休日のシュバルツ兄弟
「ただいまー、ってトーマ!何時まで機械弄ってるの?ちょうどお客さんが見えたから、ティータイムにしましょ。ほら、早く片付けちゃって!」
「客?一体何処の誰だ、せっかくの休みに。まさか、バンじゃなかろうな?アイツなら追い返して良いぞ!俺は今、ビークの整備で忙しいのだ」
「―――――やれやれ、"せっかくの休みに"引きこもりか。……相変わらず機器やら工具やらで溢れ返っているな、お前の部屋は」
「な、……シュバルツ大佐、何故此処に!?」
「お前が非番だと聞いて、たまたま私も非番で暇を持て余していた所を、其処でばったり会った彼女に誘われたんだ。それにしても、勤務時間外に限ってシュバルツ大佐とはなあ、……シュバルツ中尉?」
「あっ、いえ、あの……、すみません兄さん!」
「なるべくなら普段、軍務中にこそしっかりしてもらいたいものだ。トーマ、お前ももう立派な大人なのだから」
「は、はいっ!ところで兄さん、その手の荷物はもしかして……?」
「あ、買い物の帰りにお会いしたんだけどね、重そうだからって道中手伝ってくれたのよ。トーマも少しはカールさんを見習って欲しいなー」
「何、女性に負担をかけないよう努めるのは男として当然の義務。君さえその気になったら何時でも、頼りない愚弟から私に乗り換えてくれて構わないよ」
「ちょっ、兄さん!もう勘弁してください……!」
(このトーマは名家の生まれなのに何故か一人暮らし設定)
2016/05/03 00:15
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