プロローグ

貫く剣は贖罪の証
 ああ、願いは叶った。
 彼女はハラハラと美しい涙をこぼして俺を見下ろす。ずっと君に殺されたかった。そのために俺は生きてきたのだ。だって、こうすれば俺は救われるのだ。貴方のいない世界で、俺はいきてはいけないのだから。
僕を貫くその剣は、贖罪の証