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>>2014/09/25 (Thu)
>>23:25
Route18, Running a Risk (鉄板ファイブ)

お相手:涼介、啓介、京一、豪、拓海
ヒロイン:真ん中

ご注意くださいR18
今年の1月、数日間だけ掲載して消してしまった365小ネタを再現しました。手を加えたので当時と多少違っています。

世のお嬢様方が情事中に言われたいであろうセリフ5つをテーマに、私の愛する鉄板ファイブでイチャコラしています。

パスをつけております。Dに馴染みのある言葉ですので、お調べ頂くとすぐにおわかりかと思います。

コチラよりどうぞ。

『教えてあげる』


「ん…、っふ、」

「っ…そう、続けて」


新月。闇に囲まれた赤城の頂上に、白くぼんやりと、輪郭も定かではないクルマが一台停まっている。外灯から離れ、少しの光しか届かない場所に敢えて移動したのは、家族にも友人にも、誰にも言えない秘め事のため。


「ふ、あ…んむ…っ」

「ふふ…だいぶ、上手くなったね」


シートをめいっぱい後ろに下げ、足元を広くして。自分より遥かに小さな体躯の彼女がすっぽりと収まっている。それは一見して誰それかわからないほど、狭い空間だった。


「おに、ちゃ、ンぐッ…!」

「休んじゃ、だめ」


FCの足元にからだを埋め、兄にすがるように密着し、時折聞こえる水音が彼女の耳を犯す。涼介の白いジーンズの前立てを開け、息苦しさが伝わるほど大きくなった熱塊に直に触れる。ふ、と兄が息を呑んだ。ちろちろと舌を動かし、ちゅ、と先を吸えば、兄の眉間にシワが寄る。


「ほら、どうすればいいか、教えたよな?」

「ん…」


涼介が感じてくれている。それがあきらの胸を甘くしびれさせた。もっと、してあげたい。悦んでもらいたい。つ…、と裏筋を根元から先へ舌で辿り、頂点へ届いた直後、口いっぱいに熱塊を咥え、上下に頭を揺らす。ぐしゅ、くちゅ…と粘液の交ざる音が、涼介の吐息と一緒に聞こえる。上手くなったと褒められ更に激しくするも、さすがに少々疲れてきたあきらは涙目で訴えるが、まだ満足しない涼介はそれを許さない。あきらの喉奥へと、熱塊を埋めた。


「あきら…、っ、イイよ、そうだ」

「ん、ん…、ふ…っ」


咥えて上下に擦りながら、咥内では舌で亀頭を舐めまわす。ちらと涼介を見上げれば、やさしい目が潤んで熱を持ち歓楽に細められ、眉根を歪ませている。はあはあとアツい呼吸をする口元は、わずかな光源でもわかるほど艶々していた。


(っ…おにい、ちゃん…っ)


その、美麗すぎる兄の色気に、あきらはあてられた。

啓介にも、もちろん両親にも内緒で、涼介との秘密の淫猥な行為。だが涼介はあきらに対し口淫をさせるだけで、そこから先…あきらに涼介が触れる、ということは今まで一切しなかった。


「あきら…っ出るよ、く…っ!」

「んんッ、ぐ…、っは…ぁ」


ちゅる…と最後まで吸い取り、こくんとすべて飲み込んだ。苦味が喉を落ち、少し咳き込む。


「…おいで」

「わっ!」


足元に収まるあきらを、涼介は軽々と引きずり出した。膝の上に跨らせて、ぽすんと胸元へ抱き込むと、ふたりの心音が一緒になって聞こえてきた。それがあきらには心地良く、危うく眠ってしまいそうになる。だが、涼介の色香が、そうさせない。


「…今日は、あきらも気持ちよくなろうか」


兄妹の線引き。それを、涼介は破るつもりでいた。


「もっとイイコト、教えてあげる」


勉強を教えてくれる、やさしい声色で。涼介の目が、声が、吐息が、いとも簡単に、すべてを破壊していく。




『欲しいって言えよ』


啓介が帰宅したとき、既にリビングには灯りがついていた。恐らく自分より早く帰った姉が寛いでいるのだろうから一緒にゆったりと過ごそうかとドアを開ければ、彼女はTVを流しっぱなしのままソファで横になり、すやすやと眠っているではないか。


