その日はとにかく疲れていたことだけは覚えていた。作戦会議の後に、大量の書類に目を通して、終わったと思ったら次の作戦会議の時間になっていて、移動しながらサンドイッチを食べるのがやっとだった。正直どうやって自分の部屋に帰ってきたのかも覚えていない。
「んんっ……ん?」
目が覚めると、胸元に何かあたたかい物がくっついている感覚があった。顔を下に向けると、気持ちよさそうに眠るナマエの姿があった。しかも下着姿のまま。目線がその柔らかそうな白い胸元に吸い寄せられながらも、ナマエの身体を揺すって起こしてみる。
「おい、ナマエ。ナマエ、起きろ」
「……サボく、ん?」
「おはよう。ってか、お前なんて格好で寝てるんだ」
まだ半分寝ぼけているナマエは開けきらない瞼を上下させながら、むにゃむにゃと答えた。
「昨日ね、コアラちゃんからサボくんの顔面から疲労が滲み出てるって聞いて、きっとすごく疲れてるんだろうなぁと思って、寝る前にマッサージでもしてあげようと思って、サボくんの部屋に向かってたの。そうしたら、ちょうど廊下をふらふらなサボくんが歩いてて、後ろから声をかけたら、勢いよく振り向いて走ってきて、ぎゅーって抱きしめられたかと思ったら、すごい勢いで部屋に連れ込まれて、着ていた服とか全部脱がされて、あ、下着は脱がされなかったよ。それで一緒に寝てくれって、言われてそのまま一緒に寝ちゃったんだ」
「説明ありがとう。よくわかった。たしかにすげぇ疲れてた記憶はある」
「なんかすごい甘えたなサボくん見ちゃった」
フフフッと嬉しそうな笑顔のナマエはまた俺の胸元に顔を寄せた。正直、俺もパンツしか履いてないっぽいし、ナマエは下着姿だし、すっげぇムラムラしてきた。なんなら、朝勃ちで息子も元気だ。
「じゃあさ、甘えたついでに一ついいか?」
「なぁに?」
ナマエの唇に自分のを押し付けた。素肌と唇が触れあっているだけで気持ちが昂ぶっていく。名残惜しけど、一度キスを中断して顔を離すと、ナマエの眼にも欲情の火が見えた。
「1回だけで我慢するから、ナマエの中でイキたい」
きっと答えなんて決まってる。