デリコと年上の恋人


付き合い始める前から、デリコは俺に対して人一倍執着心?独占欲?が強かった…らしい。

生憎当の俺は全く気付かなかったが、デリコの一番近くにいるヤンが言うんだ。間違いないだろう。


まぁ、多少の誇張はあると俺は踏んでいるが。


『知らない方が幸せ、ってこともありますよね…』


そのどこか遠くを見つめるような目つきが少し生意気に思えて、ヘッドロックをかけてやったのは記憶に新しい。

そしてやはり大袈裟に悲鳴を上げながら、それでもヤンは俺に言い募った。


『と、とにかく玄兎兄!何でもいいから早くデリコを安心させ…いだだだだっ!!ちょ、やめ』


そんな尊い犠牲の末、俺達は今付き合っている。


「なぁ、そろそろ離してくんね?」


そう背後の恋人に向けて問い掛ければ、耳元で小さく「……無理です…」と返ってきた。


現在、絶賛束縛され中。

腰に回された両腕を軽くタップすると、余計力が篭められるそれ。

ちょっとキツくなってきた。


誰だ、付き合えば執着心も独占欲も弱まるなんて適当なことを言った奴は。

ヤンには後で、バックブリーカーでもかけてやろう。


「『好き』が、止まらないんです…」


それまで俺が息をしていれば、の話だが。





【増愛的恋愛】


俺の死因はきっと、巨大な愛による圧迫死
(でもまぁ、お前も溺死するなら許してやるよ)


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元拍手お礼文


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嘘つき、ロンリー。