深読み上等!



「はい、これ。いつも世話になっているお礼」


唐突にそう言ってエナガが彼らに手渡したのは、小さな木箱。
訳も分からず受け取ったはいいものの、一体何が入っているのやら。
怪訝な表情を浮かべる者、興味津々に木箱を見つめる者、皆木箱から視線をエナガに向けた。


「一体何が入っているのだ?」


三成がその場にいる者の心を代弁する。
そんな三成の疑問も想定内とばかりにエナガはにっこりほほ笑んだ。


「食べ物」
「食えるのだろうな?」
「当然でしょ。日頃のお礼と言っているのに、食べられない物を送るなんて、嫌がらせでしかないじゃない。大丈夫、来月は三倍返しでお礼をせがむなんて真似はしないから」
「見返りのための礼なら必要ない」
「だから言ったのに、お礼のお礼なんていらないって。素直に受け取ってよ。ねえ、兼続さん」


同意を求めるようにエナガが兼続を見れば、兼続は云々と頷いた。
兼続の隣にいる幸村もまた笑ってエナガの好意をすんなりと受け取っている。


「気にするな、エナガ。三成は照れているだけだ」
「何故俺が照れなければならんのだ」
「ははっ、そう照れるな。嬉しいのだろう」
「だから俺は………」


言いかけて三成は諦めたように口を噤んだ。
どうせ何を言おうと兼続には通じないのだろう。
言うだけ無駄だとばかりに嘆息する三成に、エナガは苦笑する。


「エナガ殿、開けてもよろしいですか?」
「ん、できれば家に帰ってからのお楽しみってことにしてほしいかな」
「帰ってから、ですか?」
「うん。あ、でも気になるなら開けてもいいよ」
「なら今ここで開けても問題ないではないか。全く妙に勿体ぶるのだな。どうせ大したものでもあるまい」
「まあ私にとってはある意味食べ慣れているから大したことない物だけどね」
「ちょっと待て、そのような物を日頃の礼として貴様は渡すのか」
「だからあくまで私は食べ慣れているからだよ。もう、三成さん、気になるなら開ければいいじゃない。ただし、怒らないでね。中身、みんなそれぞれ菓子の種類が違うから」
「ほう、ではそれも楽しみの一つと言うのだな。では私はエナガの言うように帰ってから開けることにしよう」
「流石兼続さん、分かってる」
「では私もそうしましょう」
「幸村さんも?別に無理に持ち帰らなくてもいいよ」
「い、いえ、別に無理をしているわけでは――」
「だって開けてもいいかって聞いたの、幸村さんでしょ?」
「ですがそれでは………楽しみが減ってしまいます」
「うむ、そうだ。幸村。我らはエナガの気持ちを全て受け取る。それが義というものだ」
「兼続殿の言うとおりです。ですから、エナガ殿。あなたのお気持ち、この幸村しかと受け取りました」
「う、うん…あ、ありがと」
「菓子一つで……恥ずかしいことを言う」


呆れかえった三成の独り言を傍で耳にしたエナガは、全くだと内心納得した。
渡した菓子の意味を知っている者ならば、ある意味誤解を招くような発言だらけ。
兼続と幸村の性格を知っていないと、誤解を真に受けて狼狽してしまうだろう。
それこそ、彼ら二人に想いを向けているのなら、尚更。


(分かっていても悪いよね……心臓に)


動揺が三人に伝わらないよう、エナガはぎこちない笑みで誤魔化した。




*****




三成たちと別れ、エナガは菓子を渡す予定の者たちのところへと向かっている。
菓子を入れた風呂敷を抱えて意気揚々と道を歩くエナガの隣にいるのは幸村だ。
たまたま幸村の帰り道とエナガの行く道が同じなだけなのだが、先程から幸村の視線はエナガと風呂敷を行き来している
そして、何か言いたいものの、言ってもいいのか躊躇っているようにも見えた。


