Memo

2018/09/23 02:00

20180923
長編1P更新しました。
オロチ発売前までにきますって言ってたので来れてよかったです。必死でした。

あ、あとこの章は1Pで終わりです。ぐだくだと長かったですね。ハハハ
あとなんか書いてて思ったけど、李典編に名前を変更したほうがいいのかもしれない…。それくらい出張ってる。
偏りがありまくって、ごめんなさい。すべては私の力量のなさです。

でも一応だいたいの章はメインの相手キャラみたいなのを決めてる(つもり)なので、そこから言うとまぁ方向性としては間違ってはないのかなあとか思ってしまってすみませんでした。
ちなみに章のなかでは隆景と趙雲メインのやつが個人的にお気に入りです。
あれ書いているとき、かっこよくて頼りになるけどスイッチはいると鬼のように怖い趙雲にはまってたんです。(なにそれ…)
あと、そんな激しくアツい趙雲と対照的な冷たすぎるほど冷静な隆景が書けて結果的にとても満足してました。

どうでもいいんですけど隆景が最近好きで、真田丸で探索に連れていきまくりでした。かわいいよね!
あんな顔して男の子っていうのが最高です。(同じ理由で蘭丸と半兵衛も大好きなんです。)
そして逆トリップとか書いてみたいな〜とか思い立って、ほんとのほんとのさわりだけ書いてみたんで暇な人は読んでみてください。
ここまで読んだ方はそんなもん書いてないで他のもん更新しろや!とお思いかと思います。私もそう思います。私たち気が合いますねアハハ


では!次回は年内を目標にがんばります。オロチ3があるから甘めの設定!!

※主人公の名前「みどり」でかいてます。








それはうららかな夕暮れ時のこと。
仕事を終え帰宅したみどりは、買ったばかりの本をゆっくり読みながら、至福のお風呂タイムを堪能していた。

音楽もかけず、窓をすこしだけあけて、たまに頭に巻いたタオルをしめなおして…

「……」

次のページをめくろうとしたその時だった。



ーーーーーバッシャン!!!


「えっ!?な、何っ!?………ああっ、本が!」


いきなりすごい水しぶきがあがって、みどりの視界は一瞬何も見えなくなった。
それと同時にもっていた本にもしっかり水がかかってしまい、もう読むことは難しそうだ。

せっかくいいところだったのに。

がっくりとうなだれたみどり。
そういえばさっきの水しぶきは一体なんなのだろう、そう思ってそっと顔をあげた。


そこには。





「……………………こんにちは…………??いらっしゃい……??」


「…え?あ、あぁ……こん、にちは………」



着物を着た知らない人が、水浸しになっていました。











「えっと………」


どうしよう。


みどりは心からそう思った。
目の前の人は目をぱちくりさせて呆然としている。
状況が飲み込めていない様子だ。私も一緒だよ。
しかし、ずっとこのままでいるわけにもいかない。

とりあえず自分はまず風呂からでなければ。

そう思い、浴槽の縁に手をかけた瞬間、一時停止。
そのまま相手の顔を見て、愛想笑い。


「ごめんなさい…ちょっとアッチ向いてるか、目を閉じてくれる?お風呂から出るから」


「あ……っ、も、申し訳ございません!」


言うやいなや、相手は顔を真っ赤にして手で顔を多い、体ごと壁に向き合ってしまった。

「…ありがとう」

そこまでしなくてもいいんだけど。
と思いつつ、悪い気はしない。
みどりは安心して浴槽から出ることができた。


いやー、にごるタイプの入浴剤いれておいてよかった
本当に。

脱衣場に出て扉をしめる。

「もう目をあけていいですよ、ありがとう」

風呂場にむけて声をかければ、小さく水音や衣擦れの音が聞こえてきた。
タオルで体をふきながら、みどりはもう一度風呂場へ声をかけた。


「今着替えもってきますから、ちょっと待っててくださいね」


もう一度ちゃぷん、と、水の音が聞こえた。







みどりは着替えを済まし、再び脱衣場に戻ってきた。
そのままゆっくりと扉をあける。


「お待たせしました。すみません。でられますか?」


その人はまだおとなしく浴槽に浸かったままだった。
白い着物がぺったりと肌に張り付いて重たそう。

みどりの問いかけに、橙色の髪の毛がぎこちなく頷いたのを見て、そうですか、とにっこり。


「体を拭くものと着替え、ここにおいておきますから。脱いだものはお風呂場に置いたままでいいですよ。あと、脱衣場を出て右手が居間ですんで、私はそこにいます。落ち着いたら来てくれると助かります」


タオルと、まだ袖を通していないTシャツと短パンを置くとみどりはそっと脱衣場を出た。



タオルで頭をふきながら居間に戻ると、外は綺麗な夕焼け空だった。
いつもどうりテレビのリモコンを手にとって電源を………入れようとして、やめた。

リモコンを机の上に戻し、台所へむかう。

「なにか食べるもの、あるかなぁ…」


と独り言をいいながら、ちいさな冷蔵庫からたまご、のり、半端に残った野菜たち、魚肉ソーセージを取り出してシンクにならべる。

冷凍庫から冷凍ごはんを出してレンジにいれる。

解凍ボタンを押したところでフライパンを取り出し、油をたっぷりひいて火にかける。

野菜と魚肉ソーセージをフライパンの上からキッチンばさみでてきとうな大きさに切り、程よくあたたまった油へ投入。
塩コショウで味をつけつつ炒めていくと、電子レンジの呼び出し音が鳴り響いた。

ちょうどごはんも解凍されたようだ。

フライパンへごはんをいれて、野菜たちと混ぜ合わせるように大きく炒めていく。

そこへ卵をフライパンの上で割り、火が通りすぎる前に炒める!!

最後にもう一度塩コショウで味付けし、おまけに醤油をひとまわし。
暖かいうちにラップに適量盛って包み、軽く形を整える。

大きめののりで全体を包み込むように巻き、もう一度ラップでぎゅっと包めば…


「ずぼらチャーハンばくだんおにぎりのできあがり〜」


白いお皿に黒くて丸い、いわゆるばくだんおにぎりが4つ。
ふつうのばくだんおにぎりと違うところは、中味がチャーハンってところだけ。
付け合わせにインスタントのわかめスープでも飲もう、とケトルに水を注ごうとくるっと振り返った瞬間、


「あ、あの、」

「うわあっ!」

「!!」



目の前に人がいてとんでもなく驚いた。
思わず大きな声をだすと、相手がその声の大きさにビクッと肩を揺らしていた。ご、ごめん…。


「ご、ごめん。まさか真後ろにいるとは思わなくて」

「いえ…「着替え」、有難うございます。」

「ああ、サイズ、ちょうどいいみたいですね。よかった」



どことなく不安そうな顔をしているその人に、水をいれたケトルをセットしながらニッコリと笑いかけると、顔の強ばりが少しだけ緩んだ気がした。


「あの、すみません…私は…」

「あの!」


なにか良いかけたその人の言葉をさえぎるように声を発した。



「お腹すきませんか?」



おわりです。
ずぼら以下略、ただチャーハンを海苔でまいただけですが美味しいのでよくつくります。洗い物を極力少なくするのも重要。私にとっては。
あと私はのりが好きなので絶対まきます。(なぞ情報

主人公はすごく朝早くからの仕事をしてて、そのぶん早く帰宅できるっていう設定がありましたよ。いちおう。
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