伊作に忠告する
「善法寺くん!そっち、そのまま正面三歩進むと、蛸壺に落ちるよ」
「あ、本当に?教えてくれて有難う、気が付かなかった」
「不運も理由だとは思うけど、最上級生にしてはちょっと注意力が散漫じゃないの」
「あはは、確かにそうかも。でも、そうやって気を緩めて居られるのも、学園に居る内だけだよね」
「学園を卒業して、急に切り替えれるって?――無理でしょ」
「……じゃあ、今みたいに君が僕の代わりに僕の傍で、気を付けていてくれないかな?」
「え、何?」
「ううん、何でもない!またね――って、うわあ!」
「ああもう、言わんこっちゃ無いんだから……」
2016/05/02 23:40
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