お客も店員も帰った後リストランテ。普通ならば静まり返っているはずの場所なのだが今日は違い、チームメンバーだけで宴をする。いつもと違う雰囲気のそれに、ナマエは「なんだか悪いことをしているみたい」とひとり気持ちをワクワクとさせた。
事の始まりは、「そういえば、ナマエの歓迎会やってなかったな」というミスタの言葉から。ナマエが突然話題にされ驚いていれば「今日やろうぜ!」と、ナランチャが誰よりも早く返事し、話を展開していく。ギャングでも「歓迎会するんだ……」など一瞬思ったが、「いや、うまい酒とうまい食事っていう楽しい席が目的に違いない」と、ナマエは難なく理解した。
そこからは実に早かった。ある者はその場にいなかったメンバーに連絡をし、またある者は店主に交渉。肝心の本人に了承を取るなどせずテキパキと進められていく事柄に、もはやナマエの方が気をつかう始末だ。
どこかへ電話をかけていたアバッキオがその通話を切ったタイミングで、何か手伝えることはないかを投げかける。が、彼は立ち止まるだけだった。あと一押しで何か手伝いができる、そう確信したナマエはもう一度問いかけた。
「ねぇ、私にも何か手伝わせて!」
「そうだな……」
「なんでもいいのよ、本当になんでも!」
「本当に何でもできるんだな」
「うん!もちろん!何をすればいい!?」
「じゃあ、そこの椅子に座って紅茶を飲んでいろ」
「え、」
「どうだ、難しいか?」
アバッキオはそう言うと口角を少しあげ、普段は見せない表情をナマエに見せる。自分の言葉を逆手にとられてしまったナマエは、もう従うしかなくなってしまっていた。
「ええ、とっても。」
むくれた顔で伝え、これでもかというくらいゆっくりと指定された椅子に腰をかけたところで、ミスタがついに我慢が出来ずふたりのやりとりに吹き出して笑う。ミスタと共に一部始終を見ていたブチャラティも、「あまりいじめるんじゃあない」など遅い仲裁に入りナマエの頭を撫でてやる。が、今のナマエは何でも気に入らない様子だ。
「どうせ私なんかじっとしてた方が役に立ちますよー」
「何を言っているんだ、君は今日の主役だろう?みんな、成功させてナマエに喜んでほしいんだ」
「じゃあ……、素直にそう言えばいいじゃない……」
「アイツはそういうやつさ」
ナマエをなだめたブチャラティは、「もう少しだけ待っていてくれ」とティーカップに紅茶を注いだ。
*
「料理も全て届いたことだし、さっそく乾杯するか」
あれよあれよという間に、夜になった。ブチャラティの声に、待ってましたとナランチャとミスタは手早くグラスを手にとる。私はソフトドリンクを持って乾杯だ。いつもの丸テーブルをチームメンバー全員で囲み、こんなにも賑やかに話し込むのは初めてじゃないかな。
リストランテなのにデリバリーを大量に頼むとは、なんて贅沢なのだろうか。みんなの好物や、普段は食べないような凝ったお料理までズラリと並べられたそれにお腹の虫が騒ぎはじめた。
フーゴが手際よく私の分をよそってくれて、それを合図にみんな思い思いの料理を取っていく。レディーファーストというやつだ。まだまだ慣れないけどね。
「ゥ、グスン、」
「……わぉ」
取り分けてくれたものをさぁ食べようかという時に、私は自分のお皿を見て驚いた。だって私のピザがのったお皿に、泣きべそかいた妖精さんがいるんだもの。
「(もしかして、あの時の……?)」
既視感しかないそのフォルム、私が襲われそうになった時にいた妖精さんだ。額には5と書かれているようだけど、前に見たのはどうだったっけ?多分違うような……、確かもっと凛々しい顔をしていたような?
