ゼットン世代と同級生
「よー玄兎、何見てんだ?」
屋上のソファーに俯せで横たわっていると、背中にズシッと重みが加わった。
「…重ぇよ、マサ…」
「何だ?手紙か?」
苦情を見事にスルーし、俺の手元を覗き込むマサ。
どうやらプライバシー侵害という言葉を知らないらしい。
「止めとけ、マサ」と苦笑する米崎は本当、良い奴だ。
言葉だけで実際助けてくれないが。
「ま、まさか武田の野郎から、ラ、ラブレターをっ!?」
「んな訳あるか。」
どうしてそんな思考回路になる、ゼットン。
「え!マジか!?」なんて本気で受け止めるなよ、マサ。
そして重い。
「マサ…そろそろマジで下りろ。」
「えー。」
「…マサ。」
一瞬空気が凍る。
二度目の呼び掛けは、俺ではなかった。
恐る恐る屋上の出入口に目をやれば、超不機嫌面の加東と顔を引き攣らせた岩城の姿。
「ちょ、待て秀吉!落ち着」
続く悲鳴に、ようやく軽くなる背中。
一気にうるさくなった屋上だが気にせず、続きを読み始める。
読みながら、今度はこのメンバーでタイムカプセルを埋めるのも楽しそうだと思った。
手紙 過去~
あんな頃もあったなぁ、としみじみ笑う三年。
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嘘つき、ロンリー。