惚け者、恋すりゃ難儀

惚け者、始まりし恋の続編です。



 縁側には暖かな日が差している。
 戦乱の世と言うのにここはなんて呑気な場所なのだろうか。そんなことを考えながら日向で暖まったそこへ腰をかける。
 まるで夕刻に海へ行き、波の流れをただぼうっと見るように俺は視線を前に向けた。
 今の状況を夕刻と比喩したが、現在はそんなことはなく真昼間である。

「そよさん、今日は実習でお饅頭を作ったんです」

「ええ、ずるい。私が先にあげるって言ったのに〜」

 きゃいきゃいと子犬の鳴き声のように聞こえるのは、別棟で忍術を学んでいるくのいちのたまご、通称くのたまだ。
 その中心にいたのは俺の恋仲の“女”だった。まあ、何故女という部分を強調したかと言えば、彼女は現在“男”の姿をしているからである。
 彼女の名はそよ、姓は食満……俺の好敵手、食満留三郎の妹君だ。なぜ恋仲になったのかは話せば長いし、ややこしくなるので割愛しよう。
 彼女のことをざっと説明するならば、食満留三郎の双子の妹である。複雑な事情を抱えていて、あと少なくとも一年弱は十二歳の男として暮らさなければならないのだ。
 そんな彼女とは恋仲になってから約ひと月が経った。しかし、早くも問題を二点ばかり抱えていた。
 そのひとつが今、目の前に繰り広げられている光景である。

「わあ、こんなにいいのですか?ありがとうございます。いただきますね」

 そよは数人のくのたまたちから饅頭をもらっていた。一つずつ包みを開けると、それを半分に割る。

「……でもたくさんで食べきれないので、私と半分ずつ食べてくれませんか?」

 そう言うと、くのたまの口へぽんと入れてしまうのだ。彼女はこのように無自覚ではあるが所謂“良い男”がやることをさらりとやってのけてしまう。
 そよは男よりは小柄だが、くのたまよりは幾分背が高い。実の年齢は十五だから十二の男にしてはたっぱがある様に見える。
 留三郎を褒めるようで癪なのだが、兄譲りのすっきりとした顔立ちと、付き合いのよさ、そしてあの優しさだ。
 忍たまではない外部のいい男とくれば彼女たちは放っておかないだろう。
 彼女がくのたまから絶大な支持があると気が付いたのはほんの少し前だった。

「文次郎さん!ごめんなさい」

 いつの間にかこちらに気が付いたそよが向かってきている。その後ろから邪魔者め、と言わんばかりの視線を感じるが頑として知らないふりをした。

「随分楽しそうじゃないか」

「ええ、お饅頭おいしかったです」

 嫌味の一つもこう邪気のない笑顔で返されてしまえば途端意味を持たなくなる。

「なにか毒でも入っていたんじゃないか?」

「いえ、とても美味しい白あんのお饅頭でしたよ。すごいですよね、作るの大変なのでしょう?」

 それじゃあ本命ということじゃあないか。普段は実習だなんだと言って、痺れ薬や眠り薬、果ては下剤を甘味に仕込んで忍たまに送る奴らの笑顔を思い浮かべた。
 先ず一つ目の問題、それは同性ではあるがとにかくそよは人気があって迂闊に近づき難いのである。

「会計委員会の手伝いをするのに、話し込んでしまってごめんなさい」

「いや、構わん。俺もただ手伝ってもらうのは忍びないと思っていた」

 俺は縁側から上がって、廊下を彼女と歩き始める。
 今日は会計報告の決算書の手伝いをしてくれる約束をしていたのだ。
 それでなかなか姿が見えないからとこうして迎えに来たのだ。
 いつもは兄である食満留三郎の所属する用具委員会を手伝っているのだが、本日に限っては珍しく暇なのだと言う。
 ならば、と現在、決算報告前で修羅場になっている会計委員の仕事を手伝うと彼女から申し出てくれたのだ。
 委員会に私情を持ち込むのはどうかとも思ったのだが、それにしたって手が足りない。数日後は個人的な試験も重なっているので、なんとか今日中には終わらせたかった。今は寝子の手も借りたい状態なのである。

「会計委員長、潮江文次郎。入るぞ」

 襖を開ければ委員会室はどんよりとした空気が流れていた。
 四年生の田村三木ヱ門は美しいと呼ばれるその顔に濃い隈を湛え、神崎左門は算盤を打ちながらおそらく半分は寝ている。一年どもは目をしぱしぱとさせながら座っているのがやっとのようだ。
 何を隠そう、会計委員会の徹夜数は三日目を越えていた。

