新聞部部長と悪友
「それで、喧嘩の原因は何だ?」
ずばり核心を突く生徒会長の問い掛けに、部室内に緊張が走った。
それに逸早く反応したのは美術部部長。
「は、喧嘩?誰と誰が?」
うっすらと笑みを浮かべてケントが問い返す。
水沼はわざとらしく溜息一つ吐いて、首を小さく左右に振ってみせた。
「画伯…君の絵は確かに素晴らしい。でも役者としての才能はなかったみたいだな。」
「あ?ほっとけ。」
「喧嘩じゃないなら何でこんなところに閉じ篭っているんだ?」
喧嘩以外の何物でもないだろ。
そう言外に言われたような気がして、素知らぬ顔でそっぽを向くケント。
行儀悪く机の上に腰掛けながら足をぶらぶらとさせているせいで、その度にギシギシと机が軋む。
「俊の写真の売上が、お前の上をいったのがそんなに気に食わなかったか?」
「だから別に喧嘩なんて…おい待て。今の話、もっと詳しく聞かせろ。」
ギシッ
そして一際大きく机が軋んだ瞬間、とうとう耐え切れなくなった第三者が口を挟んだ。
「…二人とも、そろそろ出て行ってくれないか…」
ケントが行儀悪く机に腰を掛ける隣で、同じ机に向かって座っていた新聞部部長。
新聞の締め切りを前に、若干ピリピリしている。
「水沼、早くケントを引き取ってくれ…」
「おいおい、俺はケントの保護者じゃないぞ。」
「あ?俺だって水沼の被保護者になったつもりなんざ、さらさら」
「いいから!早く出て行け…!」
そして珍しく激昂した風間により、二人は考古学研究会兼文芸部兼週刊カルチェラタン編集部室から追い出されるのだった。
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(それで、結局喧嘩の理由は何だったんだ?)
(だから別に喧嘩じゃねぇって。ただ暇人扱いされたから、ちょーっとその嫌がらせに居座ってただけだ。)
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アンケートより。
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嘘つき、ロンリー。