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>>2013/03/13 (Wed)
>>20:50
Bﾌﾞﾙｰﾏｲｶと藤原文太(藤原家長女)

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居間のテレビ台に、可愛らしい、小さなダイキャストモデルがちょこんと鎮座していた。

「どうしたの？コレ」

「政志だ」

テーブルの傍らで煙草をたしなむ父に問えば、貰ったものだという。

「まったく同じものなのね」

「やらねェからな」

手に取り、色々な角度から覗いてみる。尺度を小さくし、ずんぐりとした形が何とも可愛らしかった。

「欲しいとは一言も言ってないじゃない、まだ」

「走らせてみろよ」

「え？」

「プルバックなんだぜ」

私から奪い、畳ではなく廊下のフローリングに置き、一旦引いて、父は手を離した。

「わっ、意外に速い」

「もっと距離がねェと性能がわかりにくいなァ」

最初は嫌だと言っていたのに、いざ試すと気に入って注文した今の愛車に向かって言うように、手の中の小さな分身に呟いた父の顔は、嬉しそうだった。





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実話。
文太→父
娘→私

ｼﾙﾊﾞｰですが、STiｽﾎﾟｰﾂのﾌﾟﾙﾊﾞｯｸが実家にあって、欲しいと言ったらﾀﾞﾒと言われました。相当なｽﾊﾞﾘｽﾄでしてね、うちの父……。ｱｲｻｲﾄﾐﾆｶｰのｴｸｼｰｶﾞも欲しかったのにﾀﾞﾒでした。くそう！娘がｽﾊﾞﾙ好きなのは一体誰のせいかと！(責任転嫁