「こんにちは。みなさん、大丈夫ですか?おつかれさまです」

 そよの声に会計員会一同、背筋が伸びる。

「食満先輩の弟さんのそよさん!」

「来てくれたんですか!」

 任暁左吉、加藤団蔵が立ち上がって嬉しそうに目を輝かせる。さっきまでの乾いて充血していた目はどうしたというのか。

「そよ!助かるぞ」

 半分寝ていた神崎もしゃっきりと起きて手を振っている。呼び捨てにしていたのは少し気にかかったが、奴は同じ年の男だと思っている。仕方がないことだ。

「いやあ、助かる。今日も徹夜だと思っていたから」

 田村も慣れたように手を招いた。
 薄々感付いていると思うが、これがもう一つの問題である。
 会計員会全員にそよが実のところ女だということを隠し通さねばならないことだ。
 そよが食満留三郎の双子の妹で、俺の恋人だと知っているのは、同輩とそれから用具委員会だけである。留三郎の頼みでそよが妹だと言うことはきつく口止めしてあったのだ。
 場合によっては食満家の沽券にかかわることなので当たり前なのだが、用具委員会がそれを律儀に守っていることには驚いた。
 一年は組のふたりはおしゃべりで有名だったし、用具委員会の浜守一郎は田村と同じ組に編入した。三年の富松作兵衛も神崎と同じ組で仲が良いと聞いている。それなのに関わらず、誰も彼女を食満留三郎の弟として疑う様子もなかった。用具委員会から随分愛されていると思った。

「火薬委員会の帳簿を見てもらえるか?」

「三木ヱ門さん、わかりました。計算し直しますね」

「あ、僕のも見てください!」

 田村の隣に座ったそよに団蔵が食いつく。
 それを見て俺だけがどうも気が休まらなかった。
 一言で表すのなら面白くないのである。
 彼女は“十五”の“娘”で、しかも俺の“恋仲の人”だ。
 それが年下の田村や神崎に呼び捨てにされ、馴れ馴れしい態度を取られている。それにそよは算術が得意で、会計員会は全員よく懐いているのだ。

――認めたくはないが、嫉妬というやつだ

 この気持ちに気が付いた時にまさか自分がこんな傾向にあるとは思わなかった。だが、気持ちばかりはどうしようもない。
 そんなことは御首にも出さないように、算盤をはじく彼女を目の端に入れながら俺も帳簿を手に取ったのだった。

「すごいです!あんなにまとまらなかった帳簿がすっきり片付いちゃいました!」

 夕食の前になって、左吉は涙ぐみながらそよの手を取った。もとより成績優秀な左吉は計算の早い彼女に憧れを抱いているようだった。

「今夜はやっと眠れますね!田村先輩!」

「ああ、一年たちもしっかりと礼を言わないとな」

「そよさん、ありがとうございます!」

 田村も神崎も、それから団蔵も口々に礼を言い久しぶりの自室に戻って行った。
 急に静かな委員会室で二人きりになる。留三郎に似るように化粧をしてあるそよの顔がこちらを向いた。

「文次郎さん、お疲れ様です」

「ああ。ありがとな」

 最後の帳簿を纏めながら、俺はそよに聞いた。

「もう日が暮れるが、今日は帰るのか?」

「いえ、留三郎が夜道が危ないからと。今日は留三郎の部屋で休みます」

 伊作くんは保健委員会の仕事でいないみたいなので、と付け足した。それは留三郎が妹の為に追い出したのではないか、というのが脳裏を掠めたが優しい性分の彼女は気にするだろうなと思い噤む。

「あの……」

「なんだ?」

 恥ずかしげに俯く彼女に尋ねてきた。

「眠る前に部屋へお伺いしてもよろしいでしょうか?本日、あまりお話が出来なかったもので……い、いえ!疲れているなら早くお休みになってください」

 地味な茶の着物の中、鮮やかに顔を染めながら聞く。俺は無意識に彼女の手を取っていた。

「睡眠よりお前と話す方が大切だ。待っている」

 その時、夕食の鐘が聞こえてきた。彼女の手を離して立ち上がる。俺は三日ぶりにやっと自分の委員会活動を終わらせたのだ。

――今日私は夜に作法委員会の仕事でな。……ところで文次郎、峠の麓に新しく団子屋が出来たらしい。私は新しい店の団子が食べてみたいなあ

 同室である立花仙蔵がそう言って部屋を出て半刻が経った。
 ああ見えて奴は甘味好きである。暗に気を遣うのだから報酬を寄越せと言っているのだった。随分現金なやつだ。まあ、この状況をつくる手助けをしてくれたのはありがたくもあるのだが。

「なにか難しいことをお考えですね」

「そんなことはない」

「ここに皺が寄っていますよ」

 そう言うとそよの人差し指が眉間を撫でた。
 現在俺の頭は彼女の膝の上にある。
 俺は読んでいた書を胸元に置いて上を見上げた。
 忍術学園では誰が床下や天井板の上にいるかわからない。四年生や五年生が実習の一環で天井板を伝って六年生の部屋に侵入する課題が出されることもある。一年ろ組やその教科担当の斜堂影麿先生も侮れない。
 そんな中、いくら自室とはいえ多くのことを話し込むのは危険である。その為に二人でいても口数は多くなかった。それにもともとそよは話好きな方ではないらしい。

