※雪ちゃん=ホワイト


名前の手料理を食べて風呂に入って、後は寝るだけやけど。
まだ9時やもんなぁ。
風呂に行った名前を見送って、ベッドメイクもしたしゴムの確認もしたし。
残り4つやったから明日買わなあかんなぁ。
イボイボ付いてるやつにしたら怒るかな?
と考えながらHDDに入ってる録画一覧をチェック。
名前が使ってたのを持ってきてるから、もう亮ちゃんばっかり!
って言うか何?ごめんね青春とかまだ残ってるし。
案の定、俺のドラマは一つも入ってへん。
泣きたい...。
そんな中ポツンと新喜劇が入っていた。
そうや、これ俺が録画しといたやつ!
名前出てくるまで暇やし、と再生ボタンを押した。

「あっはっは!」
「ただよしぃ?」

番組が半ばに差し掛かった頃出てきた名前は、大笑いしてる俺をきょとんとした顔で見た。
裸足でペタペタと、濡れた髪を拭きながら歩く生足が目に眩しい。

「あ、出たん?ちょっと待ってな?これ終わったら頭乾かしたるな!」
「何見てるの?」
「新喜劇やで」

ふーんとさも興味なさ気な声を出して、冷たい麦茶(名前は一年中麦茶を沸かしている)を片手に隣に座った名前の肩に腕を回した。
左手にはビール右手には名前を抱え見る新喜劇って最高やな!

「あっはっは!やっばぁ!」
「そんなに面白い?」

「よくわかんない」と口を尖らす名前の頬にチュッとキスして。
やっぱり関西人と関東人は笑いのツボがちゃうんかなぁ、なんて考えるけど。
そんな思考はすぐに片隅に追いやられて、笑い声を上げる俺。
やっばぁ!おもろこれ!あっはっは!
といつも通りゲラってると、横の名前がもぞっと動き出して、なんやろ?と思う暇もなく名前の細く白い指が笑う俺の喉に触れた。

「あーっはっはっ!」
「うふっ」
「えっなに?どうしたん?」
「んーん、別に。気にしないで」
「そ?」

すっと手を引いて携帯を弄り出したから特に理由はないんかな、とテレビに視線を戻す。

「あっは!辻斬り!あーっはっはっはっは!」
「ふふっ」

俺が笑うと名前も笑う。
まぁ、名前が楽しそうにしてるならええか。

「はぁーおもろかった」
「よかったね」
「なんで笑ってたん?」
「んー?笑った時に動く喉がなんかいいなぁって」
「喉?」
「うん、なんか...ムラッとする」
「うそやん!まじで!」
「男っぽくていいなって」
「そうなん?」
「喉仏とその下が揺れる所にグッとくる」
「何それー!めっちゃ嬉しい!」
「喉仏好きな女子って結構いると思うよ?」
「あーでも、この前雪ちゃんにも言われたなぁ」
「雪ちゃんも?」
「大倉が笑ってる時の喉がなんかいやらしいって(笑)」
「あっは!わかるー!」
「わかるんや」
「わかるわかる!ファンの人でそう思ってる人多いんじゃないかな?」
「ふーん?自分じゃわからんけどなぁ」
「女にはないから余計なんじゃない?」
「そんなもんなんかな」
「そんなもんでしょ」
「......なぁ、」
「ん?」
「亮ちゃんの喉仏と俺の喉仏どっちが好き?」
「またそれぇ?」
「やって気になるんやもん」
「喉仏は忠義かな」
「喉仏は?」
「首筋は亮ちゃん」
「あっそ」
「なにぃ?ヤキモチ?」

そう言ってつんつんと肩を突く名前の手を握ると、笑って喉仏にキスをした名前。
めっちゃグッときた。
あかんなぁ...この子たまにしでかすんよなぁ...。

「でも忠義の首ってセクシーで私好きだけどなぁ」
「えっほんま?」
「本当」
「むふっ」

首に抱き着いてすりすりと頬をすり寄せる名前を抱き上げて、驚く名前にキスをしながら寝室へ向かう。
俺ってまだまだ若いなって、こういう時改めて思うわ。

「髪後で乾かすから、ええ?」
「本当忠義って...」
「若い?」
「どこでスイッチ入るかわからない」
「名前相手やからすぐスイッチ入ってまうねんなぁ」
「ばーか」
「照れてるん?」

「かぁわいい」と微笑めば、拗ねたように尖らせた唇に触れる。
可愛くて何度も触れるだけのキスを顔中にして、「もういいから早く」なんて強請られちゃったらお応えしなきゃ男が廃るやろ?
ゆっくりじっくり名前がもうだめぇ〜って言うまで、舐めて噛んで揺さぶって。
名前を気持よくさせられるのは俺しかおらんって確認したいんやろな、自分でも。






「なぁ、もうゴムきれそうやねんけどさー」
「うん?」
「イボイボついてるやつにしてみる?」
「イボイボ?!やだよ!気持ち悪い!」
「あれは?優しい媚薬みたいなんがついてるやつ」
「何それ?普通のでいいって」
「えー」
「あ、そう言えばすばちゃんが、」
「すばちゃん?!」
「うん、すばちゃんがおすすめの極薄0.02ミリくれるって言ってたよ」
「はぁ?…もう突込み所多すぎて…」



--END--
2016.6.2