空ちゃんのアナル開発記


「やだ!やだ!無理!!絶対無理!!」
 挿入前のちんぽをさりげな〜くアナルに押し当てたところ、全力の抵抗を喰らった。
「絶対無理!!」
 これが空却の言い分だ。
「一回だけ……」
「無理!」
「先っちょだけ……」
「やだ!!」
 しまいにはワンワン泣き出す。焦った俺が謝り慰めることで俺たちの夜は今日も終わっていく――


 恋人の体で触れていないところがあるなんて信じられない。
 空却と交際を始めてから俺は強欲になってしまった。そもそも強欲だろうって?やかましい。とにかく、空却の体で舐めていないところ触れていないところが無いのではないか、という俺が唯一未開拓なのがアナルだ。しかし空却は断固拒否している。そこは出すところであって、いれるところではないと。海外ではアナルセックスは普通だぞ!?ここは日本だたーけ!!
 断っておきたいのが、俺は別に元々アナルが好きとかそういうのではない。歴代の彼女とアナルセックスの経験は無いし、当然だが逆もない。空却だけが特別だ。
 性癖についても俺はスタンダードだ。断固主張する。道具とか、プレイとか、マニアックな路線には傾いたことがない。空却とのセックスはいつも普通に始まって普通に終わる。ただ今回ばかりアナルに執着しているだけだ。
 ……そうだ、空却だ、そもそも空却が悪い。空却が悪いに決まっている。ちんぽ突っ込まれただけでひんひん泣きながらおもらしする優秀おまんこを前に、更にその奥に興味を持たずいられるかっつー話だ。中出しにさえ喜んで潮を吹く最早ファンタジーレベルにやらしいおまんこを前にアナルも同様に躾けてやりたいと男なら思わずにいられるかっつー話だ。俺は悪くない。はい勝訴。
 いや酷いか?流石に酷いか、俺?顔と資産と経歴と声では許されるレベルを流石に越しているか、俺?そうだな、たしかに俺にも一分くらい非があるかもしれない。そもそも空却の未成年処女おまんこをクソ雑魚潮吹きおまんこに躾けたのは俺だ。認める。9:1で俺にも非がある。1が俺。
 いろいろと前置きが長くなったが本題に入ろう。最近は挿入前にさりげなーくちんぽをアナルに挿入する作戦を実行しているのだが、いかんせんぽやぽやのとろとろになったはずの空却が敏感に挿入の気配を察知するせいで全て未遂に終わっている。アナル挿入への怯えっぷりといえば、泣き出すほどだ。流石の俺もセックスを中断せざるをえず、最近ではおまんこへの挿入さえ碌に果たせていない。泣く空却を無理やり押さえつけて挿入する趣もあるっちゃあるが、いざとなれば空却は拳を振るってくるだろう。そうなれば勝ち目はないし、そもそもレイプは俺の信条的にNGだ。当然法的にもNGだ。

 だが、ここで諦める俺なら不敗の二つ名は得ていない。
 まず、アナルパールとアナルプラグを通販サイトでポチッた。あとは乾燥に強いアナル用ローションも後日購入した。三種の神器よろしく、だ。
 これらをベッド脇に潜ませ、道具の準備は完了した。あとは実行に移すだけだが、ここに高い壁が存在する。あの野生の獣なみに敏感な空却に悟られずアナルを開発しなければならない。凡人なら諦めているだろう。俺は天才。当然、やることは決まっている。
 そう――、

