「えっ、泳ぎ?プール?」


数日後、神楽ちゃんからお妙さんを通じて連絡があった。


「そうなの。プール。行った事あるかしら?神楽ちゃんがね、みんなでプールに行きたいんですって。どうです?一緒に行きませんか?」


一緒に乾き終わった洗濯物を畳みながら、お妙さんは話しを続けた。


「みんなって言うのは…」


「あ、銀さんももちろん来るわよ」


「あ、いやそのそういうわけではなくて…」


「あら違うの?」


と、先手をきられてしまった。強ち間違いではないのではないが私は言いたかったのは、


「男の人達もいるんですか?女の人だけでプールじゃなくて…」


「あ、そういう事ね!そうよね。ま、強制ではないから少しだけ考えてみてちょうだい」


そう言われたあと、悩んでいた私をみていたかのようにしばらくして神楽ちゃんがやってきて、むち打ちになるかと思うくらいに肩を揺さぶられ説得させられた。水着が無いと言う理由も、「あら、なまえちゃんがうちに来てくれてから色々と手伝ってくれてるからそれくらいは私からプレゼントさせて?」と言われ、結局プールに参加する事となってしまった。










「きゃっほぅー!!!買い物アルー!みんなで買い物アルー!」


あれから数日後、お妙さんと神楽ちゃんと3人で水着を買いに来た。


「なまえ!これなんかどうアルカ?」


テンションの高い神楽ちゃんはお店に設置された水着コーナーを見つけると駆け出して、ひとつの水着を私に渡してきた。


「えっと…神楽ちゃんこれは一体…」


「神楽ちゃん、貝殻はダメよ。これは武田久美子のみ装備を許されている、いわば天空の鎧なの。まだなまえちゃんにはレベルが足りないわ」


「天空の鎧だと!?そんな物がここでは買えるアルか!?金の力とは恐ろしいアル」


「…」


少し不安を感じた時に、「お客様にはこちらはいかがですか?」と、私たちのやり取りを見ていたであろう店員さんがいくつかの水着を持ってきてくれた。その中で私の目が止まったのは、フリルの付いた綺麗な淡い水色の水着だった。


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