巷で噂の魔法使いと兄弟子


細く長い指先は美しく、流れるようなその動きはいつ見ても惚れ惚れしてしまう。


「が、それとこれとは話が別だ。」

「痛い痛い痛い!痛いよ、ケント…!」

「一体どういうつもりだ、ハウル?」

「だって!勝ったらケントが何でも言うことを聞いてくれるって言うから…!」

「アホか。」


軽く捻りあげた弟弟子の手からバラバラと落ちていくトランプを眺めながら、ケントは大きく溜め息をこぼした。




【card】

(古典的なイカサマしやがって)
(お前、仮にも魔法使いだろ?)


---------------
元拍手お礼文



戻る

嘘つき、ロンリー。