「う、う、う……♡♡」

 前後不覚になるまでマックストロットロにする――――!!
「空却、気持ちいいか?」
「う、♡」
「いい子だな……」
「〜〜♡♡」
 俺が三十五年かけて培ったセックステクをフルスロットルで行使し、空却を“いい子”のワードだけで甘イキするよう躾けるまで一か月かかった。短いようで長かった……。
 そもそも空却はセックスが好きだ。その素質込みで今回は実行に移せた。空却の下腹部は愛液やおもらしやら潮やらでびしょびしょで、目はとっくに焦点が合っていない。四肢は脱力しシーツの上で時折ぴくぴくと震えている。恐らくここが空却のマックストロトロだろう。奉仕をしまくったので指と舌の根が痛い。あと放置されているちんぽも痛い。
 心理面でも責めた。空却は全裸、俺はライダースを脱いだだけだ。それが効いたらしい。プラス鍛えぬいた語彙力での言葉責め。完璧だ。
 さて、問題はここからである。ここまで時間をかけたのだ。焦って台無しにしては全てパァである。今日の目標としては、指を挿入できれば上々といったところであろう。
「空却……」
 中指でクリトリスをこりこりと刺激しながら、親指を滑らせてアナルに触れる。
 ぴくん、と空却の体が震え、僅かに瞳孔に理性の色がともる。この反応の早さ、流石と言わざるを得ない。
 ここで活躍するのが、例のワードだ。
「空却、“いい子”だから、大人しくできるよな?」
「うっ♡」
 耳に唇を寄せ、吐息たっぷりに低音で囁くと空却の全身が弛緩する。再び目が夢を見る。よし。
 親指でアナルの表面の皺を伸ばすように撫で、時折ノックする。空却はたまに不思議そうにして正気に戻りかけるが、その度に例のワードを囁くことで理性を沈めていく。
 くちくちくち、と指ちんぽで膣を甘やかしながら同時に親指の先っちょをアナルに埋める。つぷん。すぐに抜く。空却がまたぴくり、と反応する。
「空却、いい子、いい子だな……」
「……! ん〜……♡♡」
 つぷん。アナルに親指の第一関節まで挿入する。
「空却、いい子だ。ひとやのこと、すきか?」
「ん♡しゅきぃ……♡」
「いい子」
 アナルに親指を挿入したまま注意深く観察するが、空却は抵抗の様子をみせない。目はぽやぽやで、俺を見つめてハートをひたすら浮かべている。
 いける。親指をずぶずぶずぶ……と根元まで挿入する。空却はぽやぽやしている。腹側にあるという裏Gスポを探るが……反応は芳しくない。空却はふわふわぽやぽやのままで強烈な快楽を拾っている様子はない。
 しかし、指一本挿入できただけで今日は百点満点といえる。空いている手でなでなでと空却の頭を撫でると、月の瞳が嬉しそうに細まった。
 その無垢にここにきて初めて良心が痛んだ。お前の彼氏はお前のケツ穴にちんぽをぶち込むための計画を着々と進行させているに関わらず、その純愛度百パーセントの笑顔……!若干胸は痛むがそれ以上にちんぽが痛い。理性(良心)vs本能(ちんぽ)、本能の勝訴である。
「よしよし、ちんぽ挿入れてやろうな……」
 アナルから指を引き抜き、前をくつろげると、ぶるん、とたぎり切ったちんぽが解放される。空却の目がハートで溢れる。かわいい。今日挿入するのはおまんこにだ。俺は後ろのしずまった穴をガン見しながら挿入した。そう遠くない日、この穴にちんぽをぶちこみ、征服してみせる。



