読書感想ブログ

▽2016/04/20(Wed)
こぐれ京『南総里見八犬伝』(角川つばさ文庫)
サト8作者のこぐれ京が訳者。
八犬士などの登場キャラは、サト8のトレースなので、サト8読んだ後の方が楽しいと思う。サト8の前世モノのつもりで読むと、けっこうエキサイトする。
語り口はとても軽やか、内容も、児童書ということもあってか泥臭さカット。読みやすいです。

本編よりも、ぶっちゃけあとがきが印象的。そうそう、そうだよね、馬琴センセーは「パロOK!」と言ってはいないけど、八犬伝には自由に遊びまわることができる懐の広さがあるよね。これは、物語の実力もなければ叶わないことだと思う。原作者がなくなってるってのもあるけど。
もっともっと、いろんな八犬伝を読んで、もっともっと楽しみたい、改めてそんな気分になった。

参考サイトのおきあたまきさんとこでも評価は高い。


ちなみに私は腐女子だけど、腐萌えはあんまりしなかったりする。そんなことより、くっそ可愛い。


category:現代語訳
タグ: 抄訳 ジュニア向け アレンジ
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