▼2019/05/22:五条悟
「あ、やっほーちょうど良かった」
夕方、任務終わりに報告書を提出しに高専に寄ったら五条さんに会った。
「偶然だね、どうしたの?」
「や、忘れ物、して」
忘れ物なんて嘘だ。報告書だしにきましたこれで帰りますサヨナラで話が終わるのに私はどうしてこうなんだろう。
五条さんはちょっと苦手だ。何もかも見透かしてるような感じがして。
「ふぅん、でもいま誰もいないから報告書は明日でもいいんじゃない?」
ほら、こういうところ。なんでもお見通し。
私にちょっかいかけてくるけど本当に真意が見えなくて怖い。
七海さんに昔五条さんのことを漏らしたことがあったが、私が相当酔っ払っていたので忘れてしまった。意味がない、七海さん、すみません。
「え! そうなんですか? じゃあ私も帰りますね、失礼します」
「え、帰っちゃうの? ちょっと待って」
手首をゆるく掴まれる。動けない。意図がわからずオロオロしてると五条さんの手にミニブーケが。
なんでこの人こんなの持ってるんだろう。相変わらず手を離してくれないし。
「はい、これあげる。今日貰ったんだ〜。僕の家にあっても枯らしちゃうだけだし、お前の顔好きだからさ。僕のこと見て欲しくて」
今なんて言った?
「は…?」
「だから、あげる。そんで告白。あーあ、アラサーにこんなこと言わせてどーするの? てか今まで散々アピってたんだから気づいてよ」
もう訳がわからないし、何を言ってる??
「……この花束の花が枯れるまでに返事聞かせて? 待ってる」
じゃあね〜
五条さんはそう言い残してどこかに行ってしまった。
「……うそでしょ?」
もうわけわかんない