「ったく点けっぱなしかよ。アネキー、風邪ひくぞー」


TVでは先日行われた鈴鹿耐久戦が。周回は100を超えたところだ。レースを振り返り、次回の作戦でも考えていたのだろう。気持ちよく眠っている姉の妨げになるTVの音を消して、啓介は同じソファに座り、じ、と寝顔を見つめていた。


「かわいい顔して寝やがって。襲われても知らねーぞ…」


姉に悪戯を仕掛けるのは常から啓介の楽しみである。見つめるだけでは面白くなく、灯りを遮るように覆いかぶさった。


「…ちょっとだけ、つまみ食いしちゃお」


まるで夕飯前に小腹が空いた少年のように。可愛らしく呟いた啓介は、あきらの耳にちゅ、と吸い付いた。片手で髪を撫でながら、もう片手はするりと太ももに触れる。ん…と鼻の抜けるあきらの声に、緊張が走った。


(起きるなよ…)


ワンピース姿のあきらがそのまま横に寝転がれば、自然に裾が上がってしまう。晒された素足の滑らかさに、啓介は生唾を嚥下した。そうっとそうっとあきらの片脚を持ち上げソファの背凭れへ引っ掛ければ、啓介の眼前には黒い刺繍レースのショーツがちらりと現れる。自分の息が、荒くなっていた。


(アネキ黒かよ…っまじエロい…)


誘われるように、啓介はワンピースの中へ顔を埋める。眠っているあきらの体温で、そこはほんわかとあたたかい。柔軟剤と、あきらの香りと、オンナの香り。くらくらする空間に、啓介は夢中になって鼻をすんすんと鳴らした。


「…ん、ん〜?」

(やっべ!)

「…!?やっ!な、なに!だれ!?いやあっ!!」

「ぷはっ、オレだよアネキ!驚かせてごめんっ!」


足元でもぞもぞする違和感にとうとう目を覚ましたあきらは、じたばたと啓介を蹴ろうとする。その細い脚を掴み、啓介は一言詫びを入れて再び覆いかぶさった。


「なにするの啓ちゃん!」

「へへ、ごめんて。でもさ、えっちなカッコで誘ってたアネキも悪ィんだぜ?」

「わ、わたしはただ横になってただけ…っ、あ…っ」

「ココ…すっげーイイ匂いだった…、ね、もっと触っていい?」


黒いショーツの上を、筋を通るように指で触れる。耳元で囁いてやると、あきらのからだがぴくりと跳ねた。いい気になった啓介はそのまま耳に舌を這わせ、くちゅくちゅとわざと音を鳴らす。


「はあ…っ、耳、されながらだと、興奮すんの?」

「や…っ、しゃべ、ちゃ…っ!」

「濡れてきてる…。ね、お願い、触っていい?」

「きかな…、ああ…っ!」


触れていた指を、水が溢れる一点へと押し込んだ。布越しに何度も指を出し入れすれば、あきらの甘い声が上がる。


「アネキ…言って?ほら…もうこんなだよ…?」

「やあ…、けい、ちゃぁん…っ」

「すごい、パンツ濡れてべちゃべちゃじゃん…聞こえる?くちゅくちゅ言ってるの」

「言っちゃ、や…、も、だめ、だよぉ…」

「かわいい、あきら、めっちゃかわいい…オレで気持ちくなってるの、すっげうれしい…。な、お願い。言って?ほしいって、ちゃんと触ってって、言って?」


涼介よりも、少し高音の啓介の声色。甘えるような弟の声で囁く、淫らな言葉。そのギャップと、啓介のアツさに、あきらはほろほろと溶かされ、そして、欲した。




『いい子だ』


「あまり…っ、みないでください…」

「手を退かせ。邪魔だろうが」


昨今ではサブカルチャーのひとつを担っているこの娯楽。同じ名称でも、大きなイベント会場などでその道の玄人たちが集まり披露して楽しむ…というものとは、この場合、用途が異なっている。