「どうしたの?」
「あ、いえ…大したことではありません」
「十分大した視線だったけど?」
「気に障ったのなら謝ります。ただ…その、そちらの菓子は……」
「ああ、これね。さっきも言ったけど今から配りにいくの。左近さんと慶次さんには兼続さんと三成さんに頼んじゃったけどね」


本当は直接渡したいのだが、今日中に他のみんなにも渡したいから。
困ったと笑うエナガに、幸村は相変わらず腑に落ちない顔。

幸村が知りたいのはそう言うことではない。
エナガが抱えている風呂敷の中身。
数からしてそれなりにあるようだが、それらの貰い手は一体誰なのか。
そう、知りたいのはエナガが菓子を渡す面々のこと。

誰にあげるのかなどエナガの勝手ではあるものの、嬉しそうなエナガの顔を横目で見ていると気になるのだ。


「――さん。幸村さん」
「え、あ、何でしょう?」
「いや、……帰らないの?このまま真っ直ぐ行くと家に帰れないよ?」
「あ………」


思考が風呂敷の中身に占領されてしまっていたため、気づくのが遅れた幸村に、エナガはどうしたのかと首を傾げた。
そうこうしている間も二人の足はどんどん前進している。
道を間違えたのならさっさと引き返せばいいのだが、出来ないのはやはり気になるから。


「幸村さん。本当に良いの?」
「え、ええ。あの、差し支えなければ私もお供してよろしいでしょうか?」
「あ、うん。いいよ。でも、一日潰れちゃうかもしれないよ?」
「構いません。幸い今日は何も予定はありませんので」
「そう。なら良かった」


エナガ以上に良かったと安堵しているのは、幸村だ。
これで堂々とエナガの傍にいて、誰にあげるのかを聞かずともエナガが菓子を渡す相手を確認できる。

そんなことを幸村が思っていることなど露知らず、エナガは一人相変わらず嬉しげな笑みを浮かべたままにこにこしている。


「それで、まずどなたのもとへ行くのですか?」
「えっと、最初は稲ちゃんで、次は甲斐ちゃん。あと、お国さんに直虎ちゃんでしょ。くのちゃんには戻ってから渡すとして、それから――――」


エナガの口から挙げられるのは女性ばかりで、幸村は漸く懸念事項が消えて安堵した。
………が、それも束の間、エナガの口から飛び出した人物に、事態は一転する。


「ああ、それと政宗さんも」
「政宗殿ですか!?」
「え、う、うん。こっちに暫くいるって昨日言っていたから。折角だし、こういうの、政宗さんなら面白がりそうだなって……拙かった?」
「い、いえ。そう言う訳では…」
「…ないようには見えない慌て振りだったけど?」
「それは、その………政宗殿がお見えになっているとは知らなかったので」
「だよね。私も昨日声をかけられて驚いたよ」


そう言って一層笑うエナガとは対照的に、幸村の笑みはどこかぎこちない。
幸か不幸か、再び視線を前に向けたエナガには、それに気づけなかった。


「とりあえず、余分に用意しておいて良かった。あ、この話は政宗さんには内緒にして。余り物と知ったら誰だって嫌だろうし」
「分かりました」


それ以上幸村は何も言わなかった。
正確に言えばいろいろと思考が別の方へと向いていて、言えなくなったと言うのだが。

実のところ、エナガが何を思って菓子を配り出したのか、幸村は知らないわけではなかった。
というのも、エナガ同様違う世界からひょっこり現れた存在から、菓子の意味を教えられたのだ。
それもつい最近のことだ。

エナガと違って各地を転々としている彼と、道端でたまたま出くわした。
懐かしさに幸村から話しかけて、近くの茶屋でお互いの近況を話していた折、その流れで話題に上ったのだ。
きっかけは幸村がエナガのことについて話し出した時である。
彼もエナガが自分と同じようにこの世界の住人ではないことは知っていた。
それで幸村の口からエナガの名前が出た際、何か思うことがあったらしく、ニヤリと笑ってから件の菓子に関する催しを話し出した。

