銀さんを誘う(拍手ログ) - ag



生理が終わったのって何て言ったらいいんだろう。世の彼女、奥さん方は何て言ってるんですか?どっかの雑誌にアンケート載ってないかな。


「何そわそわしてんだよ。うんこかァ?」
「ちがいます」


鼻をほじりながらなげやりに聞いてきた銀さんを一蹴したあと、いやいやそうじゃなくて、と考え直す。生理が終わったからエッチしたい。今日は晴れたので散歩しようくらい、私にとっては当たり前の流れなのだけど、付き合いたてで日の浅い銀さんに対していかんせんどう切り出したらいいのかわからない。なんか、積極的な女の人はあんまり好きじゃないみたいなこと言ってたし。全然そういう雰囲気にならないんだもの。

とりあえず距離を詰めないことには話は始まらないと、ソファにふんぞり返ってジャンプを読んでいた銀さんの隣に移動した。神楽ちゃんは新八くんの家に泊まりに行ったから、今日こそはって思うじゃん。銀さんは思わないのかな。何にも考えてないのかな。


「……」
「いやだから何って。しょんべんなら行ってこいよ」
「トイレじゃないってば!」
「じゃあ何なんだってェ」


何を考えているのかはわからずとも、私がチラチラと視線を送っていたのはさすがに気付いたのか。銀さんはジャンプをぱたんと閉じて、いい加減面倒そうに私の方を見た。これじゃあだめだ。


「だから…今日……あーもう!!」
「うおっ」


勢いあまって銀さんの胸板に頭突きしてしてしまった。どうやら抱きついてるようだとわかってくれたらしい銀さんが、少しの間のあと後ろ頭を撫でてくれた。あ、やっと、いい感じじゃない?何て言えば。


「銀さん、私ね」
「……おー」
「む、ムラムラしてます!!」


顔を見合わせて、ぶはっと吹き出してしまった。デリカシーがないのはお互い様か。お似合いなんじゃないかな。