しばらく観察していたら、指をくわえながらずっとピザというか、その上に乗っかっているサラミを見ているようだった。
「(ひょっとしてお腹空いてるのかな?)」
サラミが好物の妖精さん?なんてちょっとおかしなことを考えながら、お皿の端にサラミを置いてみた。すると、妖精さんは目をまん丸にしてサラミと私を交互に見つめてきた。とっても可愛い。
『食べてもいいよ』そういう意味を込めて、ニコッと笑うと妖精さんはパァッと嬉しそうな表情になった。相当お腹が減っていたのかガツガツと食べ始めて、この妖精さん可愛いなぁとほっこりした。不思議なこともあるもんだ、ナランチャあたりに自慢したら驚いてくれるだろうか……。
「オイ!!ゴラァ!!!!」
「ヒッ!」
「ッ!!ビェーーーー!!」
突然響くミスタの怒号と、妖精さんの泣き声。怒りの矛先は誰だと向かいに座るミスタの方を伺えば、なんと視線はこちらではないか。
「え、あ、私!?え、ご、ごごごめんなさい!!!」
「いや、違!俺はナマエに怒ったんじゃあなくってよォ……!」
「え、え……?」
「あー、その、えーー、とりあえず今のは忘れてくれ!」
「は、はい……?」
びっくりした……、心臓がバクバクと音を立て、冷や汗が止まらない。普段みんな優しいから感覚が麻痺してるけど、そういえば全員ギャングだった。ミスタの怒った顔初めて見たな、怒鳴った声がまだ耳に残ってる……。
「びっくり、した……」
「とりあえずナマエは何も悪くありませんから、気にしなくていいですよ」
「わ、わかった……」
フーゴが背中をさすりながら気遣ってくれた。ミスタは依然怒っていて、早口でよく聞こえないけど、なにやら「帰れ」とか言っている。本当に私が悪いことをしてなかったらいいんだけど、ちょっと不安だな……。
あと、妖精さんが消えてしまった。お皿の上とか、テーブルの下とか探してみたけどとどこにもいなかった。さっきまで泣き声がしてたはずなんだけど、今はもう聞こえないな……。
「何をしているんだい?」
「んー、ちょっと探し妖精……」
「妖精……?」
テーブルの下を覗く私を不思議そうに見つめるフーゴ。いきなりさっき妖精が居たなんて言っても信じてもらえないか。そう思って、依然不思議な顔をするフーゴに「やっぱり何でもない」と言ってから私は椅子に座り直した。でも確かに居たんだ。お皿の上のサラミがその証拠。きっとミスタの怒鳴り声で逃げちゃったんだなぁ、お友達になろうと思ってたのに……。
「待ってください、」
「なんだよジョルノ」
「なんだ、顔色が悪いな」
「……ナマエ、もしかして見えていますか?」
そう、ジョルノが言うと賑やかだったテーブルはシンと静まり返る。
「おいおい、ジョルノ何言い出すんだよ」
「そ、そうだぞジョルノ〜」
数秒続いたそれを、破ったのはミスタとナランチャだった。ふたりは何やら焦っているように見えたけど、さっきから皆していったいどうしたんだろうか。
「しかし、こればかりは確かめなければならない。……ミスタNo.5呼んで、僕の手に」
ミスタから『No.5』と呼ばれて、どこからともなく登場したのは先程の妖精さんだった。私は浮遊する妖精さんがジョルノの手に乗るのを目で追った。
「ナマエ、やはり見えているんですね」
スッと自らの手を差し出すジョルノ。その上には、すこし緊張したような面持ちの妖精さんがこちらを見ていた。『やはりみえているんですね?』とは、今ジョルノの手のひらにいるもの。つまりさっき私がサラミをあげた妖精さんのこと、だよね……?
