
「……俺が気になるの? 俺……アルタイル。彦星、って言えば想像つきやすいかな。あの星だよ。似合わないだろ?」
「俺よりも他の星んところに行きなよ。俺は貴方と関わりたくないです」
「……あの人だけは許せないんだ、だからこの役目を降りてでも、星位置を破壊してでも終わらせる」
「今は本当でも、それがいずれ嘘になる日が来る。そういうものなんだよ、──こんな世界」
【名前】アルタイル(Altair)
【真名】星田 彰(Akira Hoshida)
【性別】おとこのこ
【年齢】14
【死因】自殺
【星位置】尾の内側
【一人称】俺
【二人称】貴方
【詳細】
夏の夜空に輝く、夏の大三角を構成する一等星のおとこのこ。奇形星に該当する星の子で、全身から角が生えているため見た目が少々痛々しい。
人そのものを好いておらず、いつも孤独に佇んでいる。誰かを信じようとする気配も感じられないため、星の子としても孤立してしまっているようだ。
七夕の星としての相方、ベガとは前世からの確執がある素振りを見せ、異常ともとれるほどに忌み嫌い憎んでいる様子を隠そうともしない。それこそ刺し違えてでも、という強い意志を感じられるため他の星が警戒している。
全てにおいて諦観して信じないように振る舞う彼の心中は誰にも計り知れないが、少なくとも彼の心を紐解く鍵を握っているのはベガであることに間違いない。その鍵が解放されるのかどうかはともかくとして。
星の子としての定めそのものは粛々と行うため、根は真面目で心優しい少年なのだということが伺える。
シリウス、ミモザと同じく虫の能力を持つ。彼はハエが関係している。
「話すことなんて何も無いです。どいてくれませんか」
「……こんな時俺に力があれば、貴方を吹っ飛ばしてやるのに」
「ミーティアは気が触れているのか? 俺に善行を成せだなんて、あんまりにも残酷がすぎる」
「星になる前の事は話したくない。……ああ、死因ならいいよ、話そう。飛び込んだんだよ、通学途中の駅に」
「もう誰だって信じられない。信じたくない。手遅れなんだ、俺も貴方も。この世界そのものも」
「……ミモザさんが言うように、本当にいるのだとしたらとんだ悪党ですよね、神様って。救いもせず掬うのがお上手だなんて、あまりにも笑わせてくれる。エンターテイナーなのか?」
「俺は俺自身も信じられないんです。だからもう関わろうとしないでくれ。その優しさが、その言葉が、温かさが痛くてたまらなくなるから」
「救われたいだなんて今更思ってないですよ。ただ、生きるにはあまりにも酷だなあと常々感じているだけで」
「この怒りは、……悲しみは誰に向けたらいいんだ? 教えてくれよ、神様」
「こんな世界、大っ嫌いだ」