鬼灯と植物?


※人外主。
※出オチ?









冷然なるかんばせの、げに恐ろしき鬼神に付き従うはあろうことかな、あはまるで―…










「へぇ、白兎くんってピ○ミンっていう植物?なんだね。」


初めて知ったよ、と書物から顔を上げた閻魔大王は感心したように傍らの従者の、そのまた従者を見やる。

その声に反応したのか、キョトンと大王を見上げ返したのは赤い鬼ならぬ、ヒト型の植物?だった。


「あちらではそれなりに有名のようですね。」

「へぇ…あ、本、ありがとう。」

「いえ。」

「というか鬼灯くんもこういうの読むんだ?」

「地獄への風評被害を防ぐために一応は目を通しているのですが…まぁ、この筆者はあまり売れていないようですし、放置しておいても問題はないでしょう。」


『ザ臨死体験〜新訳・本当にあった死後の世界〜』と題されたそれを大王から受け取ると、そのまま白兎と呼ばれた植物?に手渡す鬼灯。

己の身の丈の半分はあるだろう書物を白兎は危なげなく受け取って、頭上で掲げるように抱えた。


その健気な様に大王はほっこりと顔を弛め、僅かに目を細めた鬼灯もまたどことなく表情を和らげている。


天国へ薬草を取りに行った鬼灯が白兎を連れ帰って来たのは、もう随分と昔のこと。

品種不明の植物?であったものの、鬼灯の後ろをパタパタと付いて歩くその姿に周囲の者はすっかり癒され、いつの間にかここ地獄のマスコットとして定着していた。


可愛いは正義。


そして、謎は謎のままにしておいた方が平和である。



「噂によると主人には絶対服従、荷物運びなどの雑用は勿論のこと、戦闘用や食用にもなるそうです。」

「へぇ……え?た、食べちゃうの…?いや、その前にこの子を誰と戦わせる気!?」

「……………」

「鬼灯くん!?」


そんな大王の不安を他所に、というか歯牙にも掛けず、ただ静かに白兎を見下ろす鬼灯。

金魚草といい、ピク○ンといい、植物?というものは全く奥が深いものだと感慨に耽るのだった。






落丁だらけの植物?図鑑

(ちなみに繁殖も出来るそうなので、今度関連本を購入しようかと。)
(あ、だったら僕も一匹欲し)
(却下します。)


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リクエストありがとうございました!


※なお、ピク○ンに関しては某名曲やウィキ先生を参考にさせていただきました。
※私的妄想も入り混じっているので、本家とは少々異なるかと思いますがご容赦いただけると幸いです。




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嘘つき、ロンリー。