ドラコと蛇寮の同級生


ドラコって本当、スリザリンそのものって感じだよなぁ…としみじみ思う。


「―…それでどうなったと思う?見事な花を咲かせたんだ!それも頭にだ!」


四つの寮生が入り混じる大食堂。

俺の隣で声高々にグリフィンドール生の失態を仲間に話すドラコはどこまでも楽しげだ。


特にハリー・ポッターのくだりになると、ますます活き活きと輝いているように見えるのは俺だけではないはず。


「…なぁ、ドラコ。」

「ん?何だ、白兎。」


だからつい、口を挟んでしまった。


「お前、本当はポッターのこと、好きなんじゃねぇの?」

「はぁ?気持ち悪いことを言うな。」


さも不快そうに眉を顰め、そう吐き捨てるドラコ。

向こうが聞いていれば「それはこっちの台詞だ!」と言うに違いない。


「ほら、好きな子ほど虐めたいって言うだろ?」


一応そう思った理由を説明していると、逆隣にいたパンジーがニヤニヤと笑いながら俺の脇を突いてきた。


「何だよ?」

「ねーぇ、白兎。それってヤキモチィ?」



キモチ?

一瞬何のことだか分からず、問い返そうと口を開く前にドラコがバンッとテーブルを叩いて立ち上がる。


「ど、ドラコ…?」


やばい、怒らせたかもしれない。

恐る恐るドラコの様子を窺えば、青白い頬が真っ赤に染まって、


「僕が白兎を虐めるなんて、そんなこと、出来る訳ないだろ…!」

「……は?」





頭の中は君でいっぱい!

その瞬間、スリザリンのテーブルの方で黄色い悲鳴が上がった。


(え、何何?)
(…どうせまた、スリザリンの無自覚バカップルだよ。ちっ!)
(……ハリー、舌打ちしないの。行儀悪いわよ。)


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嘘つき、ロンリー。