自分の性格なんてものは俺が一番わかっている。
好きって言うまでかなり時間がかかったし、付き合ってからも頻繁に言うのは照れる。それなのに、あいつが俺以外の奴と話したりすると、嫉妬が止まらない。
「なぁ、ナマエ。昨日の夜、マルコと何話してたんだよ」
「昨日の夜?たしか次に寄る島は薬草が豊富だから欲しいものがあればリストに入れておいてほしい、とか話してたよ」
「……ほんとにそれだけか?」
「?」
「マルコに何か言われてめちゃくちゃ顔赤くしてたじゃん」
「そ、それは……」
言いにくそうにするナマエを抱き寄せて、耳元に口を寄せた。
「言わないとずっとこのままだぞ」
「っ!うぅ…」
「ナマエ」
名前を呼び、舌を出して耳をぺろりと舐めてから、かぷっと甘噛みすると、ナマエから一際高い声が出た。
「ひゃあ!言う、言うから!」
「ん」
「えっとね、エースくんのこと好きになって、今はエースくんと付き合ってるってみんな知ってるでしょ。私のことを可愛くなったっていう人が増えてるって教えてもらったの。それで、女の子は恋をすると可愛くなるって本当なんだなって話しをされて、すごい照れて恥ずかしくなっちゃって…」
俺の位置からでもやっと聞き取れるくらい小さい声でそう答えたナマエの顔も耳も全部真っ赤になっていた。俺にもその熱が移ったような気がした。
「ナマエ」
「な、なに?」
「ナマエのことめちゃくちゃ好きだし、一番可愛いと思ってるのは俺だから」
「……うん」
「だからそんな可愛い顔、俺以外の前で絶対すんなよ」
俺はナマエを抱きしめる腕に力を籠めた。