彼の世界ではその日、女性が好きな異性にチョコレートなる菓子を渡すらしい。
チョコレートも種類は様々だが、普通のチョコレートは知らない人間(と言っても彼の世界では皆知っているらしいが)からすれば、見た目で食べ物か不安になるらしい。
彼自身チョコレートを知らない知り合いに板チョコなるものをあげたところ、「これは食い物か?」と怒られたとのことだった。

そして、最近では友人同士の義理チョコなるものもあるらしいのだが、義理か本命かは見た目や他の面子と中身を見せあわせるなどで大体分かると言う。
分かり易い例で言えば、周囲は皆同じ種類のものなのに自分だけ違うもの、だとか。

そのような彼の講義はひたすら続き、仕舞いにはその催しの丁度一月後にあるお礼返しの話も、それはもうご丁寧に説明された。

エナガが自分と同じか、似た世界から来た者なら、きっとこの催しを知っているはず。
もしかしたら当日何かくれるかもしれないし、下手をすればこれを機に意中の相手に想いを告げるかもしれない。
そのようなことも彼は言っていた。

『ま、頑張れ』

彼が別れ際に幸村に告げた言葉がそれである。
一体何をどう頑張れと言うのだろう。
エナガに本命なる菓子をもらえるように、とか?
当時も今も幸村にはよく解らない。

解らないままこうしてエナガが皆に菓子を配るのをただ傍で眺めているしかできない己自身に、幸村は歯痒さを感じるばかりだった。
三成や兼続と一緒に菓子を渡され、中身は全て違うとエナガは言っていた。
貰った当初こそ、中身を確かめたくて開けても良いかと聞いたのだが、今思えば開けずにおいて良かったのかもしれない。
開けたところで皆中身が違うとなれば、どれが本命で義理なのか区別などつかないし、最悪目に見えて分かったところでそれが己ではなく、二人の友いずれかであったら―――――。


「やっぱり帰った方がいいよ、幸村さん」
「え?」
「だってさっきから心ここに非ずで、私が話しかけても無反応だったから。実は体調悪いとか?」
「い、いえ。そのようなことはありません!」
「なら良いけどね。幸村さんの調子が悪いのに連れ回したら、私がくのちゃんに怒られちゃうよ」
「自己管理は私自身の責任です。仮に私が管理を怠ったとしても、そのことで他の者に貴方を咎めさせはしません」
「そ、そうだね。まあ、元気ならそれでいいよ。でも無理はしないで」
「ですから、無理などしていません。どこまでもお供いたします」
「そ、そこまで力説しなくても良いって。たかが菓子配りなんだから」
「されど、ですよ」


そう、されど菓子配り。
事と次第によっては己の想いは叶わなくなってしまうのだから。

三成がこのことを知っていたなら、「ならそうなる前にさっさと手を打ってしまえ」とでも言うのだろうが。
如何せん当の彼自身菓子の意図など露知らずで、しかも、もしかしたら彼がエナガの本命なのかもしれないのだ。

そのような思いが幸村の内でぐるぐると巡っていての力説だと、エナガにもちろん分かる訳もなく、「真面目過ぎるよ…幸村さん」と、苦笑で返されてしまった。


「真面目は良いことだと言ったのは、エナガ殿でしょう?」
「まあそうなんだけどね。―――あ、稲ちゃん!」


エナガの視線を辿ると、そこにいたのは稲姫。
彼女もまたエナガと幸村に気づいて傍まで駆け寄って来てくれた。


「エナガに幸村、二人揃ってどうしたの?」
「稲ちゃんの所にこれを届けに行こうと思ってたの。はい、いつも仲良くしてくれているお礼」
「ありがとう。開けてもいいかしら?」
「あ、中身はお菓子だから帰ってからのお楽しみにして欲しいな。手が汚れちゃうし、ね?」
「そうなの?それなら分かったわ。帰って信之様と一緒にいただくわ」
「ああそれなら、大丈夫。はい、これは信之さんの分」
「え?」


