ひとつめ
今日も無駄に生きてしまった。
大切なことなんて何一つない。大切な人なんて誰一人いない。
ただ無駄にも、無意味にも。一日を生きてしまったのだ。
ただ、死にたいと。そう願っているのに。何故か死ぬことができなくて。人を巻き込んで死ぬほど、私の神経は図太くなかったから。ただ無意味に、無駄に時間を過ごして、一日を過ごす。
していることなんて、ただぼんやりと外を眺めているだけだ。
ご飯を食べる必要もないし、何かする必要もない。どういう因果かそんなふうになってしまった。以前はそうではなかったから。
ぼーっと、何も変わらない景色を眺める。
このまま変わらないのだろうな。そう感じながら、一日を終える。
だから、驚いてしまった。
目の前にやってきた、人間に。
私の隣に座る、人間に。
私のことを好きだと宣う、人間に。
最早首を傾げるばかりだった。
大切なことなんて何一つない。大切な人なんて誰一人いない。
ただ無駄にも、無意味にも。一日を生きてしまったのだ。
ただ、死にたいと。そう願っているのに。何故か死ぬことができなくて。人を巻き込んで死ぬほど、私の神経は図太くなかったから。ただ無意味に、無駄に時間を過ごして、一日を過ごす。
していることなんて、ただぼんやりと外を眺めているだけだ。
ご飯を食べる必要もないし、何かする必要もない。どういう因果かそんなふうになってしまった。以前はそうではなかったから。
ぼーっと、何も変わらない景色を眺める。
このまま変わらないのだろうな。そう感じながら、一日を終える。
だから、驚いてしまった。
目の前にやってきた、人間に。
私の隣に座る、人間に。
私のことを好きだと宣う、人間に。
最早首を傾げるばかりだった。
2024.05.01