三途と伍番隊
※原作軸未来(梵天)。
ほんの軽い気持ちだった。
街中で懐かしい顔を見掛けたから近くの居酒屋へと誘い、自分の近況を一通り話し終えたところで「お前の方は?最近どうしてる?」と投げ返しながらビールを一口―…
「『梵天』ってとこで、春千夜さんの秘書?っぽいことやってる。」
口に含んだところで思わず噴き出しそうになった。
「あ、春千夜さん、覚えてね?東卍の伍番隊副隊長だった人。」
「、いや、覚えてっけど…」
むしろ、色々とありすぎて忘れられるはずがない。
勿論目の前にいるこいつ、玄兎がその副隊長の「お気に入り」だったこともよく覚えている。
先輩に誘われて、たまたまその場に居合わせた玄兎と共に入隊した『東京卍會』。
たった数日の在籍で、本当にヒドい目にあったものだ。
だが、あれからもう十年以上経つというのに、未だそれを「思い出話」として昇華することは許されないらしい。
「そうだ、もう少ししたら多分春千夜さんが来るから久し振りに会えるな。」
「は…?」
「ほら、GPSがあるからいつでもどこでも迎えに来てくれるんだよ。いやぁ、便利な世の中になったよなぁ。」
「………」
ほんの軽い気持ちだった。
なのに今日が命日になりそうな予感がした。
【彼岸花】
花言葉(あきらめ)(情熱)
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元拍手お礼文
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嘘つき、ロンリー。