猿投山と図書委員長
※元ネタ。
※アニメ終了後。
「お待たせ、猿投山くん。」
「お、おう。」
皐月様と纏達の『デート』を見届けて早数日。
ついに、この日がやって来た。
(図書委員長と、デート…!)
いや、恐らく向こうにそのつもりはないだろう。
ごく普通の休日を、たまたま予定の空いた友人同士で過ごす。
ただ、それだけの認識かもしれない。
(だが戦いに明け暮れていたこれまでに比べれば…!)
そして生命戦維の脅威が去った今、俺達はただの高校生だ。
そう、何も遠慮する必要は、
「全く…油断も隙もないな、君は。」
「!?」
「あれ?宝火くんだ。」
「やぁ、白兎。奇遇だね。」
…何が『奇遇』だ、白々しい。
図書委員長も、「本当、奇遇だね」なんて簡単に信じるんじゃねぇ!
「…何しに来やがった?犬牟田さんよぉ。」
「いや何、生命戦維との戦いも終わったことだし、そろそろ本腰入れて妨害しようかと思ってね。」
「ほう…つまり何だ?今まで散々邪魔してきやがったのはほんの小手調べだったと?それにしちゃあ随分」
「しかし、まさか俺の情報網をかい潜って、いつの間にか白兎とのデートにこぎつけていたなんて思いもしなかったよ。ま、結局こうして合流出来たってことはまだまだ詰めが甘い証拠だけどね。」
「おい!人の話を」
「白兎?」
衝動的にその胸倉に掴み掛かった瞬間、犬牟田の視線が俺から逸らされる。
そして呼ばれたその名前につられ、俺もそちらへと目を向けた。
すると、それまで静かに傍観していた図書委員長が俺達二人の視線を受けて、
「仲良いんだね、二人とも。」
ふわりと笑った。
トキメいている場合じゃない
(っ、誰がこんな奴と)
(あぁ、そうなんだ白兎。実は四天王の中でも特に仲が良くてね。)
(へぇ、知らなかったなぁ。)
(そう、だから今日は俺も同行させてもらっていいかな?)
(それは勿論!)
(っあああああ!くそっ!!)
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嘘つき、ロンリー。