 そうしてセックスの毎に指を挿入すること、一か月。
 正直、セックスの度に空却をマックストロトロにするのは骨が折れたが、未通の処女アナルに想いを馳せればなんてことなかった。空却はアナルへの違和感にすっかり慣れきり、容易く親指一本を受け入れるようになっていた。親指を受け入れたまま手マンで絶頂することもあったくらいだ。いける、確実にワンステップを進んでいる。
 確信を得た俺が次に手にしたのは、アナルパールだ。六粒ほどが連なったそれは、アナルパールの中では小ぶりで初心者向けのそれらしい。根元までといわなくても、無機質なこれを一粒でも挿入できれば花丸ものだろう。
 さてその日。俺は空却を腹の上にのせて可愛がっていた。俺の上でトロットロになった空却は、口から舌をこぼしながら言葉もなく喘いでいる。本当はアナル開発をスムーズに進めるため身体から下ろしたかったが、空却がむずがったため体の上に乗せたままことを進めている。
 俺は絶頂したちんぽを引き抜き、汁だまりが膨れたコンドームを外さないまま腕を伸ばしてアナル用ローションとアナルパールを両手に持った。
「いい子、いい子だな空却……」
 悟られないよう耳に甘い言葉を囁きながら、ローションの蓋を片手で開けてアナルパールにたっぷりと垂らす。俺の手のひらにも垂らし、じっくり人肌まであたためてからうつ伏せの空却のアナルにも垂らす。もう片方の手ではアナルパールを握りしめ、こちらも人肌まで温める。
「?♡……?♡」
 空却は若干不思議そうにしているが、まぁこれなら許容範囲内だろう。アナル開発を志してから二か月が経ち、俺も大分と塩梅を心得てきていた。
 まず、親指を挿入する。ぷつり……♡となんなく受け入れたそこをくにくにと動かし、加減をたしかめる。パールの直径は親指より若干太いくらいだ。それでも念には念を入れ、あたためたローションを継ぎ足していく。
「?♡、?♡」
 俺はすっかりアナルに夢中になってしまっていた。空却の反応をつぶさに観察することがおろそかになっていたとは、まさか気付かなかった。
 つぷり、とアナルパールを挿入した、瞬間だ。
「!?」
 空却が目を見開き、バッと顔を上げた。
 まずい!!
 アナルパールから手を離し、素早く空却を抱きしめる。空却が驚いている隙に頭を撫で、もう片手はおまんこに伸ばす。そして表面を撫でるような優しい愛撫を施しながら、驚いて少し開いている唇に噛みつくように口付けする。
 舌を動かし、赤い小さな空却の舌を根元からからめとってちゅうちゅう吸う。歯列をなぞりながら、頭はナデナデと撫でまくり、おまんこには空却が好きな動きで愛撫する。
「…………♡」
 目をガン開きしながら空却の反応を間近で観察する。今度こそへまはしない。空却の金色の瞳孔が徐々にとろけていく。焦点が少しずつぶれていき、完全にぶれると同時にぴょこっとハートが浮かぶ。よし、いいだろう。よだれの線を引きながら口を離す。
 ディープキスと手マンを同時に受けた空却は身体の芯を失ったようにトロトロになっていた。後ろから一粒だけ挿入されたアナルパールが伸びている。なんとか窮地は脱したらしい。
「いい子、いい子だな空却……」
「ふぇ……いい子ぉ?」
「いい子だ。ひとやのこと、好きか?」
「ん、しゅき……♡」
 ぺちっ
「どれくらい?」
「いちばん♡」
 ぺちっ
「俺もだよ……」
 ぺちっ。空却が舌たらずに喋るごとに、アナルパールが連動しているかのようにシーツをやわく叩く。尻尾みたいでかわいい。
 なんとか後ろのパールの存在を忘れてくれたらしい空却は、目にハートを浮かべながら俺にすりすりしている。俺もぽんぽんと空却を抱きしめ返しながら、内心ホッと息をついていた。
 ともかく、今日は一粒が限界だな……まあ十分だろう。アナルパールを挿入したままイかし、イき癖をつけることが本来の目的だ。この際粒数にはこだわらないでおこう。
「ちんぽ、欲しいか?」
「んにゃ……ほしい♡」
「よしよし」
 この日はアナルパールを一粒だけ挿入した状態で騎乗位でセックスし、終了した。

 一か月かけて六粒すべてのパールの挿入に成功した時の感動は言葉では言い表しきれない。
「ん……♡ん……♡」
 うつ伏せの空却の尻からはアナルパールの取っ手部分だけが飛び出している。これだ……俺が見たかったのは……!
 この日もトロトロになっている空却は流石に若干の違和感を感じているようで、おしりをふりふりと左右に振っている。その度にマックストロトロに一役買った俺のちんぽがケツコキされ、正直非常に痛い。勃起に痛い。
 それにしても、アナル調教を思い立ってから軽く季節を回してしまった……既に三か月が経過している。俺のちんぽもよく頑張っている。ひくつく穴。早くあの穴に入りたいよなぁと宥めるように一撫でしてやる。
 ところでここ最近セックスの度に我を失うまでトロトロにされる空却は日常生活に支障が出ているらしく、文句を言われる。代わりにのしかかってフェラチオや騎乗位を要求されることが増えて一石二鳥どころか四鳥くらい仕留めた気分である。俺の上でどれだけ得意げにしても最後はトロトロにされるのに、全くかわいいことだ。
「ひと、や……」
 今日までの苦労に感慨深く思いをはせていると、不意に下から名前を呼ばれた。まずい、正気に戻ったか?と顔を覗き込むが、その瞳には相変わらずハートが浮かんでいるばかりだ。しかし頬が少々赤い。と、思うと、下からじわじわと赤くなっていき、顔全体が真っ赤になった。
 恥じらいとしては少々赤すぎるし、そもそも空却は今の状況を把握できていないはずである。どうした、なにか不備があったかと頬に手を添えて注意深く全身を観察していると、空却が唇を震わせながら口を開いた。