「……ジョルノの手に乗った妖精さんなら見えてるよ?」
そう言うと、静かだったテーブルは一瞬にして騒がしくなる。ブチャラティでさえ驚きを隠せないようで、隣のアバッキオに早口で話していた。
「オイオイオイ、マジかよ……」
「え、何?みんなにも見えてるの?」
「ああ……」
「ナマエ、お前いつから見えてたんだ?」
「この子は多分初めて見たけど、ミスタに拾われた日にふたり?見たよ」
「まさか、スタンドつかいだったとは……」
「すたんどつかい?」
「説明するより見せてしまった方が早いかもしれないな」
「ミスタ」
「出てこいセックス・ピストルズ!」
「「「イエーーーイ!」」」
「わぁ!」
ミスタから飛び出してきた黄色い妖精たちは、私の上でふよふよまわってみせた。なんて可愛らしいんだろう。
「あなたミスタの妖精さんだったのね」
「サラミオイシカッター!グラッツェー!」
「どういたしまして、えっとNo.5さん?」
「オレタチハ 妖精ナンカジャネー!」
「スタンドダー!」
「「「ソウダー!」」」
両手を出すとその上に乗ってくれた妖精さん。本人?達はスタンドだと主張している。ちょこまかと動くので手のひらはほんの少しくすぐったい。
「ナマエ、よく聞いて。これが見えているということはあなたにもスタンド能力が発現している可能性が高い」
「俺たちが巻き込んじまったのかもな」
「ごめんなぁナマエ」
ジョルノがそう言うと、皆は一気に悩ましい顔つきになる。この街にはスタンド使いという選ばれた能力を持つ人間が集まるらしい。時にはそれを使い、争い合うこともあるってブチャラティが説明してくれた。
「きっと大丈夫よ、もし襲われそうになったらパンチをお見舞いしてやるわ!」
なんて、冗談を言いながらパンチを何度かしてみせるとアバッキオは私の頭をくしゃくしゃに撫でた。
「ハハッ!威勢が良くなったな!」
「そう?ギャングのみんなと過ごしてるからかな」
「ナマエ、くれぐれも無茶をするんじゃあない」
「分かってる」
飲みなおそう、せっかくの歓迎会なんだからな。ブチャラティの声でようやく宴が始まった。スタンドつかい……とか、いろいろ気になることはあるけれど、今はこの歓迎会を楽しもう。私のための歓迎会なんだから。
事の始まりは、「そういえば、ナマエの歓迎会やってなかったな」というミスタの言葉から。ナマエが突然話題にされ驚いていれば「今日やろうぜ!」と、ナランチャが誰よりも早く返事し、話を展開していく。ギャングでも「歓迎会するんだ……」など一瞬思ったが、「いや、うまい酒とうまい食事っていう楽しい席が目的に違いない」と、ナマエは難なく理解した。
そこからは実に早かった。ある者はその場にいなかったメンバーに連絡をし、またある者は店主に交渉。肝心の本人に了承を取るなどせずテキパキと進められていく事柄に、もはやナマエの方が気をつかう始末だ。
どこかへ電話をかけていたアバッキオがその通話を切ったタイミングで、何か手伝えることはないかを投げかける。が、彼は立ち止まるだけだった。あと一押しで何か手伝いができる、そう確信したナマエはもう一度問いかけた。
「ねぇ、私にも何か手伝わせて!」
「そうだな……」
「なんでもいいのよ、本当になんでも!」
「本当に何でもできるんだな」
「うん!もちろん!何をすればいい!?」
「じゃあ、そこの椅子に座って紅茶を飲んでいろ」
「え、」
「どうだ、難しいか?」
アバッキオはそう言うと口角を少しあげ、普段は見せない表情をナマエに見せる。自分の言葉を逆手にとられてしまったナマエは、もう従うしかなくなってしまっていた。
「ええ、とっても。」
