君に適うものがあるなら
こんな気持ち初めて、と
サンジくんに恋をした時以来思ってしまった。
この気待ちをどう言葉にしたらいいかわからない。
イライラ?モヤモヤ?初めての感情だ。良い気分ではない。絶対に。


「ごきげんいかがですかマドモワゼル。食後のデザートをお持ち致しました。頼んでない?これは僕からのサービスです。どうぞ召し上がれ」



私がホール業務を覚えてからキッチンに篭りきりなくせに、
好みの女の子が店に来るやいなや
キッチンから飛び出してご機嫌を伺う彼に
私のご機嫌は損ねられっぱなしだった。
テーブルの女の子は困ってるけど私にはわかる。
あんな綺麗な男の子に口説かれて嫌な気持ちになる女の子はいない。
バラティエはいつからホストクラブになったんだ。


「姉貴、顔が怖ぇよ…」


「パティさんうるさい。何なのあれ」


「サンジならいつもあんな調子だぜ」



わかってる!わかってるわよ!
彼の、良く言えばフェミニスト、
悪く言えば女好きのあの性格は!
私は水商売の女だし、第一店に通ってた時点で
そこら辺はあまり信用していない。

あの顔と手際の良さは絶対!
お客さんで来た女の子を何度か部屋に連れ込んでるわ。私にはわかる!
私が同室になってからは付かず離れずだし
さすがに今はないのは把握出来るんだけど。


「綺麗なマドモワゼルに喜んで頂けて光栄です。それでは失礼します」


女の子の食べ終えたお皿だけを下げ、
(連れの男性の下げ物は無視するんかい!)
キッチンへ戻っていくサンジくんを見て
そろそろ心の雲が限界だなと思った。








閉店業務と次の日の仕込みを終え、
私たちはサンジくんのいれてくれたお疲れ様ドリンクを飲みながら
いつものように店でまったりタイムを過ごしていた。


「今日忙しかったね。」


「そうかい?」


こんな日だって、サンジくんの私を見る目は優しい。
ニコニコ笑って幸せそうに見つめてくれる。
私が少し甘えた声を出せばキスもハグも思い通りだろう。
でも今日の私はそんな声なんか出さないわ。
私をモヤモヤさせた仕返しに、少し意地悪してやるんだから。


「誰かさんはキッチン放ってホールにまで飛び出してお盛んだったし。」


「げっ」


沙羅ちゃん、もしかして見てたの?
なんて、焦りだしたように言うから余計に気が悪い。
隠れてやろうとしてただなんて何よ、浮気でもするつもりだったの?



「…嫌だったの。」


「ご、ごめん」


「でも重い女だって思われるのも嫌!!」


「沙羅ちゃん」


それは本当の気持ちだった。
彼の行動まで制限したくない。
可愛い女の子にはお料理でサービスしたいだろうし
週末になったら私に隠れて娼婦に会いに行っても構わない。
けどもしどこかの女の子が彼に夢中になってしまったら
私なんか勝てる気がしないし立場がないじゃない。


「好きにしていいの…でも、私が1番って証明してほしい。」


「それならいくらでも、」


「あと、私もサンジくんのデザート食べたい」


「喜んで」


「あと、お願いしたいことがあって!」


「お気の召すままに!!!」


「ほんとっ!?」


「え?」


なら、部屋に行こう。
飲み終えたカップの片付けもそこそこに
サンジくんの腕を引っ張って部屋まで戻った。












部屋に入るなりドアを閉める間も惜しんでキスをした。
こんなに求め合えるのはわたしだけなのよ。


「ちょ、やばい、人来るって」


サンジくんが慌てて後ろ手でドアを閉めた。
確かに副料理長の部屋は1番奥まった場所だけど
ドアを開けたまま大声を出せばみんなに聞こえるし
誰も人が通らない保証はない。