「う、うんちしたい……」
 あっっっっっっっぶなかった。なにがとは言わないが、出るところだった。濃いのが。

 ふー……と細く息を吐いて一旦興奮を落ち着かせる。本当は天を仰いで咆哮したいくらいだが空却を怯えさせないためにも耐える。それでも目は血走っているだろう。当然だ。アナルにパールを突っ込まれた恋人が排泄宣言したのだ。萌えの極地もいいところである。
 俺は興奮をねじ押さえ、可能な限り優しい微笑みを頬に浮かべる。空却もつられてへにゃりと笑うのがかわいい。反射で笑う赤子のようだ。
「していいぞ……」
 腕を伸ばし、空却の尻からとび出ているアナルパールの取っ手を掴む。ほら、と空却の頬を撫でる。
「りきみな……」
「ん、ん〜〜……♡」
 ぷちちちち……
 非常に可愛らしい音をたてながら、パールがひり出される。流石に俺も軽く力を入れてサポートしているとはいえ、卑猥なことこの上ない光景である。鼻の根がつんと痛み、慌てて手で押さえる。
 つぷん、つぷん、と一粒ずつゆっくりゆっくり排泄されていくパール。ぬめりを帯びてテカっているそれは非常にやらしい。
 恋人のちんぽを挿入するためにアナルを開発され、いよいよ疑似排泄までしてしまった恋人。空却は気高い女だ。もしなにかミスをしてしまえば、俺もただでは済まないだろう。しかし絶対に成し遂げて見せる。今の俺を止められるものは最早どこにもいない。
 ぷつん、と最後の一粒を排泄し終わった空却の体がくたぁとシーツの上に沈む。すうすう、と聞こえてきた寝息に口角がだらしなく緩む。頬にキスを一つ落とし、空却を労り、その日はベッドで一人で抜いて開発を終了した。



 アナルプラグ。ダイヤ形のそれを赤にしたのは空却の色だからだ。
 夢だ。これは夢でできている。これをはめた空却の尻を妄想するだけで抜ける。なにをとは言わないが。
 真剣な話に移ろう。移ったところでケツ穴の話には変わりないが。アナルパールで“深さ”はクリアした。俺のブツを挿入するにさしあたり、問題は“幅”だ。その問題をこのアナルプラグでクリアする。