反応したのは稲姫ではなく幸村だった。
よもやここで兄の名が出てこようとは思いもよらなかったからだ。
幸村の反応に稲姫だけでなくエナガまでも、「え?」と首を傾げて幸村を見る。


「あ、いえ…その、すみません」
「なんで幸村さんが謝るの?」
「まさかエナガ、あなた幸村にはあげていないのでは―――?」
「まさか。それこそ最初に渡したよ。もちろん三成さんと兼続さんにも」
「そうよね」
「あと、くのちゃんや甲斐ちゃんにも渡すよ。みんな中身は違うから、後で二人にも聞いてみて」
「ふふっ、そうするわ。それにしても皆違うものを用意するなんて、大変だったんじゃない?」
「え、それはまあ…でも、一人一人に合うように選ぶのも醍醐味だから。楽しかったよ」
「そういうものなのね。それで幸村はどのような菓子をもらったの?」
「それはまだ……」
「帰ってからのお楽しみということね。それならまた後で教えてちょうだい」
「は、はい」


答えたは良いものの、果たして結果が散々出会った場合、どのような顔で義姉と友にいるであろう兄に報告したらいいのやら。
そもそも散々かどうかは開けて見ても分からない可能性が高いのだが…。
悪い方ばかりに思考が働いてしまうのは、こればかりは致し方ない。

そんな微妙な幸村の挙動を傍目で見ていたエナガは、「おや?」とまたも首を傾げる。


(まさか幸村さん………いや、まさか。ないない。あり得ない)


一瞬浮かんだ疑念を振り払うように、エナガは頭を左右に振った。


「エナガ?どうしたの?」
「エナガ殿?お加減でも悪いのですか?」
「悪くないよ。幸村さんじゃあるまいし、無理なんてしないって」
「わ、私は、先程も言ったとおり無理などしていません!」


蒸し返さないでくれと言わんばかりの幸村に、エナガはクスリと笑うと謝った。
稲姫は稲姫で思うことがあるようで、数秒の思案の後、「邪魔をしちゃ悪いから、今日は帰るわね」、と言って楽しげに帰って行った。




稲姫と別れてから二人は順調に目当ての人物を見つけ、エナガは彼女らに笑顔で菓子を渡していった。
幸村が一番気にしていた政宗はと言えば、何故か滞在先の宿にはおらず、仕方ないので居合わせた小十郎に預けることとなった。

そして、帰り道。
全ての菓子を渡し終え、満足げなエナガの傍ら、幸村はこれからのことを思い緊張の面持ちだった。
面には出していないつもりだったはずが、エナガには何かしら伝わったらしく、何度も大丈夫かと声をかけられた。


「…幸村さん。あの「大丈夫です」
「いや…まだ何も言っていないんだけど。それにもうそれは知っているから」
「そ、そうでしたか」
「まあしつこく聞いた私も悪いんだから。ごめんなさい」
「いえ、私の方こそ」
「あと、渡した菓子、…見た目がすごい色をしているけど、ちゃんと甘いし食べられるから」
「もちろん残さずいただきます。エナガ殿のお気持ち、しっかりと受け取ります」
「あー…うん、私の気持ちだから受け取ってくれると嬉しいんだけどね。くれぐれも無理はしないでよ…お願いだから」
「ですから、無理などしていません」
「この場合、幸村さんの無理しないは当てにならないんだよね…」
「エナガ殿!」
「ごめんなさい。でもありがとう。見慣れない菓子だから、多分皆尻込みするかもしれないし。まあそんなものを送るなって話になるんだけど」
「大丈夫です。きっと皆、美味しくいただしているはずです」
「そうかな?」
「そうです」
「幸村さんが言うならそうだろうね。でも、覚悟はしておいて」
「一体何の覚悟でしょうか?」
「菓子の。見た目とか…初見は驚くと思う。皆のはクッキーだったりマドレーヌだったり、割と菓子って分かる色だから。……お楽しみって言っておいて話すのはいけないんだけど」
「私の菓子はそれほどに驚くものなのですか?」
「だって幸村さんはチョコ………っ」
「ちょこ?」


