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>>2013/05/28 (Tue)
>>19:14
T豆腐と拓海と高橋家

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お豆腐のレシピを教えてほしい

とメールが来て、

じゃあ今晩そちらで勉強会なんで、そのときに

と返事をした。

せっかくだからそのレシピでみんなでお夕飯にしない?

と提案され、

でしたら何種類か豆腐持っていきます

と返事をした。



かくして、ある夜。兄が忙しくない日を選んで行われる、啓介と拓海の勉強会in高橋家。今日も、涼介先生の授業が始まった。




「アネキ、何か手伝おうか?」


カチャリ、と遠慮がちにキッチンのドアを開けて、啓介が顔を出した。


「ありがとう啓ちゃん。でも拓海くんが教えてくれたレシピがわかりやすいから、大丈夫だよ」


勉強会が始まる前に少し時間をもらって、その辺にあったメモ帳にさらさらと書いてくれた、藤原家の豆腐レシピ。普段から作り慣れているのか、分量を空で言える拓海くん。お腹を空かせた弟のためのガッツリ系と、兄と拓海くんのためのサッパリ系のいくつかを教えてくれた。

低カロリー、高タンパク、たっぷりのイソフラボン。女性に嬉しい成分盛りだくさんで、飽きない味のお豆腐。拓海くんと居れば、毎日食べられるわけで。


「おウチに来てくれないかなぁ、拓海くん…」

と、心底思うことを、ぽつり溢した。


拓海くんは、優しくて、素直で、誠実で。決めたら曲げない頑固なところも、ぽやんとした天然なところも大好きだ。


「…そうだ!私がお嫁に行けばいいじゃなi「絶対許さん」……」






啓介だけでなく涼介までやってきて、キッチンは一気に賑やかになった。


「涼介さん、ペーパーテスト終わりましたよ、って何やってんですか」

「妹はやらんぞ藤原」

「はぁ?」

「た、助けて拓海くん…」


気付いたら誰も居なくなったリビング。キッチンへ行くと、自分が尊敬する二人に挟まれ、困ったような恥ずかしいような赤ら顔をする彼女を見、藤原は思った。



(これでいいのか、プロジェクトD…)






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勉強会はどうした(笑)



最近お豆腐レシピのレパートリーが増えましたので、ID.ネタに。冷や奴が美味しい季節になりましたね。

関西と関東が梅雨入りだそうで。じめじめと嫌ですが、街に溢れる『涼』の字を見ると爽やかになりますねと言いたいところ私は血圧が上がります。