「……っ、っ♡♡」
 ちんぽを挿入されたままびくんびくんっと仰向けで震える空却を見下ろす。今日は時間がかかった。まずフェラチオをしたいを言われ、させたはいいが、それで完全に火が付いた空却は「今日だけは最後まで起きてる」と宣言し、宣言した通り大分と粘られた。中出し二発でなんとかメス堕ちさせることができたが、いくら強請られたからとはいえナマちんぽセックスはリスクもあるのでなるべく避けたい。正式に籍を入れるのは空却が成人してからで合意しているのだ。
 空却の尻には既にアナルパールがずっぽしと奥まで挿入っている。まだ固く勃起したままのちんぽを柔らかいおまんこにぶっつし挿入したまま、アナルパールに手をかける。そろそろと抜くと、つぷんつぷんとパールが一粒ずつ抜ける度に空却の体が跳ねた。その度に甘イキしているのだ。アナルに挿入しながらイく、を繰り返し体に教え込んだ結果、空却の体はすっかりアナルイキ癖がついていた。空になったアナルは次を欲してくぽくぽ♡と開閉している。ごくん、と唾を飲み込む。
 もう、ちんぽいれてしまってもいいのではないか?
 否!頭を振る。ここまできたのだ。ここまできてうっかり恋人が正気に戻ったらどうする。一巻の終わりである。俺も、俺の俺も。
「へっ、へっ……♡」
 空却の息が荒い。いつもより甘イキが深いのだろう。俺は手を伸ばしてアナルプラグをベッドサイドから取り出すと、空却の腹の上で作業を始めた。いつもと同じだ。まずローションをアナルプラグにたっぷりとかけて、温める。アナルにはもう十分すぎるくらいローションをつぎ込んであるのでそちらはいいだろう。空却は腹の上で行われる準備を不思議そうに首を傾げてみていた。
「よし……」
 準備が完了した。一旦勃起したままのちんぽをぬとぉ……♡とおまんこから引き抜き、空却の体をうつ伏せにするため、体を下げて彼女を抱きしめる。
「ほれ、だっこ」
「ん、だっこしゅき♡♡」
 残念だがすぐ離れることになる。空却の体をうつ伏せにして離すと、空却はしばらく不思議そうに俺を探していた。視界から消えたからいなくなったと思ったのだろう。今の空却の精神年齢はそこまで幼い。
 しかし、ちんぽの先端を後ろからまんこにくっつけると肩を跳ねさせた。俺がいることが分かったらしい、空却が嬉しそうに意味のなさない声を上げる。
「っあァう……♡」
 ずぶぶぶぶ……と血管が張ったちんぽを挿入していく。ばちゅん、ときんたまと空却の尻がぶつかると嬉しそうに「お゛っ♡♡」と声を上げる。バックは深いところまで挿入しやすい。亀頭をぷちゅぷちゅと子宮口に吸われて正直色々危ういが、今は歯をくいしばって耐える。
「いい子だな、空却」
「ん♡」
 ぬるるる〜〜〜と腰を引き、まだじわじわと沈める。飴を引き延ばすような重く長いストロークを繰り返しながら、俺はいよいよ狙いをアナルに定める。
 さっきまでぱくぱくと開閉していた出口――否、入り口は大分としずまっていた。ぷちゅ、とアナルプラグを当てるとその今までにない質量に驚いたようにくぱぁ!と開く。すかさず先端をつぷぅ♡と埋める。
「ンっ??♡♡」
 空却が不思議そうに首を傾げる。すかさずちんぽを叩きこむ。んっ!!♡と嬉しそうな声を上げてまたへにゃへにゃとシーツに沈むのを見下ろし、よしよしと頭を撫でる。それでいいんだ。
 ちんぽをたんたん、とピストンしながらアナルプラグの先端をつぷつぷ♡と挿入する。イき癖のついているアナルは予想していたよりも素直で、ひとたびその動きを止めると欲しがるようにくぱくぱ♡と開閉を繰り返す。
 一際アナルが膨らんだ瞬間を狙って、アナルプラグを押し付ける。ずにゅううう♡と七割ほど挿入すると同時に、腰をぐりぐりぐり!と押し付け子宮口をぶっくり膨らんだ亀頭で抉る。
「〜〜〜〜!!♡」
 空却の足が跳ねて、指がきゅううと曲がる。ふくらはぎはぴぃんと張り、それを見て絶頂したことを悟る。ちんぽを包むおまんこもきゅんきゅん♡とちんぽを搾り、ちゅぷちゅぷとどうした出せ出せ早く出せとザーメンをねだる。残念だがまだ出すわけにはいかない。歯を食いしばって耐える。
「っ……いい子だな、空却」
 なんとか絶頂による搾精を受けきり、またゆるいゆるいピストンを再開する。一方、一番太いところを超えたアナルプラグから手を離すと、勝手にきゅうきゅうと食み、持ち手がある根元まで自分で飲み込んだ。空却の尻がダイヤ形に広がっている。
 その光景に、目頭が熱くなるのを感じた。ついに……ここまできた……!それ以上に熱いのがちんぽだが。
「いい子、いい子だな空却……♡」
「んみゅ……♡」
 空却は俺に褒められてご満悦だ。さあ、あとは空却をイかせてやるだけである。アナルプラグを挿入したまま空却の腰を掴み、持ち上げる。獣が交尾する時のような体勢だ。すう、と軽く息を吸う
 ばちゅんばちゅんばちゅん!!♡ばちゅん、ばちゅん!♡♡
「んあっ♡あぁっ♡あ……んんっ♡♡んっ♡あっ♡」
 空却が鳴く。空却の顔の両側に腕をつき、腰を振りたくる。柔らかい肉をそぎ落とす勢いで腰を突き入れ、引く。その動きを繰り返していると徐々に空却の体がびくんびくんと跳ね始めた。
「イく、イっちゃう♡イくイくイくイくイくイくっ……!♡」
「くっ……!ぐぅぅ〜〜……!」
 びゅ〜〜〜♡♡びゅるるる〜〜〜♡♡
 その日の三発目、ご褒美ザーメン中出しを終え、その日のアナル開発セックスは終了した。