「それにしても随分、お前はひとに好かれるなあ」

「誰かに告白されたことなど生涯ありませんよ」

 そよはすっかり化粧を落として、髪紐も解いている。優しく娘らしい笑顔をこちらへ向けた。この姿でいられるのは本当に少しの間だけだ。彼女と娘姿で会ったのも二度程しかない。留三郎の部屋に戻り、眠る前にはまた化粧をするのだ。それもすべては御家の為だとそよは言っていた。

「衆道の気がないやつらが、お前とだったら有りかもなとか随分と品のない話をしていてな」

「まあ! ……それで?」

「同じく聞いていた留三郎がぼこぼこに絞めていた」

「あら、まったく留三郎ったら。暴力はいけませんと言わないと」

 どこかずれた返事をするそよは俺の髪を梳いている。こういう関係になって気がついたのだが、彼女は思ったこととは違う返答が返ってくることが多い。それが無自覚に人の心を揺する魅力があるのだ。

「文次郎さんの髪はまっすぐで綺麗ですねえ」

 男の髪を触って何が楽しいのだと思ったがされている方は存外心地が良いものだ。
 俺は周囲に目を配らせる。誰の気配もないようだった。
 本を閉じて彼女を見つめれば、少し頬を染めて髪を梳く手が止まった。

「俺は自分が情けなく思う」

「なぜそのようなことを?」

「まだお前を護れるだけの場にいない。それなのに、此奴は俺の女だと言いたいのだ」

 随分情けない台詞が口から出ていく。忍者の三禁……そんな言葉が脳裏を掠めた。こんなことでは忍者として駄目だと言うのは分かっているのにそよには隠せなかった。

「わたしは……」

 困ったような笑顔が降ってくる。

「食満家のために男の姿で暮らしてきました。それでも今では気が付かれてしまってもよいと思っている自分がいるのです」

 その笑顔はどこか苦しそうで、泣きだしそうだった。

「……もしもわたしが女だと気が付かれたら何里も遠くに逃げます。そこで日暮しでもいいので働いて、それで……」

 俺の頬に彼女の手が置かれる。その手は少しだけ震えていた。

「あなたが迎えに来るのを待っていたい。文次郎さんのお側に置いて下さるのなら食満を捨てても良いとさえ……」

 決意をするように言う彼女の瞳から涙が零れた。
 食満家のお陰で命があって、その為に性別を偽って……それを捨てても良いと言うくらい、そよは俺を想ってくれていたのだ。
 なんて自分は阿呆なんだと、頬に当てられた震える手をさする。

「悪かった。俺は食満家に迎えに行く。留三郎を倒して堂々とお前を奪ってゆくぞ」

「……怪我はしないでくださいね」

 愛らしい笑顔に心の蔵あたりがじわりと温かくなる。
 ああ、と返事をしてまた本を取ろうとした時だった。

「潮江文次郎先輩、いらっしゃいますか?」

「四年ろ組、田村三木ヱ門と一年は組、加藤団蔵です」

 後輩たちの声が戸の前から聞こえてくる。心臓が跳ねたが冷静を装い、低く返した。

「どうした?」

「明日の委員会の件で尋ねたいことがありまして」

 田村の声が遠慮がちに聞こえる。まだ宵の口というにも早い時間だ。後輩なりに失礼ではない時間を見計らって来たのだろう。
 起き上がってみれば、そよは顔を青ざめさせている。
 さあ、どうしたものかと目を配らせた。押し入れに隠れさせるかと思ったがその時間はなさそうだ。文机の下では気が付かれてしまう。返事をしてしまった手前、帰れと言うのもおかしな話である。
 俺からの返答前に戸が開くだろう。さすれば道は只一つである。俺は素早くある物を引っ掴んだ。
 団蔵が戸に手を掛けて開け始める。

「今から言うことを聞いてくれ。何があっても声を出すなよ」

 俺は向こうへは聞こえない声で言う。そよは静かに頷いた。

「失礼しま……アッ!」

 戸が開き切った瞬間に団蔵の悲鳴のような声が聞こえる。続けて部屋を見た三木ヱ門が一歩後ろへ下がった。
二人とも目を丸めて、固まっている。
 後輩二人に見せたのは、愛おしげに彼女を抱き寄せている姿だった。
 あの瞬間、すぐに胡坐をかきその間にそよを座らせた。引っ掴んだ布団を羽織る様にかけさせ、顔を自らの胸に埋めさせる。ふたりはこれがそよだとは気付いていないが、明らかに女と逢瀬の最中だと言うことは分かったようだった。
 三木ヱ門はまずい、と言った顔で団蔵を見た。見られた団蔵は顔を真っ赤にさせて固まっている。
 わざとそよを引き寄せていた腕に力を込める。掛けられた布団に流れる長い髪を撫でながら好い人を愛でている様を演じてみせる。色とはかけ離れている先輩が、女といればさぞ驚くことだろう。驚車の術の応用と言ったところだ。

