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冬前の、夜長
空気の澄んだ、星空
そそぐ、月明かり
柔肌をすべる、ふたつの、吐息
兄弟ふたりから求められることは、これが初めてではなかった。お互いがお互いを特別に想い、それが家族とは違う愛と気付いたのは、果たしていつのことだったろう。
啓介が家に帰って来ない寂しさと、涼介が大学と車に熱中していて家を空けていた寂しさで、ひとりぼっちのあきらの想いは募る一方だった。それは兄弟も同じで、あきらに対する想いに気付いているけれど、愛しているからこそ、伝えられなかった。
それから、何年か経ち。
啓介が戻ったことで、三人一緒にいられる時間が段違いに多くなった。昔の様に、三人で過ごせて、毎日が本当に楽しかった。
それは、あきらが二十歳の誕生日を迎えた頃。
想いを告げたのは、兄妹弟、果たして誰が最初だったか。
その日、初めて、兄弟と身体を繋げた。
「……っ、や、そこ、はずかしい、よ…っ」
「ほら、もっと見せてごらん、あきら」
「まーだ恥ずかしいの?アネキ。よ、っと」
ぴちゃ、
「んやっ、ああぁ!!け、ちゃ、やだぁっ!」
初めて繋がったあの日から、何度、三人がひとつになっただろう
涼介の部屋で、白い肌をすべて晒し、ふたりに求められ、愛されて
「っつ、はっ…、アネキ、好きだ…」
「あきら…っ、愛してる」
「け、すけぇ…っ、お、にぃ、ちゃ…!だいすき…っ、ああぁあ…っ!!!」
奥深く、
身体中で、感じる
やさしくて、あつい、鼓動を。
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このお話では兄妹弟もう過去にも繋がっちゃってますが、『このお話のみでの設定』ということでひとつ頼みます。別次元です。
狂愛というか、シリアスもたまにいいなぁ。
兄弟の短編や他のお題では、まだこう、恋人として両想いになってるのかどうなのかわからないギリギリでモヤモヤを攻めてますので、
まだ、えち、してない、よ!!!←
それにしても表現ヌルくてすみませんんん…!!!スライディング土下座アァァ!!orz(ズザァアッ!!)
もう少し描写細かくした、か、った…想像力がほしい…
アラベスクは、幻想的とか、形に囚われない自由な発想とか、割とフリーダムな意味です。この曲集で一番有名なんじゃないかな。
…フリーダムすぎてすみません…し、精進します…
2012,11アップ