それは拙く。それは幼く。それはどうしようもなく、自身は子供なのだ、と自覚してしまう行為であった。そこに残された熱だけが生温く佇んで、それだけが妙な現実味をもっている。――ああ、こういう時、なんて言えばいいのか。言葉に迷いながらその人へ視線を向ければ、彼女は惚けた表情で唇を震わせていた。はく、はくと。だから思わず、笑ってしまったのだ。おかしいだろう。お互いに隠しようもないくらい赤い、それなのにそれは、二人して青い証拠だ、なんて。
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