エナガは慌てて手を口で塞ぐ。
動揺のあまりつい歩みまで止めてしまい、結果、数歩遅れて立ち止まった幸村は振り返ってエナガを見返す破目になった。


「エナガ殿?」
「あ、ううん。ちょっとばかり色が……地味?」
「それでも食べられるのでしょう?」
「もちろん」
「それなら何も問題ありません」
「そ、そう?それは良かった。あ、じゃ、じゃあ私はこれで。他に寄るところ思い出したから」
「え、あ、エナガ殿?」


そそくさと逃げ出すようにして幸村に背を向けたエナガは、止める間もなく駆け出してしまった。
置いてけぼりをくらった幸村は、暫く呆然とエナガが去って行った方角を眺めていた後、諦めて家路へと就いた。

屋敷に付いて早々、幸村は部屋に籠る。
姿勢を正してエナガからもらった木箱を手にとって、じっとそれを凝視した。
とはいえ、目を凝らしたところで透視できるはずもなく。


「やはり腹を括るしかないのか…」


たかが木箱一つを開けるだけなのに、これほどまで緊張を強いられるとは……。
事情を知らない者からすれば何を馬鹿なと笑ったことだろう。

幸村は意を決して木箱の蓋を開く。


「これは………っ」


息を呑んだのはエナガが言うような理由ではない。

『ま、頑張れ』

今頃各地を巡り歩いているであろう彼の言葉とともに彼が教えてくれた話が、再び幸村の脳裏に蘇る。
頑張れと言われてもこちらでは頑張りようがないではないか。
そんなことを思っていた今までの悩みが、全て杞憂となって吹っ飛びそうになる。

『まあ私にとってはある意味食べ慣れているから大したことない物だけどね』
『ちょっと待て、そのような物を日頃の礼として貴様は渡すのか』
『だからあくまで私は食べ慣れているからだよ。もう、三成さん、気になるなら開ければいいじゃない。ただし、怒らないでね。中身、みんなそれぞれ菓子の種類が違うから』

『幸村さんが言うならそうだろうね。でも、覚悟はしておいて』
『一体何の覚悟でしょうか?』
『菓子の。見た目とか…初見は驚くと思う。皆のはクッキーだったりマドレーヌだったり、割と菓子って分かる色だから。……お楽しみって言っておいて話すのはいけないんだけど』
『そんなに驚くものなのですか?』
『だって幸村さんはチョコ………っ』

追い駆けるようにして次に過ぎったのは、直前のエナガとのやりとり。
あの時エナガが自ら遮った言葉の意味も理由も、今なら分かる。

菓子の種類はそれぞれ違う。
幸村の目の前にある菓子は―――――。


「ちょこ、れーと……」


エナガの言った覚悟は、見た目の色のことを言っていたのだろう。
何せ、エナガは幸村が菓子の意味を知っていることを知らない。
知らないと思っているからこそ、幸村本人を目の前にして平然としていられたし、皆と一緒に渡すことができたのだろう。
そして、返事という見返りも、恐らく彼女は一切期待していない。
だから余計にどうして良いのか分からなくなる。

幸村自身知ったのはつい最近であるし、知らなければそのまま何も考えずに彼女の好意を受け取れた。
ましてやこうして悶々と要らぬ苦悩などするわけがなかった。


「明日、どのような顔をして会えばいいのだろうか…?」


嬉しさや気恥ずかしさ、不安が混ざり合い、幸村は暫くその場から動けずにいた。








(完)
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三成からすれば、「想いが通じているのだから、さっさと想いを告げてしまえ」ですね。
そうはいかないのが幸村で、曖昧に濁した主人公の責任だったり。





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