 いよいよこの日が来た。
 万全を期して連休をとった。ベッドメイクも完璧。オナ禁も七日目だ。ザーメンはきんたまの中で煮え立っている。
 アナル開発を思い立ってから今日まで四か月……長い四か月だった。しかし充足した四か月であった。最近では空却は正気の内からケツ穴をくすぐったそうにしている。相変わらず「アナルしてみるか?」ときくと「無理!」と答えるが、残念だが今日は挿入する。征服させてもらう。俺の決意とちんぽはかたい。
 さあ。ただならない雰囲気を悟られないようなるべく平常心を心掛け空却を俺のマンションで出迎え、まず好物のからあげをたらふく食わせた。
「コーラもあるぞ」
「まじかよ!」
 大喜びでコーラを飲み干す空却。その後共に風呂に入り、体をよくよく洗い、さてセックスに移る。
 すっかり上機嫌の空却は今日もフェラをしたがったが、制して白い体をまさぐる。今日の一発目はなんとしてもアナルに注ぎ込みたい。乳首に性器に唇に愛撫すると徐々に蕩けていく空却。しかしまだだめだ。

 結局、この日もナマ挿入をせざるを得なかった。中出しは避けられたが、アクメ搾精おまんこを受けて正直ちんぽがかなり危うい。俺はきんたまをぎゅうと握り、ちんぽを宥める。なんとか射精欲の波が引いてくれた。ぬろぉ、とちんぽを引き抜く。
「んん♡♡」
 トロトロになる空却を見るのも何度目だろうか。前後不覚の目は俺を映していない。空却の膝裏を掴み、シーツにつくほど折りたたむ。やはり最初は正常位だろう。そうと決めていた。
 ちんぽを構える。もちろんナマだ。しずまったアナルに押し当てる。ぶちゅう♡とすっかり躾けられたアナルは口を開き、はやくちょうだいとくぱくぱと尿道口を食む。あとは挿入するだけ。
 あとは挿入、するだけ……。

 ……本当にいいのか?

 このまま、空却がわけもわからないまま挿入してしまって、いいのだろうか。
 空却が前後不覚のまま挿入し、俺が勝手に腰を振って射精する。それは果たしてセックスと呼べるのだろうか。独りよがりのオナニーではないのだろうか。
 これは、俺がしたかったアナルファックと、いえるのだろうか?
「……空却、」
 空却の名前を呼ぶ。空却はぽやぽやしており、名前を呼ばれたことにも気付いていない様子だ。俺の胸がズクンと痛む。
 空却の瞳はあらぬところを向いている。
 だが、俺を見て、にへら、と笑った。

