「……本当に双子なら、こんなことしねえよ。わかってんだろ、お互い」
【名前】中原中也
【渾名】兄弟、ナカハラ
【媒体】在りし日の歌
【特記事項】
海月に「一心同体の双子」認定されている文豪。本人はそこにこだわりも拒絶の心もないため、適当に「兄弟」と呼ばれ続けている。
仮にも兄弟という間柄ではあるものの、周りには秘密で肉体関係を持ち続けている。中原自身海月に抱いている感情が不透明なままなので、愛の言葉を投げかけることは一切ない。
ただ、誰かのものになるのは嫌だという気持ちばかりが膨れ上がっている。
海月の本来の性別を知っている。
「やってらんねーよ……酒持ってこい、酒ぇ」
「おいおい、俺は詩人だよぉ? ふざけたこと言ってくれんじゃねーか」
「いつか俺らの関係は終わりを告げるんだろうさ。なら、その前に、俺は」