「そうだね。あなたに誘われたさっきの女の子がサンジくんを探しに来るかもね。」


「ん、誘ってねぇって、デザート出しただけ、っ」


そんなことはわかってるの。でもごめん。
許してねサンジくん。今日の私少し狂ってる。



「サンジくん、」


「ぅあっ!」


いきなりベッドに押し倒して服を脱がしてゆく。


「、大胆だね、沙羅ちゃん。」


「今日は離さないから。」


「望むところ…っ!?これ、なに…?」



サンジくんが喋ってる間に
解いたネクタイで腕を後ろで縛ってやった。
これで腕の自由は効かないはず。



「私、器用でしょ。あんまり動かすと痣になっちゃうよ。」



「取って、オレこんなのっ」


「だめだよ。サンジくん、信じてくれるかわからないけど私、あんまり怒ってないんだよ。でも、私から離れられなくしたくて。私が1番だと思って欲しいの。で、私が何ならサンジくんの中で1番の女の子になれるか考えたわけ。」


「うーん、なるほど。」



ここまで言えば頭の良いサンジくんはわかるはず。
片手で下半身を弄れば熱が形を持ち始める。



「何で、腕縛るの?」


「最後までさせてくれないのわかってるから。サンジくん、バラティエでは私が給仕係なのよ?コックはホールに手を出しちゃだめ。」



サンジくんの息が段々上がってくる。
ズボン越しの愛撫じゃ中身は大分苦しそうだ。
ベルトを外し前を寛げて、熱を解放してやる。



「サンジくん、縛られて感じてるの?」


「ちが、沙羅ちゃんにされるから、」


「そうだと嬉しいな。」


根元を掴んで唾液を垂らし、
ちゅ、ちゅ、と鈴口に口付けていく。
手で竿を擦るのも忘れずに。

先をパクッと咥えこんでしまえば
もう抵抗できないのはわかってる。
段々熱くなってくる。愛おしい。


「気持ちい?」


「この状況、やばい」


サンジくんは恥ずかしいのか目をそらしたままそう答えた。可愛い


「サンジくん、可愛い」


十分過ぎるほど膨らんだそれを
半分くらいまでお口の中に導いてあげる。
口を窄ませて顎を緩く前後に揺すった。
上目遣いで彼の反応を見る。頬が紅潮してる。


「ふ、はあ、沙羅ちゃん、」


「んっ、んっ、ん…」


タイミングを見て喉の奥まで押し込む。
頭を前後に揺らして擦る。
サンジくんの先から先走りが垂れてくるのがわかる。
付け根の袋を優しく触って、揉む。


「っ、もうやばい、」


「んっ、は、サンジくんのえっち…」


「っくわえたまましゃべると、やばいからっ、…!!!」


腰が揺れてる。袋がピンと張ってきた。
限界は近そうだ。


「あ、っ、気持ちい、イきそ、…!」


「ん、キて…いっぱい出して…」


口を窄め、顎を揺すってラストスパートをかける。
喉の奥まで閉じ込めたそれを一気に吸い上げた。


「ぅあ、やばいっ、沙羅ちゃ…!っ、イきそ、っあ、いく、いく、っう出る…!!!くう…」



「ん、…!」


顎は休めず、喉の奥に流れ込む精液をそのままゴクリと飲み込んだ。
腰がまだ震えてるのでいけるなと思って手で竿を擦った。


「っ、沙羅ちゃんやめて…!うあ、く、ぁあ…!」


「サンジくんすごい、噴水みたい」


口を離してからも手を止めずにいると
ぴゅ、ぴゅ、と何度か勢いよく跳ねて
そのあとはだらしなくダラァと垂れたのが彼の腹部を汚していった。

サンジくんは片腕を目の上に乗せて顔を隠してるみたいだった。


「っはあ、やべぇ、初めてだよ、こんなの…」


「気持ちよかった?」


「最高…でも疲れた…ティッシュ、どこだろ」


「いらないよ。」


彼自身の精液で汚れてしまった腹部を
舌で舐め取って綺麗にしてあげる。


「ん、美味しい」


綺麗にし尽くして、彼を見上げる。
愛おしそうに私を見つめて髪をくしゃっとしてくれた。


「ほんとに…君には絶対、敵わない。」


「えっ?サンジく、…きゃっ!」


その後気を失うまで彼に愛されたのは2人だけの秘密。

私に敵う女の子は他にいないわ。
彼を愛しているということにおいては。
絶対離してやらないんだから。









 
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