 その瞬間目が覚めた。
 ああ、そうだ。俺がしたかったのはセックスだ。空却と思いを通じるセックスなのだ。
「空却」
 名前を呼び、頭を下げる。空却の顔に影が射し、そのまま口付ける。触れるだけのキス。毒りんごを食べて眠った白雪姫が目覚めるための、王子様のキスだ。
 顔を離す。ぱちり、と重いほど長いまつげに縁どられた大きな瞳を瞬かせ、空却は俺を見上げている。
「ひとや……?」
「空却、今から……」
 ちんぽをぐいっとアナルに押し当てる。正気に戻った空却は下を向く。そしてぎんぎんに聳え立ったちんぽにおびえたようにヒッと喉を鳴らす。
「俺のちんぽを、ここにいれる」
 空却が青い顔で下唇を噛んでぶんぶんと頭を振る。俺の胸を押し返そうと伸びてきた両手を掴み、それぞれシーツに押し付ける。
「むり、むりだ獄……!」
 空却のいつもは獣のような気高い瞳は、今はすっかり輪郭がぐしゅぐしゅになりひたすら怯えたように俺を見上げている。これだ!俺が見たかったのは!
 ちんぽを一旦アナルから離し、空却の薄い腹の上に、ズン……と置く。直に肌のふれあい、その下の内臓にまで熱が届きそうな圧に空却の目はちんぽに釘付けになって離れない。耳に直接囁く。
「……ここまで、入っちまうぞ」
「ひ、ヒ……」
 カタカタカタ。いよいよ空却の体が小刻みに震え始める。
 当然、フィジカル面では空却の圧勝だが、一旦トロトロになった空却の腕力程度俺でも押さえつけられる。おまけに今は恐怖ですっかり脱力してしまっている。
 腰を引き、両脚を持ち上げ、ちんぽの先端をアナルにくっつける。ぶちゅ♡♡と散々ぶちまけたローションと俺の先走りで卑猥なキスの音がなった。押さえつけている空却の両手を頭上でひとまとめにし、片手ではちんぽを支える。
「オラ、いくぞっ……!!」
「やだ、やだ、やだあああ!!」
 ずにゅうううううううう♡♡
 括約筋に強い抵抗を喰らいながらちんぽを押し込むと、ふわふわとした柔肉が俺のちんぽを歓迎した。入り口はぎゅうぎゅうと輪のように締められながら、竿は柔く熱い肉でぎゅっぎゅっと揉まれる。極上だ。間違いなく名器といえるだろう。
 空却は泣いていた。それはもうボロボロと涙を流して。
「……!?♡!?♡」
 しかし一方で困惑もしていた。快楽を拾う己の体に。それはそうだ、お前の体は四か月かけてアナルで快楽を拾うように躾けられているのだ。
 空却はぴくっぴくっと体を跳ねさせながら己の下腹部を凝視していた。いやでたまらないはずなのに、思っていた痛みは無く、かわりに頭がおかしくなるような快楽に襲われているだろう。涙の理由は痛みでも恐怖でもなく、ひたすら困惑だ。
「おいおい、アナル処女なのに感じてんのかよ……とんだ淫乱娘だな」
「う、あとでなぐる!ぜってぇなぐ……っうあ!!♡」
 暴言は中断させてもらった。内壁をちんぽで舐め上げるようにずにゅう〜〜〜と引き抜いた動きだけで、空却は顎を反らして喘ぐ。
 たんっ、とちんぽを押し込むとおまんこがひくひくっと蠢くのが見えた。透明な液体はアナルまで垂れており、挿入してある俺の根元を汚す。
「やだぁ……やだよ……そこ、くうの、うんちする穴ぁ……♡」
「ここは空のセックスする穴だよ……」
 空却は顔を真っ赤にして泣いている。鼻水まで垂らして顔中ぐちゃぐちゃだ。俺がなめとってやろうと顔を近づけると、ふいっと反らされた。ㇺッとしてちんぽを再度引き抜き叩きつけると、空却は目を見開いて背中を浮かせた。
「んんっ♡ふあ……♡ふううう……♡♡」
「ぐっ……!」
 キツイ。キツイ穴にぎゅうぎゅうと絞られて正直こちらも鼻水が出そうなくらい気持ちがいい。なにより達成感と征服感が半端なく、脳汁まで鼻から出そうだ。下を見れば空却のまろい尻からとび出る俺のえぐいちんぽの根元ときんたま。最高だ。
 空却は両手を顔に当ててしくしく泣いている。鼻水や涎を垂らしながらひくっひくっとこぼされる涙に嗜虐心が煽られる。
「抜いて、抜いてよぉ……」
 無理な相談だ。今日はこの奥に孕ますくらいザーメンぶちまけるまで絶対に抜けない。
 俺は手を空却のつつましやかなおっぱいに伸ばした。乳首を人差し指でぴんぴんと弾き、親指と人刺し指でしゅこしゅこ♡と扱くと空却は喘ぎながらもいやいや♡と首を振る。どうにも快楽を享受することを拒否している。
 こんな時は例のワードの出番だ。
「空却、」
「ヒッ……♡ヒィッ……♡」
「いい子、だな……」
「う……?」
 空却の涙で濡れていつもより更に大きく見える瞳が真ん丸になって俺を見上げる。思わず胸を射抜かれる。体を下げて耳元に唇を近づけ、吐息たっぷりの声で囁いてやる。
「いい子だ、空却……」
「う〜……♡」
 にへらぁ。と空却が笑う。親指でくりくりとクリトリスを押してやると「う♡う♡」と嬉しそうに喘いだ。いいぞ。良い調子だ。いつものように堕としたいわけではないが、そろそろ素直に喘ぐ姿が見たい。
「ひとやぁ……♡」
「空却、突くぞ」
「へ?」
 ばちゅん!!♡♡短い宣言をし、腰を叩きつけると空却が背中を思いっきり反らした。わけがわからない、というように目を見開き頭からはぽろぽろとはてなマークがこぼれている。
 ばちゅんばちゅん!ばちゅん!
 しかしピストンをやめない。括約筋のうねりに抵抗して腰を突いては引く。引く度に内壁がめくりあがって吸盤のようにちんぽにひっついてくるのがかわいかった。
「んあっ!♡やっ♡んっ♡あ……っあ♡んんっ♡」
 きゅんきゅん♡と締め付けてくる感触は、おまんことは甲乙つけがたいが、違う趣があるとでもいおうか。とにかく極上である。俺は挿入したまま横に寝転び、空却の片足を抱きかかえて背後から更に深く挿入する。
「んやっ♡ふか♡ふかぁ……♡」
 ぐっと脚に力を込め、腰を叩きこむ。ちんぽを内壁でしごきあげる。
 伸びきったアナルの皺がかわいい。ひんひん泣きながらも快楽に抗えていないのがかわいい。アナルで感じてしまうところがかわいい。
「やだっ、やだぁっ……♡うんちする穴なのに……!♡」
 だからセックスする穴だ。
 いや、
「俺のちんぽいれるための穴、だよっ……!!」
「やらぁぁぁぁあ……!♡♡」
 腕に血管が浮くほど強い力で細く白い脚を引き寄せ、ばづんばづんばづん!!と腰を叩きつける。きんたまで音がなるほど白い尻を叩き、ベッドのスプリングがぎしぎしぎし!と軋む。
 もう出る。三か月間待ち望んだ射精ができる。奥の奥に種付けすれば空却は呆気なくいくだろう。そう躾けたのは俺だ。
 うんちする穴も、前のおまんこと同じ、セックス専用、もとい俺のちんぽ専用の穴にしてやった。してやれた。坊主なのにな。てかまだ坊主やれんのか、お前?
 ちんぽが射精に向けて一層凶悪に膨れる。きんたまもぐぐっとせり上がり、射精の準備を始める。ひくつくん尿道口とびくつくちんぽで察したのだろう、ふわふわの内壁が緊張を始める。ぎゅっぎゅっと更なる圧をもってちんぽを絞る。
「空却っいい子だっ!!」
「んんんんんんん♡♡」
 びゅ〜〜〜〜♡♡びゅるるる〜〜〜♡♡♡
 ばちゅん!ぐりぐりぐり!とちんぽを腰に押し付け、一週間溜めに溜め込んだほかほかでとろとろの熱いザーメンをアナルの最奥に射精する。びくんびくんっと跳ねながら射精するちんぽのザーメンを歓迎するかのようにアナルの内壁はぎゅうぎゅうとちんぽを下から上へ絞り上げる。強烈な搾精に口端から涎が垂れた。
「んあっ……♡あ……♡」
「けつまんこ中出しでイっちまった、なぁ……」
 空却の顔を覗き込む。アナルを調教され、果てに中出しされた少女はしくしくと哀れっぽく泣いている。しかし頬の紅潮は紛れもなく絶頂によるものである。俺は達成感に浸りながらよしよしと空却の頭を撫でた。
「ひくっ、ひくっ……♡♡」
 しょおおおお……と雨が降るような音とアンモニア臭に下を見る。裏からアナルをちんぽで叩かれまくった空却がおもらししていた。
 ちんぽが漲る。それに空却が怯えたようにひっ!?と声を漏らし、シーツの上を這いずって逃げようとする。その手を押さえつけ、
「もういっかい……」
 と、耳元で囁いた。



