ハリーと獅子寮の同級生
会話の途中、不意に黙り込んだ白兎。
何だろうと首を傾げる間もなく、その視線は僕より少し上へと向けられた。
そして白兎が左腕を宙に掲げれば、バサバサと聞こえてくる羽の音。
「よぉ、相棒。調子はどうだい?」
そこに留まった色鮮やかな鳥に向け、白兎が親しげに声を掛ける姿はとても幻想的で、
「ボチボチデンナー」
そして全てが台無しになった。
「ね、ねぇ、白兎…」
「ん?」
「それって本当に白兎のオウム?」
もう何度目になるか分からない質問。
その度に「あぁ、そうだよ」と肯定の言葉が返ってきたけど、僕にはどうしても信じられなかった。
「イツマデ指サシトンネン、コノボケメガネ」
ぱくり。
口悪く吐き捨てると同時に、その分厚い嘴が僕の人差し指に噛み付く。
このやり取りももう何度目になるか分からない。
そして白兎はその様子を微笑ましそうに見ている。
「本当気に入られたみたいだなぁ、ハリー。」
「あは、はは…」
傍から見ればただの甘噛み、それも白兎曰く、このオウムなりの親愛の証ということだけど、
(実は結構地味に痛かったりするんだよね…)
それも「痛い!」と声を上げるまでもない、絶妙な力加減であぐあぐと噛み続けるオウム。
正直、僕はアニメーガスじゃないかと疑っている。
はみんぐばあど?
(成立する会話)
(二人っきりを邪魔するタイミングの良さ)
(何より白兎にベタベタ甘える姿が、)
---------------
アンケートより。
リクエストありがとうございました!
戻る
嘘つき、ロンリー。