はじめに
肥前国のとある本丸、八重桜城。
この本丸の主は歴史を守る審神者であるだけでなく、文学作品を守る特務司書として帝国図書館でも働いている。その影響か、この審神者には、「文学作品の中へ入り込む」という奇妙な能力、否、性質をもっているのである。審神者はこれを「迷子」と読んでいる。
図書館には「迷子」対策となる設備があるが、本丸には当然ない。この背景をもって、審神者自身の体調によって風邪を引きやすくなるように、「迷子」になりやすくなるのであった。
そんな審神者を主とする刀剣男士たちも、その影響を受けないわけはない。