芥屋 紫尾


「僕はねぇ、人間失格なんだってよ。笑えるね」

【名前】芥屋 紫尾(アクタヤ シオ)
【性別】♂(体は♀)
【現実年齢】22
【花言葉】シロツメグサ(四つ葉)、ニシキギ、クワ
【誕生日】04/01、04/02
【一人称】僕、私、自分
【二人称】貴方、君、お前
【秘密】動物を痛めつけることに性的興奮を覚える
【本性】良心が欠落している
【表層トラウマ】動物加虐性愛(ズーサディズム)
【深層トラウマ】社会病質者(ソシオパス)

【詳細】
 虚空をぼんやりと見つめていることが多い高校三年生。どこか曖昧な態度を取り、人の話を聞いているようで聞いていないことも多々ある。
 トランスジェンダーであり、メビウスに来たのに肉体が男になっておらず多少残念に思っている。しかし胸が男性並みに縮んだことはμに感謝しているようだ。
 肌や粘膜同士の接触を嫌っており、常に大きめのマフラーを首に巻いている。また羽織っている制服の上着もサイズが合っておらず、袖口から手が出ることは滅多とない。ズボンの裾も地面に触れており、擦れている。
 基本自身から対話することがなく、話しかけられたら返事を二度三度返す程度に収まる。聞き上手ではあるが内容を覚える気はあまりない。

 家庭環境が複雑だったこともあり、人そのものを毛嫌いし罵倒する態度が目立つ。特に恵まれてきた人間を見ると目の敵にする傾向がある。
 反面人外に対しては寛大であり、何をされても怒ることはない。
 と外部の人間からは見られているが、その本性はソシオパスに他ならない。幼少の頃から命を弄ぶ行為に快感を得ており、今もそれは変わらない。
 また他人の情を汲み取ることが出来ず、今まで散々指摘されてきた過去の経験を用いた上で相手が欲しがる言葉をかけているに過ぎない。だからこそ体験したことのない場面に遭遇すると途端に閉口する。何を言えばいいのかわからないし興味がないから。
 倫理観が欠落しているため、普通の人間なら眉をしかめるようなことを時と場所を弁えず宣うこともある。本人は気の付けようもないのでどうにかしたいらしい。
 現在は禁欲中だが、家庭内のストレスが彼に向いていた頃は生き物を捕獲しては扼殺していた。特に鳥を絞め殺すことに類まれなるこだわりを持つ。
 しかし自らのサドマゾヒズムが異常性に溢れていることはある程度理解が及んでおり、またそれにコンプレックスを持っているためか現実から目を背けてしまっている。
 が故に、死生観が同等のサディズムをこじらせた男性、琵琶坂という存在のせいで己の自制心が揺らいでいるのは紛れもない事実である。

 メビウスに堕ちた理由は上記の理由から。人として破綻している特異な己に心底嫌気がさしており普通に生まれ変わりたいとずっと願っていたが、μが叶えてくれたのは胸を縮ませることと身長を伸ばすことくらいだった。
 「卒業」前はメビウス内にいる造られた存在の鳥類を度々捕獲しては扼殺していたが、帰宅部に加入してからは手を出していない模様。

「どうせなら体も男にしてくれりゃあ良かったのに」
「……別に、なんでもないとも」
「なーにが闇が深いじゃ。こちとらマジモンの性的サディズムやぞワレ」
「ああ……ごめんなさい、僕人に興味が無いから名も顔も覚えていないんです」
「その死体ってやっぱり滅多刺しにされていたのかな。……え? ああ、食事中だったね。ごめん」





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