サンジと恋人
「ご飯にする?お風呂にする?それともワ・タ・シ?」
そしてとどめとばかりに「ウフッ」と科をつくりながら首を傾げる姿に、色んな意味で眩暈がした。
「……何やってんだ、お前。」
「あ?んだよ?ノリ悪ィなぁ、オイ。」
買い出しから戻り、食堂の扉を開けた瞬間にこれだ。
忌ま忌ましげに紫煙を吐き出せば、「シラケるわー」と悪態吐きながらもますます笑みを深める白兎。
とりあえずその身体を押し退けて中に入ると、長椅子に横たわる緑頭が目についた。
甲板にいねぇと思ったら、こんなところにいやがったのか。
「いやさぁ、用事が早く済んじまって先に戻ってきたのはいいんだけどよぉ…だぁれも戻ってこねぇし、暇だからゾロとわんわんでもしようかって思ったら寝ちまってんのな、このマリモ!船番のくせに!」
役立たねぇなぁ!と白兎がげらげら笑っても起きる様子はなく、たかいびきが続く。
いや、待て。
その前に『わんわん』って何だ。
「んでぇ、愛しのサンジくぅんのために新妻やってみたんだけど、どうよ?ムラった?」
「知るか。」
ドサッと買物袋を乱暴にテーブル上に降ろし、さっさと中身を取り出す。
そしてこれは冷蔵庫、こっちは食料庫と仕分けていると、いつの間にかすぐ後ろに来ていた白兎が肩口から顔を覗かせ
「まぁ、俺がムラってんすけどね。」
「あ?っ…」
振り向きざまに煙草を奪われ、掠めるように触れた唇。
「たまには俺に食われてみね?」
「…てめぇは黙って食われてろ、クソジャンキー。」
そして立ち位置を反転させ、自分より細身の体をテーブルに押し付けてもう一度、その唇に噛み付いた。
ご注文を繰り返します。
傍らで眠る剣士の眉間に、ますます深いシワが刻まれる。
(お、起きるに起きれねぇ…っ)
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アンケートより。
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嘘つき、ロンリー。