「ふ…まだまだいけるじゃないか。高校を卒業して、何年経った」

「ご、5年、くらい…」


バイパス沿いや山の麓などで目につく、派手な建造物。可愛らしい見た目に惑わされ入れば、甘く淫猥な時間が待っている。


「壁に手をついて後ろを向け、あきら」

「や…きょういち、さん…」


京一と恋仲になって、もう何度もからだを拓かれている。今日のデートは部屋でまったりするのかなと思っていたら、エボVが向かったのはラブホテルだった。


「たまには、いいな。オレの部屋で啼かせるのもたまらんが」

「はずかしい、です…」

「こういうことを、マンネリ解消、とでも言うのか。まあ、オレがあきらに飽きることなど一生ないがな」

「やんっ、どこ、さわってるんですかあ!」

「ふ…いかがわしい高校生に、教育的指導を与えてやるよ」


紺ブレザーに、赤いリボンタイ。極端に短いプリーツスカートは可愛らしいチェック柄。所謂、コスプレ衣装である。壁に手をついたあきらを舐めるように、京一は全身に手を這わしていく。スカートを捲くれば、フラワープリントのショーツに包まれたぷるんと弾ける尻が晒された。


「いい尻だ…それに、この太もも」

「んん…や、だ…っ京一、さん」

「ご丁寧にソックスまでついているんだな、この衣装には」


絶対領域。スカートと膝上ソックス、その境目約15pほどの肌の露出をそう呼んでいる。もっちりとしたあきらの白い柔肌に、黒いソックスがやけにいやらしく映えた。


「もう、はずかしくて、だめ…!」

「言ったろ、たまにはこういうのも悪くないと。今日はこのまま、楽しませてもらうからな、あきら」


太ももをふにふにと揉む京一は、至極楽しそうに鼻で笑った。普段は清純で、可憐で、元気な花のように笑うあきらを、今日はとことん辱めたい気持ちだった。すでに涙目になって拒否するあきらに、京一はさらに追い打ちをかける。


「京一さん…っ」

「…『須藤先生』、だ」

「え…?」

「言える、よな?でないと…」

「っ、きゃあっ!ふああ…っ」


突然あきらのブレザーの中に両手を突っ込み、ブラをずらして胸を揉みしだく。両の中指と食指を使い挟むように胸の頂を弄りだした。


「やああっ、ん、ぁんッ!せん、せ…、須藤、先、せぇ…っ」

「…いい子だ」




『くれよ、全部』


サーキットを使ったGT戦公式テストは、一般客にも観てもらえるようスタンドや芝生エリアがオープンになっている。本戦とは違い、ひとつひとつ確認を重ねながら進むピット作業を見られるとあって、観客もそこそこ多い。贔屓しているチームを普段より間近に感じられ、熱心なファンが集まるイベントのひとつだ。


(ちょこまかとまあ、元気に動くねェ)


豪の真下には、ちょうどチームTRFのガレージ。いつもは秒速で行うピット作業も、今日は特別ゆっくりだ。時間を気にせずしっかり確認をしながら、クルーたちはナットを締めてクルマを送り出した。その中で。ひとりクルーと違うカラーのつなぎを着ている小さな彼女。クルーに指示を出しながら、バインダー片手に今のセッティングを書き留めているのだろう。


「あきら!」


轟音が遠くになったときを見計らって、上から声をかけた。間違いなく届くように、少し大きな声で。


「豪!観に来てくれたんだ!」


ありがとう、と手を振るその顔が。歯を見せた、にっこり満面の笑顔だった。


(ちくしょ、かわいい)


未だ伝えられない想い。自分の想いが、頑張っている彼女の妨げになるかもしれないと思うと怖かった。伝えたい、伝えられない。もどかしさを胸に、あきらへ手を振り返した豪はそれからもずっと、愛する人の姿を目で追っていた。


__________



『帰りどっか寄ろうぜ』と送ったLINEに『いいよ、今日はいつもより解散が早いから』と返ってきたので、メインスタンド裏手…トランスポーターの近くであきらを待っていようと豪は向かった。


(あいつら、どっかで…)


先客がいた。明るい茶と、赤い髪のふたり組。たしかどこかで見た顔だと考えながら、楽しそうにあきらと話す彼らを窺っていた。見かけたのは恐らくどこかの峠だろうが、ヤケにあきらに対して態度が馴れ馴れしい。肩を抱いたり、握手には決して見えないような素振りで手に触れたり…ただのファンなら、そこまでのスキンシップはしないはずだ。元々からの、あきらの知り合いだったのだろうか。だが、


