かれのみたもの


眼が覚めて知らない場所にいると気が付いた瞬間、審神者になったばかりの子供は大きな目をうるませた。
怖い夢だと思っていたのに、これが現実だと気づいてしまった。泣き出す前に、大きなおじさん(にほんごーというらしい。子供はそれがどういう存在かまだよくわかってはいなかった)が「起きたか、こっちに来い」と抱き上げて膝の上に座らせてくれて安心したのだった。
園長先生もこうやって抱き上げてくれた。にほんごーは園長先生がよく使っていたものと似たものを触って、頭をかしげながら何かをやっている。

お仕事は邪魔をしちゃだめだから、よいこでまってなきゃいけません。おねえちゃんせんせーに教わったことをまもって、おりこうさんにする。
さにわって何だろう。お友達ができるところじゃなかったのかな。まだそこに行ってないだけかな。


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