年上の幼馴染


都会で働く年上の幼馴染と偶然の再会
「久しぶり!帰ってたんだ」
「正月くらいは。仕事あるし今日戻るけど」
彼女は確かに笑っているのに、何だか違和感を感じて
「一人暮らしも仕事も、あんまり無理しすぎたらダメだべ?」
お前は頑張り屋だから、と続けるとポロポロと溢れる雫

「優しい事言わないでよ」
孝支の言葉が疲れた心に沁みて涙が堪えきれなかった
「帰って来ればいいのに」
志半ばで帰ることはしたくない、と首を横に振ると
「じゃあさ、ちょっとだけ待ってて?」
綺麗な瞳に射抜かれて
「俺、東京の大学受けるんだ。絶対受かって、俺が隣で支えるから」
     2015.01.02


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