東の青年と石火矢衆


―…いざとなったらこれを使え。


そう元々険しい顔つきを更に歪めながら、俺に小刀を渡してきたゴンザ殿。

接近戦はあんまり得意じゃねぇんですがね…と渋々受け取ってしばらく経った頃、どこからか見慣れない奇妙な頭巾姿の男がやって来た。


―…よろしければ、こちらを。


手渡されたのは何やら「薬」の入った包み。

後でその男は唐傘衆だったと知ったのだが、そもそもどこでその話を聞き付けてきたのやら、怪しすぎたためにそれはすぐに棄てた。


(…なんにしろ、使い慣れたものが一番に違いねぇや。)


なんて思いながら石火矢の手入れを終え、試しに構えた瞬間。




「ケント。」




「………旦那。いくらあんたが良い人だからって、何も自分から当たりに来なくてもいいでしょうよ。」

「?何の話だ?」


不思議そうに首を傾げる「的」から石火矢を外すと、俺はそっと溜め息を吐いた。




【rifle】

(貴方を狙っているのです)


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元拍手お礼文



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嘘つき、ロンリー。