ミモザ  





「常星の世界へようこそ、わたしはきみを歓迎しますよ」
「神の祝福があらんことを……ああ、失敬。癖のようなものです、どうかお気になさらず」
「死ぬと天に還るのだとばかり思っていましたが、どうやらわたしにはまだ使命があったようで……ふふ、このような役目を与えられるとは夢にも思いませんでしたよ」

「ミモザ、と聞くと馴染みがないでしょうか? みなみじゅうじ座の一等星で、非常に美しい星なのですよ」



【名前】ミモザ(Mimosa)
【真名】ファウステラ・アカルディ(Fausstella Accardi)
【性別】おとこのこ
【年齢】32
【死因】死刑
【星位置】背中付近に生えた石
【一人称】わたし
【二人称】きみ

【詳細】
 南十字星を構成する一等星のおとこのこ。穏やかな雰囲気と柔和な表情、大きな太眉と糸目が特徴。
 生前は神父として勤めていたらしく、見ての通り司祭服を纏っている。首元には赤い十字架を下げており、決まった時間帯に神へと祈りを捧げているようだ。
 星の子として第二の生を受けたことに関しては、神からの新たな試練、また使命であると感じており務めに積極性を見せている。
 ミーティアに関しても似た姿勢でおり、一説では主神と感じているのではないか? との声もある。
 シリウス、アルタイル同様虫の能力が与えられており彼は蜂の力を持つ。毒針は星獣の姿になると生えてくるらしいが、何故かその姿にはなりたがらない。
 ウヌクアルハイと共に行動することが多い。



「神様は見てくださっていますから、必ず救われます。その涙も無駄にはなりません」
「わたし個人の話、ですか? ……ふふ、知りたいと感じて下さるのは、非常に有り難いことですね。ですがわたしに語れるほどの過去はありませんから」
「この見た目ですから、子供にも好かれやすいんです。ですが……その、眉をグリグリされるのが少し困るといいますか」
「悪しき行動はいずれその身に帰ってきます。神は見ていますよ」
「おやおや、ふふふ……どうなさいました? わたしでよければ、話を聞きますよ。迷える子羊さん」

「シリウスとは反りが合わないんです。だって、蜘蛛と蜂ですよ? 食べられてしまいそうで恐ろしいじゃないですか。……なーんて」
「神に仕える身でありながら毒蜂だなんて、主は何をお考えなのでしょうね……。ええ、その……少し、あの姿に成るのは気乗りしません。お世辞にも美しいとは言えませんから、わたしの場合は」
「……そろそろ飽きて来ているんだ。だって、同じことの繰り返しだもの」

「神様? そんなもの、いる訳が無いでしょ。愚鈍な人間が言い逃れをするために生み出した都合のいい藁だよ、あれは」





「神は死んだ。昔わたしが殺したからね」




ALICE+