはよーよっちん」

「おぉ、おはよ」





なんだか前と変わらない気がする。別に変わらないことって素敵だし世の中友達カップルなんて山ほどいる。




「昨日のテレビ見たー?」

「あー見た見た」




だけどいつもの日常的すぎていまいちパッとしない。収録中だって一緒に居るわけでもなくお互い居たい人といて異性とも話す。うーん、でもこれは少し嫉妬かも。








「なまえ、今帰り?」





帰り支度をしていると収録中全く話さなかったよっちんが声をかけてきた。





「そうだよ。よっちんは?」

「俺も今日はこれで終わり。一緒に帰ろうぜ」

「いいねー」





のんびりと夜風に当たりながら2人並んで帰り道を歩く。話も程ほどに距離はいつもと変わらずに近いような遠いようなそんな感じ。まぁさ、よっちんと両想いになれただけで幸せなんだけど。





「あーなんかあれだな」





そんなことを考えてる私によっちんはそう呟いた。





「あれってどれだー?」

「いや、なんつーかさ」

「うん」

「うち、来ない?」

「お、」





うち、来ない?そう聞いて少しドキッとする。まさかそんな事言うとは思わないからなんか変な声が出た。付き合ってから初めて行くよっちんの家。





「うん、もちろん行きますとも」





ニコッと笑えば。あ、初めてみた照れくさそうなよっちんの顔。こんな顔もするんだね。


あれ、なんか幸せかも。








初めのいーぽっ!
(2人並んで帰りましょう)


(前とは違う関係でね)

20100926
1997