灰谷兄弟とバニー


※原作軸未来(梵天闇堕ち)。







「らん兄。」


そう声が聞こえてきた瞬間、竜胆は飲んでいたコーヒーを思わず噴き出してしまった。

蘭はそれを見て「汚ぇなぁ」と笑い、バニーは何事もなかったかのように仕事の話をし始める。


竜胆の咳はなかなか止まらない。


「先日の『後始末』のことで、九井から伝言が」

「竜胆ー?オマエ、さっきからゴホゴホうるせーゾー?」

「っ、や、んだよっ?今の、らんに、って?」

「はぁ?オレら二人とも『灰谷』だから、名字で呼んだらどっちか分かんねーって前に話したろ?」


今更何を言ってんだ?と言わんばかりに眉を顰める兄に、だが竜胆はいつそんな話になったのか全く身に覚えがない。


確かに蘭はバニーに対して妙に兄貴ぶるところはあったが、バニーの方は難色を示していたはずだ。

それを「らん兄」?

受け入れた、というより諦めたのだろうか。


「それに『オニイチャン』じゃ『はいたに』より長くなるしなぁ。」

「そういう問題じゃねぇだろ…」

「…それで、仕事の話に戻っていいか?りん兄。」

「あぁ………あ?」


今度は何だ、と面倒臭そうに眉を顰めたバニーが再びその名を口に―…



「りん兄?」










「―…って、夢見た。」


朝から不機嫌そうな顔をしている理由を兄からしつこく問い質され、とうとう洗いざらい話すことになった竜胆。

その全てを聞き終えた蘭が「ソレ、いいなぁ」と上機嫌に笑う。


恐らく今後、蘭はそれをバニーに強要するに違いない。

そうなると、バニーがますます嫌そうに顔を歪めることになるが、知ったことかと竜胆は八つ当たり気味に吐き捨てるのだった。





【X-DAY】
(…まさか、正夢になんねぇだろうな…?)


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元拍手お礼文


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嘘つき、ロンリー。