むくれた顔で伝え、これでもかというくらいゆっくりと指定された椅子に腰をかけたところで、ミスタがついに我慢が出来ずふたりのやりとりに吹き出して笑う。ミスタと共に一部始終を見ていたブチャラティも、「あまりいじめるんじゃあない」など遅い仲裁に入りナマエの頭を撫でてやる。が、今のナマエは何でも気に入らない様子だ。
「どうせ私なんかじっとしてた方が役に立ちますよー」
「何を言っているんだ、君は今日の主役だろう?みんな、成功させてナマエに喜んでほしいんだ」
「じゃあ……、素直にそう言えばいいじゃない……」
「アイツはそういうやつさ」
ナマエをなだめたブチャラティは、「もう少しだけ待っていてくれ」とティーカップに紅茶を注いだ。
*
「料理も全て届いたことだし、さっそく乾杯するか」
あれよあれよという間に、夜になった。ブチャラティの声に、待ってましたとナランチャとミスタは手早くグラスを手にとる。私はソフトドリンクを持って乾杯だ。いつもの丸テーブルをチームメンバー全員で囲み、こんなにも賑やかに話し込むのは初めてじゃないかな。
リストランテなのにデリバリーを大量に頼むとは、なんて贅沢なのだろうか。みんなの好物や、普段は食べないような凝ったお料理までズラリと並べられたそれにお腹の虫が騒ぎはじめた。
フーゴが手際よく私の分をよそってくれて、それを合図にみんな思い思いの料理を取っていく。レディーファーストというやつだ。まだまだ慣れないけどね。
「ゥ、グスン、」
「……わぉ」
取り分けてくれたものをさぁ食べようかという時に、私は自分のお皿を見て驚いた。だって私のピザがのったお皿に、泣きべそかいた妖精さんがいるんだもの。
「(もしかして、あの時の……?)」
既視感しかないそのフォルム、私が襲われそうになった時にいた妖精さんだ。額には5と書かれているようだけど、前に見たのはどうだったっけ?多分違うような……、確かもっと凛々しい顔をしていたような?
しばらく観察していたら、指をくわえながらずっとピザというか、その上に乗っかっているサラミを見ているようだった。
「(ひょっとしてお腹空いてるのかな?)」
サラミが好物の妖精さん?なんてちょっとおかしなことを考えながら、お皿の端にサラミを置いてみた。すると、妖精さんは目をまん丸にしてサラミと私を交互に見つめてきた。とっても可愛い。
『食べてもいいよ』そういう意味を込めて、ニコッと笑うと妖精さんはパァッと嬉しそうな表情になった。相当お腹が減っていたのかガツガツと食べ始めて、この妖精さん可愛いなぁとほっこりした。不思議なこともあるもんだ、ナランチャあたりに自慢したら驚いてくれるだろうか……。
「オイ!!ゴラァ!!!!」
「ヒッ!」
「ッ!!ビェーーーー!!」
突然響くミスタの怒号と、妖精さんの泣き声。怒りの矛先は誰だと向かいに座るミスタの方を伺えば、なんと視線はこちらではないか。
「え、あ、私!?え、ご、ごごごめんなさい!!!」
「いや、違!俺はナマエに怒ったんじゃあなくってよォ……!」
「え、え……?」
「あー、その、えーー、とりあえず今のは忘れてくれ!」
「は、はい……?」
びっくりした……、心臓がバクバクと音を立て、冷や汗が止まらない。普段みんな優しいから感覚が麻痺してるけど、そういえば全員ギャングだった。ミスタの怒った顔初めて見たな、怒鳴った声がまだ耳に残ってる……。
「びっくり、した……」
「とりあえずナマエは何も悪くありませんから、気にしなくていいですよ」
「わ、わかった……」
フーゴが背中をさすりながら気遣ってくれた。ミスタは依然怒っていて、早口でよく聞こえないけど、なにやら「帰れ」とか言っている。本当に私が悪いことをしてなかったらいいんだけど、ちょっと不安だな……。
あと、妖精さんが消えてしまった。お皿の上とか、テーブルの下とか探してみたけどとどこにもいなかった。さっきまで泣き声がしてたはずなんだけど、今はもう聞こえないな……。