『皆川の名前言ったら一発だったな。IDゲットだぜ』

『案外ガード弱ェじゃん、箱入りってヤツ?』

『あー確かに。オトコ知らなさそー』

『ま、これでいつでも呼び出せるな』


トランスポーターの陰で様子を見ていた豪のそばを、ふたり組が過ぎていったとき。あまりに、下衆な言葉が聞こえてきた。


「あきら」

「あ、豪」


守らなきゃ、オレが


「ちょっとスマホ貸せ」

「え、なんで、あ、ちょっとなにするの!返して!」

「お前LINEやめろ」

「は?急になによ、ダメだよ」

「さっきのヤツら、なに?」

「ああ、もしかして見てた?東京の自工大で整備の勉強しながら峠走ってるんだって。長尾によく行くらしいから、皆川さんも知ってるみたい。今度聞いてみ…ッいたっ!ちょっと、豪!」

「黙ってろ、あきら」

「…っ、ご、う?」


あきらからスマートフォンを取り上げ、返してくれと伸ばした腕を強く掴んだ。頭に血が上ったまま一言も話さず、引き摺るように彼女を歩かせ連れてきたのは、富士に馴染みのある自分も入ったことのない建物。目について咄嗟に入ったそこは研修棟だった。階段の裏、物置場と化しているデッドスペースの壁に、あきらを押し付けて封じ込めた。


「なんなの一体…私まだ仕事「あるなら談笑する余裕なんてねェはずだろ、なにやってんだよ」…え…?」

「…皆川の知り合いなんかじゃない。ただのギャラリーだ」

「うそ、だって長尾で皆川さんに相手してもらってるって」

「知らねェ男の言うコト信じてんじゃねーよ!だからお前は無防備だってんだバカ!」

「ば、ばかってひどい!何なのよさっきから!スマホ返してよ!」

「思い出したんだよアイツらのこと。お前、大観山のパーキングが広くて作業しやすいからって最近よく来るだろ。目ェつけられてンだよあきら。ったく、危機感と警戒心を持てって何度言わせりゃいいんだか」

「ちょっと、人を物覚えが悪いみたいに言わないでよ」

「わかってねェから言ってんだ!アイツらお前を喰うつもりなんだぞ、なんでLINE教えやがったんだ!オレが、どんだけお前のこと…!」


我慢の限界だった。

両腕で閉じ込めたあきらは、豪のからだにすっぽりと隠れてしまう。無理矢理あきらを上に向かせ、身を屈めてキスをした。


「んーっ!んん、ふ…」


突然キスをされたあきらは驚き、目を開けたまま。なぜ友達の彼が私に…と頭が混乱しだした。


(も、ダメだ。オレが耐えらんねェ)


初めて触れた口唇は、思っていた以上に小さくて、飲み込んでしまいそうだった。一度触れたら、あとはもう、止まらない。あきらの柔らかい頬を両手で包み込んで、豪は夢中で口唇を貪った。


「ふ…あ、ん…っ」

「っ、あきら、ん、は…」


なんで、どうして…とあきらはますますわからない。友達なのに、どうしてキスしているんだろう。ぐるぐる考えていたら息も継げず苦しくなって、目をぎゅっと閉じた。


「…っ、ずっと、こうしたかった」

「…え…?」


からだに力が入らず、足元が震えだした。気付いた豪はあきらから少しだけ離れ、でも、額をくっつけながら、掠れた声で小さく囁いた。けほ、と咳き込み、あきらは豪を窺った。


「ずっと、キスしてェって、思ってた。あきらに触れたい…めちゃくちゃにしたい」

「なに、豪」

「アイツらが考えてることと、オレ、一緒じゃん。ははっ、なんだ、結局はそうか」

「ね、どうし、きゃああ!!」


つなぎのファスナーを一気に下げる。胸元から腰まで繋がる長い一本線を開けば、それは肩から簡単にずり落ちた。豪の目の前には、過去に何度も描いては欲を吐きだしていた『ホンモノの』愛する人のからだ。黒い半袖インナーに浮かぶふっくらとした胸、女の子らしいピンク色のレースのショーツ。落ちたつなぎを拾うあきらの手を掴んで動きを右手で封じた豪は、怖がり顔を歪めるあきらをじっと見つめた。


「アイツらが喰う前に、オレがもらうよ」


湧きあがる感情が、止められなかった。誰かに取られる前に、自分の色を、塗り込んでしまえばいい。忘れたくても忘れられないように、強く、濃く、激しく。


「くれよ、全部」


黒いインナーに手を掛けた瞬間、甲に流れた大粒のしずく。それが、豪とあきらの関係まで、流していった。

一言『好きだ』と伝えていたら、なにかが変わっていたのかな。




『オレの、ですから』


「あったかいねー」

「ですねー」


情事のあと。たっぷり愛されたからだを横抱きにされ連れていかれたバスルーム。既に湯を張ってあるバスタブに『あきらさんが好きそうだったから』と拓海が用意していたものは、色とりどりの花びらが浮かぶバスペタルだった。思った通り、きゃっきゃとはしゃぐ可愛い恋人は、とても自分より歳上には見えないくらい、拓海の前では甘えてくる。


