東の青年と現代人
※トリップ主。
※映画冒頭タタリ神襲撃の少し前の話。
昔から何となく動物に好かれるたちだったが、「こっち」に来てからその傾向が特に強くなったような気がする。
というより、以前よりも動物に触れる機会が増えたからそう感じるだけなのだろう。
それに俺は「よそ」から来た人間だから、本能的にそれを察した動物達が珍しがって近寄ってくる…のかもしれない。
そう何度も繰り返し説明してみたものの、アシタカさんは柔らかく目を細めて微笑むだけ。
「そなたは特別だ。」
「………」
その何とも居心地の悪い眼差しに思わず視線を逸らした。
いや、アシタカさんはまだマシな方だ。
村のお年寄りの中には俺を見ると手を合わせて拝みだす人も少なからずいる。
(……俺は一体、何だと思われているんだ…?)
とりあえず周囲から浮いてしまうスウェットは脱いで、アシタカさんのお下がりを借りているが、今のところあまり効果はないようだった。
【論より証拠】
(あれこれ論じるよりも証拠を示すことで物事は明らかになる)
(…どこからどう見ても明らかなはず、なんだけどなぁ…)
---------------
元拍手お礼文
戻る
嘘つき、ロンリー。