「何をしているんだい?」
「んー、ちょっと探し妖精……」
「妖精……?」
テーブルの下を覗く私を不思議そうに見つめるフーゴ。いきなりさっき妖精が居たなんて言っても信じてもらえないか。そう思って、依然不思議な顔をするフーゴに「やっぱり何でもない」と言ってから私は椅子に座り直した。でも確かに居たんだ。お皿の上のサラミがその証拠。きっとミスタの怒鳴り声で逃げちゃったんだなぁ、お友達になろうと思ってたのに……。
「待ってください、」
「なんだよジョルノ」
「なんだ、顔色が悪いな」
「……ナマエ、もしかして見えていますか?」
そう、ジョルノが言うと賑やかだったテーブルはシンと静まり返る。
「おいおい、ジョルノ何言い出すんだよ」
「そ、そうだぞジョルノ〜」
数秒続いたそれを、破ったのはミスタとナランチャだった。ふたりは何やら焦っているように見えたけど、さっきから皆していったいどうしたんだろうか。
「しかし、こればかりは確かめなければならない。……ミスタNo.5呼んで、僕の手に」
ミスタから『No.5』と呼ばれて、どこからともなく登場したのは先程の妖精さんだった。私は浮遊する妖精さんがジョルノの手に乗るのを目で追った。
「ナマエ、やはり見えているんですね」
スッと自らの手を差し出すジョルノ。その上には、すこし緊張したような面持ちの妖精さんがこちらを見ていた。『やはりみえているんですね?』とは、今ジョルノの手のひらにいるもの。つまりさっき私がサラミをあげた妖精さんのこと、だよね……?
「……ジョルノの手に乗った妖精さんなら見えてるよ?」
そう言うと、静かだったテーブルは一瞬にして騒がしくなる。ブチャラティでさえ驚きを隠せないようで、隣のアバッキオに早口で話していた。
「オイオイオイ、マジかよ……」
「え、何?みんなにも見えてるの?」
「ああ……」
「ナマエ、お前いつから見えてたんだ?」
「この子は多分初めて見たけど、ミスタに拾われた日にふたり?見たよ」
「まさか、スタンドつかいだったとは……」
「すたんどつかい?」
「説明するより見せてしまった方が早いかもしれないな」
「ミスタ」
「出てこいセックス・ピストルズ!」
「「「イエーーーイ!」」」
「わぁ!」
ミスタから飛び出してきた黄色い妖精たちは、私の上でふよふよまわってみせた。なんて可愛らしいんだろう。
「あなたミスタの妖精さんだったのね」
「サラミオイシカッター!グラッツェー!」
「どういたしまして、えっとNo.5さん?」
「オレタチハ 妖精ナンカジャネー!」
「スタンドダー!」
「「「ソウダー!」」」
両手を出すとその上に乗ってくれた妖精さん。本人?達はスタンドだと主張している。ちょこまかと動くので手のひらはほんの少しくすぐったい。
「ナマエ、よく聞いて。これが見えているということはあなたにもスタンド能力が発現している可能性が高い」
「俺たちが巻き込んじまったのかもな」
「ごめんなぁナマエ」
ジョルノがそう言うと、皆は一気に悩ましい顔つきになる。この街にはスタンド使いという選ばれた能力を持つ人間が集まるらしい。時にはそれを使い、争い合うこともあるってブチャラティが説明してくれた。
「きっと大丈夫よ、もし襲われそうになったらパンチをお見舞いしてやるわ!」
なんて、冗談を言いながらパンチを何度かしてみせるとアバッキオは私の頭をくしゃくしゃに撫でた。
「ハハッ!威勢が良くなったな!」
「そう?ギャングのみんなと過ごしてるからかな」
「ナマエ、くれぐれも無茶をするんじゃあない」
「分かってる」
飲みなおそう、せっかくの歓迎会なんだからな。ブチャラティの声でようやく宴が始まった。スタンドつかい……とか、いろいろ気になることはあるけれど、今はこの歓迎会を楽しもう。私のための歓迎会なんだから。