「あきらさん、ピンクが似合いますね」

「そう?」

「ほら、髪に乗っけたらかわいいですよ」


白く丸いバスタブは、藤原家でも高橋家の所有物でもない。デートの帰りに『行っちゃう?』とはにかんで照れながらあきらが誘ったラブホテルのもの。


「なんか、子供扱いしてない?」

「いいえ、お姫さま扱いならしてますけど」


拓海に背中を預け、あきらのからだは拓海の脚の間にジャストフィット。あきらの腹の上で、拓海は腕を交差している。


「…ねえ、拓海王子」

「なんでしょうか、あきら姫」

「なんか、固いんだけど」

「仕方ありませんよ、あきらさんふわふわして気持ちいーんですもん」


湯の中で、拓海はそろそろと腕を動かしていた。あきらの細い腰を撫で、両手はそのまま、可愛らしい胸元へ。腰に当たる感触が、ぴくりと反応した。


「ちょ、と!さっきいっぱい触ったでしょ!」

「知ってます?大好きなものっていくら食べても満足しないんですよ。ずっと食べていたいから」

「答えになって、きゃあっ!」

「ふふ、ぷっくり立っちゃってますね、あきらさん」


掌でふわふわと丸い胸を揉んでいたら、拓海は少し悪戯を思いついた。この、背中を預けている体制を有効に使わなければと、頂きの果実を摘んでにやりと笑う。


「もう一回、だめですか?」

「ここで…?」

「だってあきらさん…花に囲まれて、マジでお姫さまみてーにかわいいんですもん…それに」

「ひ…っん!」

「『私を食べて』って、言ってるんですよ、このかわいい乳首が」

「言って、な、ぁんっ!」


柔らかくてやさしい拓海の声は、まるでマシュマロのように甘くとろけてあきらへ染み込む。耳元で囁きながら、拓海は胸を弄り続けた。


「ほら…ね?オレに触られるとぷっくり硬くなるんですよ。食べさせて?あきらさん」

「さ、っき、っん、ゃ、いっぱい、舐めたくせに…っ」

「だから、言ったでしょ、好きなものはたくさん食べても満足することはないんですから」


耳たぶを食んで外耳に舌を這わす。びくんっ、と大きく跳ねて湯が揺れた。その隙に拓海は態勢をズラし、正面からあきらをロックオン。湯から顔を出した胸のピンクのさくらんぼにかぶりつく。


「ひゃああ…っ、た、くみ、くん…!ん、あ、ああっ」

「あきらさん…、かわいい、舐めながらコッチも、触ってあげますね」

「ゃんっそこ!やああ…!」

「あーあ…ぬっるぬるですよ…こんなコト、涼介さんたちに言えないですねー、でもオレ、言っちゃおうかな、あきらさんが、オレの手で気持ちよくなってますって」

「だ、め…、おねが、あああ…っ!」

「乳首舐められて、かわいい小さな芽も弄られて…すっげーエッチな顔してるよ、あきらさん」

「あ、ああ、ん…、たくみく、ん…」

「ほら、もっと、ほしいでしょ」

「…っ、ん、ぅん、もっと、し、てぇ…、たくみ…っ」

「…言えないよ、こんな、かわいくてエッチなお姫さまは、誰にも見せたくねーもんね。あきらさんはオレの、ですから」

高崎から新潟まで続く国道18号線をもじって、『松井田への道は大人への道』と題した小ネタの、復活版でした。大体の内容は変わってない…はず。

おふざけが過ぎまして申し訳ありません。サイト始まってからずっと宅の真ん中のピュアな話しか書いていませんでしたので、今回私のハメを外させて頂きました!また書いてもいいですか!前回のQも、皆さま照れつつもしっかりと読んでくださったようで嬉しかったです。しかし書いてるコチラはもっと恥ずかしいんですよ!あんなことこんなこと頭で展開して文字に起こすと湯気が出ます!でも楽しかったー!

2014,9,25りょうこ