ふわりふわりと適当に。何か部活に入りたいなんて軽々しく思ったのが間違いだったのか。職員室前の部活紹介冊子をペラペラ捲りながら少しだけため息がもれる。


「活動日多いなぁ」


週5日、週3日、朝練、試合。想像よりもしっかりしている部活動に浅はかだったと反省をする。今まで気にもしてこなかった部活動という物はみんなどれも輝いていて、まさに青春の1ページ。紹介文を読んでは、なるほど、と熱い思いを感じて関心し、またページを捲る。


「どうしようかな」


1人ぼんやりと呟いて1度冊子を閉じる。やっぱりバイトと両立は難しいか。あれだけ気持ちが動いたわりにこんなにも簡単に折れるかと自分の想いの軽さに少しだけ物悲しくなる。何を感じて何を持って部活をしたいと思ったんだっけ。キラキラと校庭を走るだけが部活ではない、一応帰宅部も名前ばかりの部活かなんて。無意味にもう1度パラパラとページを捲り1番最後のページで手を止めふと視線を落とす。


「散歩部…?」


目にも止めていなかったひっそりとページの右下にある部活。
@活動日 :不定期
A活動場所:生物準備室
B一言  :お好きにどうぞ


「あらま」



初めて聞いた謎の部活に思わず声が漏れた。どんな活動をして何をやっているのかは分からないけど、でも、きっと、私にぴったりだ。冊子を静かに閉じて鞄を持ちなおす。行ってみようかな、生物室。








踏み出した先は
きっと出会いが待っている





(で、生物準備室ってどこだ?)





To be continued.

1997