灰谷兄弟とバニー
※原作軸未来(梵天闇堕ち)。
ふと目が合った。
かと思えば、すぐさまこちらに背中を向け、まるで逃げるように去って行く姿に蘭は思わず笑ってしまった。
笑いながら、その後を追う。
「待てよ、バニー。」
「………」
「バニー。バニーちゃん。」
「……………」
返事もなければ立ち止まる気配もない、が特に構わなかった。
むしろ前を行くバニーの歩調に合わせて一定距離を保ち、追い付くつもりなどさらさらなかった。
ただそんな二人に気付いた周囲が慌てて道を開け、次々と頭を下げていく。
「なぁ、バニー。」
そして、何度目かの呼び掛けにようやくバニーが立ち止まった。
いや、どうやら携帯の着信に気付いてそれに応対しているらしい。
かと思えば、突然振り返った。
「あ?」
通話状態のまま、無言で差し出されたその画面にはよく知る名前が表示されている。
「さっさと出ろよ」とバニーに急かされ、首を傾げながらも蘭はそれを受け取り、自身の耳に押し当てた。
「もしもしィ?」
『あぁ、兄貴?今どこだよ?』
「今?つーかオマエ、何でバニーの携帯に掛けてんの?」
『は?いや、だって兄貴なかなか電話取らねぇし。こっちのが早いだろ。』
どうせ一緒にいるし。
と、どこか当たり前のように話す竜胆の声が漏れ聞こえたのかどうかは分からないが、ちらりと蘭がそちらに視線を向ければ、バニーがばつ悪そうに目を逸らすところだった。
『いいから、今どこにいるか教えろって。迎えをそっちに寄越すから……あ?何笑ってんだよ?兄貴?』
【篝火花】
花言葉(遠慮)(内気)(はにかみ?)
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元拍手お礼文
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嘘つき、ロンリー。