「本当にすみませんでした」

 セックスの後、ベッドの上で頭を下げる俺を空却は冷え冷えした視線で見下ろしている。
「いつからだ?」
「はい……?」
「いつから拙僧のケツ仕込んでたんだって聞いてんだよクソリーゼント」
「アッ四か月前です……」
 チっと空却が舌打ちする。俺は恐る恐る顔を上げると、全裸で腕を組んで仁王立ちしている空却が「なに顔上げてんだ」と早口で言ったため慌てて頭を下げる。
 あのあと盛り上がり空却の尿まみれのシーツで三回戦目までした挙句、泣いて嫌がる空却にバイブを使って二穴責めまでしてしまった。いくら俺が不敗の弁護士で優秀な脳みその持ち主だからといって、分が悪すぎる。口がまったく回らない。
「なあ獄、フェアじゃねぇよな?」
「へ?」
 空却が動く気配がする。ゴソゴソ、となにかを探る音……と、肩になにかがもたれかかってきた。空却だ。
「へぇ、アナル専用ローションなんてあんのな……」
 空却が手に持っているのは、例の三種の神器である。
 まさか。
 俺の顔から血の気が引く。
「獄ぁ、フェアじゃ、ねぇよな?」
 立ち上がり、ダッシュする――が、襟の後ろを掴まれて片手のみでたやすくベッドに沈められる。俺の腹の上に跨った空却は、アナルパールを舐めながら魔王も泣いて逃げ出すような凶悪な笑みを浮かべて俺を見下ろしている。
「拙僧は四か月かけてやれるほど優しくねぇからな?」
 俺が悪いのか!?
 いや、どう考えても俺が悪いな……


fin