「悪いが取り込み中だ。……緊急の要件か?」

「い、いえ! 明日の朝でも構いません」

 慌てたように三木ヱ門は言った。

「そうか。……このことは」

「勿論です! 他言しません。絶対にです! ほ、ほら! 団蔵、団蔵!」

「ひゃ、ひゃい!言いません!」

 焦る田村に引きずられて、顔を赤くした団蔵は去っていく。危なかった。もう少し顔の角度がずれていたら三木ヱ門には気付かれていたかもしれない。まあ、奴ならば知ったとて他言はしないだろう。団蔵には刺激が強すぎたかと気にかかったが、今は気にしていても仕方がない。慌てて去ったものだから開け放されたままだった戸を閉めて振り返る。

「わ、悪かったな」

 腰が抜けたように座り込んだそよは団蔵よろしく顔を……耳や首までも染めた。
 卒業をするまで清い関係でいようと約束をしたのは、想いが通じてすぐの時だ。それがわざと勘違いをさせる行動に出るとは思わなかったのだろう。

「こ、こうするしかありませんでしたもの……ね……」

「いや……まあ、顔は見えずとも俺のだと示したかったのかもな」

 口をついた正直な言葉にそよは布団をぎゅうと抱えた。
 愛らしいなあ、そう思いもう一度彼女の元に近づいた時だった。

「そよ、そろそろ部屋に戻る……ぞ……」

 スパン、と勢いよく戸が開かれる。そこには夜着に着替えた留三郎が間抜け面で立っていた。風呂上りなのか、首から手拭を掛けている。
 その顔が般若のようになるのはそう時間はかからなかった。

「文次郎……てめえ」

「ま、待て! 留三郎! 誤解だ!」

 今、そよは全身を布団で纏っている状態だ。そこからちらりと白い足が見える。場合によっては何も着ていないように見えなくもない。いや、先程後輩たちを退かせるためにわざとそう見えるようにしたのだが、妹を溺愛する兄からしたらとんでもない場面に見えるだろう。
 しかも頬を赤く染めているというおまけ付きだ。俺たちはこれで安易な想像が出来るくらいの年頃ではある。

「絶対に許さん! 俺と勝負だー!」

 床を蹴った留三郎がこちらに襲い掛かってくる。どこに持っていたのか、すでに鉄双節棍を構えていた。俺は咄嗟に近くに置いていた袋槍を握る。

「ち、違う!断じて違う!」

 中庭ではおうおうやっている、と仙蔵、小平太、長次が傍観している。たまたま委員会の最中に通りかかった伊作が手招きしてそよを廊下へ呼んでいた。

「日が変わるまで絶対に“これ”終わらないし、そよちゃんも寝たいでしょ?化粧道具を貸してあげようか?」

 伊作が俺たちをこれ、とえらく失礼な呼び方で指をさしている。

「ほう、本日は私が化粧をさせてみたい。そよ、いいだろうか?」

「しかし、すっぴんはまるで留三郎に似ていないな。本当に兄妹なのか?」

「……輪郭は、似ている……」

 いつの間にか仙蔵や小平太、長次がそよを囲んでいた。
 待て、せっかくゆっくり過ごせる時間だったのにと彼女の元へ向かおうとすればそれを兄である留三郎に止められるのだった。
 というより、着物を着ているとわかったのだから誤解が解けても良いのではないか。それでも兄の怒りは治まらないだろうが。

「お互いに怪我だけはしちゃ駄目ですよー!おやすみなさーい!……伊作くん、お化粧道具を貸してくださいますか?」

 やっぱりどこかずれたことを言って、そよはにこやかに手を振っていた。それから伊作や仙蔵、ろ組連中たちと奥の部屋に消えていく。
 これでは卒業するまで迂闊に近づけなくなってしまったじゃないか。新たな問題を抱えて、とりあえず今は此奴を何とかせねばと袋槍を構える。

「勝負だーッ!」

「だから!誤解だって言っているだろうが!」

 空には振ってきそうなくらい星が輝いている。学園のどこかでまるで夜空が晴れているみたいだね、と誰かが呟く。
 今更しでかした事の重大さに気が付いた。俺は腕を捲って、この先幾度も戦わねばならぬ愛しい人の兄を見据えるのだった。



惚け者、恋すりゃ難儀


譲れぬと御前を攫ひにゆきたくて
己を律し行く末を思ふ


(亜美さまからのreq)

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